カナダに永住する際に考える事と言えば、カナダ生活に適応できるか?で間違いないと思います。ですが、深く考え見ると、そもそも適応するというの言うのはどのような意味なのか?という事ですよね.
適応しないと、永住できないと皆さん言いますが、ここを深く掘り下げた記事はあまり見ないように思います。そこで、今回は適応する事に必要な7つの事を個人的に考えてみました。
この記事を見ていただくと、カナダ生活に適応するために必要な知識やスキルが分かるようになります(あくまでもいち個人の視点です。ぜひ参考にしてください。)
語学力(英語/フランス語)
いきなり結論から書きますが、ある程度の英語力/フランス語が(ともにカナダの公用語)必要です。
いつかの記事で、カナダには日本人がすごく少ないという話をしたと思います。これは恐らく、カナダは地理的に遠いという事も影響しているという事なんだと思います。
ちなみにカナダ国内の日本人は一番多いといわれるバンクーバーで2%程度で、カナダ 全体だと200人1人程度になるようです。
これは遠回しに考えると母国語の日本語で問題を解決できない可能性が高いという事なんですね。
実は、アジアの一部の国ではカナダで生活していても英語を覚える必要のない国もあります。これはその言語だけで生活していけるからです。
しかし、我々の母国語である日本語は世界的にもマイナーな言語に入ります。また、英語やフランス語などのカナダの公用語でもありません。
ゆえにある程度の言語力が必要と言うわけなんですね。
ちなみに下記によると2015年度の日本人の新規の永住権保持者が994人となり、2015年度はカナダ・全体で30万人となっていますから、やはり永住権保持者も極めて少ないと言えるようです。
さらにカナダ統計局によるとカナダ在住で日本語を母国語としてはなす人の割合が4万7千人となり、全体の0.1%になるようです。
これは北京語、広東語(ともに中国)、パンジャビ(インド)、タカログ(フィリピン)で全体の30%を占めますのでいかに少ないかという事がわかります。
つまり、短期間ならともかく日本語だけでの海外永住は難しいです。
これにてカナダ生活での英語の必要性が分かっていただけたと思います。
カナダでの交友関係
たまに、友達がいなくとも生活に支障はきたさないし、実際にいないという方がいますよね? このような方は、確かに存在するようで個人的には凄いと思います。
ただし、一定の悩みごとなどは親族にすべてできるわけではないと思います。その時に頼りになるのはやはり親友と呼べる友だったりしませんか?
個人的にも悩みを聞いてくれるアジア系の友達がいて、飲みに行ったりする関係ですがかなり助かっています。まぁ、簡単に書くと友達とは支えあう関係なのかもしれません。
つまり、お互いを理解できる友達が必要なのかもしれませんね。
仕事に適応する
カナダで生活していくのにお金を稼ぐ必要がないという方は稀だと思います。事実、ほとんどの方が仕事をしていく事になると思います。
ここで必要なのがカナダ国内でも仕事に適応する力が必要だという事ですね。これはカナダでも日系の会社があるから問題ないのでは?
と思うかもしれません。ただし、少なくても現在のカナダでは同僚のすべての方が日本人で顧客も日本人と言う業種はかなり稀です。
そのために、カナダに移住という事になればその仕事環境に慣れる必要があります。具体的に話をすると、同僚でいつも定時に帰る人がいたらムカつきますか?
3時間おきにお祈りだと言って、15分間 席を外す同僚がいたらどう思いますか?
イライラする前に考えてほしい事は日本ではなく、カナダでの仕事の在り方を考える必要があるという事ですね。
郷に入れば、郷に従えと言いますよね? 何が正しいか?そうではないか?は国によって違うのです。
食事に適応する
カナダで生活する以上は、日本のように24時間 コンビニで買い物ができるわけではないですし、日本のように新鮮な野菜がいつでも食べれるというわけでもありません。
これに加えて、日本人が好きな魚介類がカナダの平均的な給与水準から考えると金額的に高くなっています。
ですので、少なくても加工後の魚介類(例えば寿司)の食品は日本ほど食べれないかもしれません(あなた次第ですが)。
ただし、食の面ではバンクーバーに加えて、日本人が多いトロントなどはかなり有利です。
日本食屋さんが多いだけではなく、日本製品を専門的に売っているお店も多くあるからですね。ただし、ここもかなり高い、日本の定価の2倍から3倍が相場です。
下記は少なくてもカナダでは大きなアジア系のチェーン店の1つで、値段も少し高いくらいの価格ですが、それでも日本と比べるとかなり高いです。
具体的にサーモンが6切れで1200円とか、また下記の写真は寿司コンボで約 4000円(税込み)くらいみたいですね。クオリティが高いのでは?
いえいえ、スシローの方が高いです。 もちろん値段でも!スシローなら2千円でおつりがくると思います。
そのために、個人で自炊するなどして日本食に近づける必要があるかもしれません。日本食が食べれなても問題ないと言う人がいるかもしれませんが、実際に何年も食べれないとなると本当にきついです。
そのために、個人的には他のアジア系の国の料理を食べ始めてからはや十余年、いまでは完全にカナダの食生活に慣れてしまいましたね。
健康管理
突然ですが、日本の国民皆保険 制度は世界的にも抜群に優れていると言う話をしたことを覚えていますか?
先進国のカナダですら、病院などの手術代などは無料ですがお薬などは保険の適用外です(ほんの一部は適用)。そのために、会社の保険などでそれをカバーするのが一般的です。
つまりこれは、会社の医療保険に頼らないと薬は100%、自己負担になる可能性があります(ただし、個人でも一定の金額であるていどの任意保険には入れるようですが)。
また、業種によりますが全体的に正社員でも医療保険などを提供している会社だけではありませんし、すくなくてもオンタリオ州の法律では医療保険を正社員に提供する必要はないようです(業種によって多少は異なる)。
そのために、カナダで生活をするならカナダのオンタリオ州の保険であるOHIPだけではなく、薬にも使える保険が必要になると言ったケースも考えても就職をするといいと思います。
事実、日本では2千円くらいで済む薬もカナダでは保険の適用外で2万くらいになる可能性もあるという事ですね。
ストレスをコントルールする
また、ストレスをコントロールする事も重要な要因の1つです。ここで言いたいのはある程度のストレスはプラス働くという事が言いたいのです。
学生時代には約、4か月間ごとに期末テストの期間が訪れます。このたびに緊張がMaxに到達するんですが、それゆえに期末テストの期間は1日に12時間でも足りないくらい勉強しました。
そうですね、勉強だけで他にやる事がないくらいです。もちろん、ストレスはたまるのですが、このストレスをジムなどでリフレッシュできた事はプラスだったと思います。
もちろん、ストレスコントロールは学生時代だけではなく、仕事をするようになっても必要なスキルのうちの1つですね。
ただし、ストレスは100%悪い物ではないです。緊張と言うストレスはあなたの成長のために必要な物でもあるのです。
ちなみに個人的におすすめなストレス発散方法 in Canadaは?
文化を理解する(慣れる)
最終的にはここに行きつきます、日本人だとあり得ないという事が多いのがカナダ生活です。
例えば、上記で説明したとおりに仕事ですね、定時に帰る人がほとんどだったり、1週間に数回は業務の開始時間に間に合わない方もいました。
また、個人で会社に対して給料など交渉をする方も多いのがカナダです(個人的にも何回か、HRを前に給料の交渉を行っています)。
当然、日常生活でもバスを乗っていると、時間通りに来ないという事が頻繁にあります。
また、バスを乗車中(もちろん、一般の業務中です)に運転手がコーヒー屋さんの前で停車してコーヒーを買いに行く光景を何回も目撃しています。
当然、日本ではあり得ませんが、それはカナダでは日本ほど悪い行為ではないです。文化の違いが出ていると言う他に表現のしようがないのです。
まとめ
という事でカナダ生活に慣れるという事を真剣に考えてきました。食生活や健康面での管理など色々ありましたね。あくまでもいち個人の考えを書いたにすぎませんが、参考にしていただければと思います。
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