カナダの大きなダウンタウンと言うと、どこがあるでしょうか?
日本人留学生に人気があり世界的に有名なバンクーバーもありますし、フレンチ・カナダの総本山である、モントリオールという方もいると思います。
わたし個人が16年間も住んでいるのはカナダ最大の都市であるトロントになります。このトロントですが、人口や経済規模から最も発展している都市と言ってもいいと思います。
この記事ではトロントのダウンタウンとトロントの郊外などに住むと、どのような利点と欠点の違いがあるのか?という事を調べた記事になります。
(今回は、個人の意見に偏る可能性もありますので、トロントの人気ブロガーの記事も参考にさせていただいています。 2記事は下記 )
トロントのダウンタウンの定義は下記 電車のTTC圏内とします。
交通機関などのアクセスがいい(便利)
トロントと言えばカナダの大都市の中でも交通機関は屈指のアクセスの良さを誇ります。例えば、トロントの市役所(シティホール)からピアソン空港に行くルートは1つでありません。
タクシーなどで行くコースが一般的かもしれませんが、UNION駅から高速シャトルが出ています。たしか、片道で$10くらいで20分くらいで着きます。
もちろん、ローカルの電車で1時間以上はかかりますが$4以下でも行く事が可能です。また少し前に新聞で見たのは、ヘリコプターなどをピアソン空港とつなぐルートですね。
このルートはニューヨークのように開通はしていないようですが、現在検討中のルートのようですね。
また、バスや電車などがやっている時間帯も24時間だったり/かなり遅くまでやっているのでこの点もありがたい事ですね。
つまり、トロントはどこで行くにもアクセスがいいという事になります。
買い物などにも便利
トロントにはショッピングモールなどがかなりの数 存在します。
また、コンビのようなキオスクもかなりの数、存在します。つまりこれは買い物などに行くために時間をかける必要がないという事が言えると思います。
トロントから3時間くらい北に行くと、本当に田舎でスーパーマーケットなどに行くのも車で30分くらいかかるケースがあるのですが、トロントのダウンタウンではありえないケースですね。
治安が悪い(人口が多いからと言う人もいるが..)
これはかなり議論があると思いますが、一般的に言うとダウンタウンの方が治安が悪いという事で間違いないと思います。(少なくても郊外に比べると)
わたし個人はトロントの警察署などが提供している犯罪率(様々な犯罪)を調べていますが、ダウンタウンの方が犯罪が多いというの下から確認できます。
トロントの犯罪の種類などの調べ方を書いた記事はこちら
ただし:一部の方にダウンタウンは人口が多いので、あるていどの犯罪は当然の結果でそれが原因で”犯罪が多いように見える”と言っている方もいますね。
世界的に有名なイベントの多くはダウンタウンで行われる
カナダのトロントで世界的に有名なイベントと言えば
トロント映画祭
このトロントの映画祭と言うとベルリン、カンヌ、ベネチア、モスクワと来てトロントの世界 5大映画祭の一つと言われますね。
確かに、このイベントの時はダウンタウンの交通機関が一時的にマヒすると言われていますからね。
トロント・プライドパレード
は同性愛者のためのパレードでカナダでは毎年、100万人を超える方が参加されるといいます。
カナダ国内ではもちろんですが、アメリカの大都市にも引けを取らない規模と言いますね。
カリバナフェスティバル
このカリバナですが、主に中南米が主催の祭りみたいですが、これも北米では最大規模と言いますね。
その他
さらに上記以外にも、アフリカ音楽祭やポーランド文化祭りも北米、最大の規模と言いますので北米最大規模のイベントがトロントのダウンタウン(すべてTTC圏内で行われます)には多いという事が言えると思います。
仕事関係
求人が多い(ただし、同じ仕事でも地方の方が賃金が高いケースも)
トロントはカナダで最大の都市になります、つまりこれは経済規模が大きいという事が言えると思います。
これは仕事などの求人が多いと言えるのかもしれません。
ただし、求人が多くても求職者が多い場合もあると思いますから、仕事はあっても仕事を見つけるのが簡単とは言えない可能性もあります。
またわたし個人が参考にした記事では、仕事が多くても、給料が他の都市に比べる少ないという結果になったみたいです。
スタートアップ企業が多い
これも下の記事から得た情報ですが、トロントは北米で4番目にスタートアップの企業が盛んな都市で間違いないみたいですね。
スタートアップが多いという事は、それだけ革新的な環境が整っているという事ですね。確かに郊外に行くと、スターアップではなくて大手のスーパーマーケットとか、量販店とかが多いですね。
多様性(ダイバーシティ)
移民が多い
トロントは北米でも屈指の多様性がありますね。これは移民の件で間違いないと思います。トロントはあのニューヨークと比べてもさらに多様性があるといわれています。
具体的にニューヨークの移民率が30%程度と言われていますが、トロントは半分にも達するというデータがあるくらいです。
ただし、この多様性もトロントの中心部に多くて、トロントから離れると徐々に薄くなってきます。
お店が多種多様である
上記の移民の方々のおかげで、トロントには色々なお店があります。たとえば、インド料理や、中華、日本食にはじまりロシア料理もあります。
もちろん、飲食だけにかぎりません。
ファッションなどだと、ジャマイカのレゲエのようなものとか、インドの民族衣装のサリーとか、ベトナムの伝統衣装のアオザイなどもお店もありますね。
これも移民が少ない地方にいくと、ほとんど見ません。
環境が悪い
工事が多い
日本でも、大きな都市の方が工事が多いという欠点があるかもしれません。これはトロントなども一緒で、つねにどこかで工事をしているような感じです。
また、ラッシュアワーの車の渋滞なども昔からトロントでは排気ガスの問題として根強いですね。
空気が悪い
そのために、やはり地方の都市に比べると環境面で難点が出てくるみたいですね。確かに、トロントから北に3時間も行くと本当に木だけになりますから、ここと比べると当たり前の結果になります。
冬は寒く夏は暑い
これは下の記事から引用ですが、トロントのダウンタウンは意外に寒いみたいですね。しかも、冬は寒く、夏は一段と暑いみたいですね
正直な話しでわたし個人にはこのようには感じませんが..
人口が多い
トロントの近郊を表す表現であるGTAはカナダで最大規模の経済圏で500万人くらいが住んでいると言いますね。
このために、渋滞などがひどくなるという事は間違いないと思います。
ちなみに、わたし個人が学校も通っていた時期にはバスや電車が日本のように超過密になるのは日常的な事でした。
物価が高い
賃貸
トロントはバンクーバーなどと比べると、カナダで最も物価が高いと言われていますね。つまりこれは賃貸などの物価も高いと考えていいと思います。
事実、わたし個人はオンタリオ州のいくつかの小さな町に短期で滞在していますが、物価はやはり安いですね。特に賃貸などです。
建物が古い
1度でもトロントなどは来たことがあれば、わかると思いますが伝統的な街でかなり前に作られた家がなどが多いと思います。
レンガつくりの家や、教会や市場などもちょくちょく存在しています。
そのために、多くの家が部分的に修繕をしたりして、長く使うという感じになっている場所も多いです。(ただし、建物が古いと賃貸が安いケースも多いです)
乾燥機や洗濯機がない
古い、アパートメントのために建物の中に洗濯機や乾燥機がないという場所も存在します。
そのケースでは家の外にある、有料の洗濯機や乾燥機などを使う必要があります。
このケースでは手間もコストもかかることになりますね。他方、トロントから外れるとトロントのダウンタウンに見られるような建物は減っていき、モダンなタイプの家が多くなります。
まとめ
という事で、トロントのダウンタウンに住む利点と欠点を書いてきましたが、利点として多様性があるや、交通機関のアクセスで欠点としては工事が多いや、人口が多いなどのことを書いてきました。
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(1)https://blog.padmapper.com/2018/09/28/pros-and-cons-of-living-in-toronto/
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