ここ数年でカナダで永住権を目指してカレッジなどに行く方が増えてきているようです。わたし個人もカレッジの学位(3年の就労ビザ取得可能な)からの永住権の取得が一番 確実性が高いように思います。
昨年にカナダカレッジからの永住権の取得がおススメと書きましたが、まったく欠点がないとは言い切れません。
そこで、今回はこのカナダ・永住権のカレッジルートの欠点を書いていきたいと思います。ぜひ参考にしてください。
学費が高い
カレッジは4年制大学と比べると学費が安いのは間違いありません(平均を取ったケース)しかし、それでも1年間の学費が、高いところで200万円、安いところでも100万円【2019年のデータ】
程度はかかります。しかもこれはいまから3年程度の前の学費の値段ですからここから皆さんも知っている通り円安になっているので実際にはさらに上がっている可能性があるわけですね。
そうですね、学費が高いというのがこのカレッジルートの欠点の1つです。
上記にカナダのオンタリオ州のカレッジの授業料の金額を調べられるサイトを貼っておきますが、都市部に近づくにつれて学費が高くなる傾向があるようです。
やはり2019年よりも値上がりしていますね。
また同じカレッジでも学科によって学費がかなり異なりますね。2022年の情報です。
入学に高い英語力が必要
カレッジ行くと言ってもすぐに入学できるわけではありません。日本でいう、短期大学に該当すると考えることもできますね。
そのために、入学するには高い英語力が必要なんですね。これは特に公立のカレッジの方が高い英語力が必要と言われていますね。
具体的にTOEICでいう800点くらいは必要なカレッジが多いですね。
また、たとえTOEICの800点を持っていてもほとんどのカナダのカレッジでは入学証明には使えないとされていますね。TOEFLやIELTSの基準でそれをパスしないといけません。
これには、アカデミックな内容(例えば、地球温暖化など)の長文を英語で書く試験も含まれているために英語で文を書くという事に慣れていないとかなりの時間を使わないと合格できないと思います。
ただし、それでも高得点を取得する方法はあります。適切な単語やコンジャンクションなどをうまく使う事ですが、それはまた時間があれば書きたいと思います。
卒業するのが大変
TOEFLやIELTSに合格をして、晴れて入学をしてもそこからが大変なのがカナダ留学なんですね。その英語を使って特定の分野をさらに勉強していなかいといけません。
例えば、国際ビジネスを専攻するにしてもそれを卒業する前にマーケティングや数学なども勉強する必要があります。
また信じられないかもしれませんが、カレッジに入っても英語の論文などを書く授業などを取らないといけません(学科によります)。
1週間に教科書の30ページくらいを読んで2ページの英文にまとめるとか本当にあるあるです。
書くのもそうですが、読めないと話にならない訳ですね。本当に大変なんですね。わたし個人もかなり苦労しました。思い出したくもない記憶もたくさんあります。
卒業しても仕事をあなた自身で見つける必要がある
またカレッジのコースを卒業して就労ビザを取得してもほとんどのケースでカナダ国内で仕事を一定期間してから永住権を申請するというルートが一般的です。
ただし、3年間も就労ビザがあればそれほど心配する事でもないように思います。現在のカナダは景気がいいので仕事を見つけるのに半年程度(ツイッターなどでは)という方が多いように思います。
また、就職をする場所(バンクーバーやトロントなどを外す)を選ばなければさらに簡単に仕事を見つけることができるようです。
就労ビザ(ポスグラ)の期限が決まっている
上記に3年間なら仕事を見つけるのは簡単だと書きましたが、すべてのケースで該当するわけではありません。
最近のケースだと、新型コロナですね。
2018年からカレッジで観光業を勉強していた方がいたのですが、卒業とともに新型コロナが起こり1年間、カナダで就職活動をしたものの結局、日本で就職したという方を知っています。
また今以上に厳しい環境だったのが2008年の時の世界 金融危機の時期ですね。
私たち外国人は当たり前としても4年制大学を卒業した英語が母国語のカナダ人が就職できない時期がありました。
非常に厳しい言い方ですが運もある程度は必要だという事なんですね。
就労ビザは最大で3年間 有効とされている
一応、カナダのカレッジの卒業でポストグラデュエーションビザ(以下 ポスグラ)ただし、ポスグラを申請して受理されてからではないと働けない訳ではないですね。
実は、ポスグラを申請してからすぐにでも働く事は可能です。ここは結構重要ですね。受理するまでに時間がかかりますのでその間に履歴書をカナダ全国に送るという事ですね。
人生で一回しかポスグラの就労ビザを取得できない
このポスグラのビザですが、あなたの人生で一回しか取得できません。
例えば、3年間の就労ビザで永住権を取得できなかったので、再度、カレッジで勉強してもポスグラビザはおりません。
計画的に使いましょう
カレッジの生徒の年齢層が若い
日本人の方はわりと、日本で大学などを卒業した25歳以上の方が多いように思います。そのために、カナダのカレッジに行くと他の方は若い方が多く勉強しにくいという話をよく聞きますね。
わたし個人も経験者ですのでよくわかります。しかし、この悩みはあまり心配する必要はないかもしれません。
まず、カナダでは移民の方が多いために個人の感覚では2割くらいの方が30歳以上の方です。またカナダの文化は日本ほど年齢が重要ではありません。そのために、年齢で差別されるという話は聞きません。
友達ができない
カナダ留学の最大の難点として、友達ができないという話がありますね。ここ重要な事を書いておくとそもそも、カレッジの最初の学期で友達がたくさんできるほど楽ができる場所ではないです。
そもそも、みなさん卒業のためにカレッジに来ているわけですからそこら辺が重要なんですね。友達を作る重要な時期としては中間テストや期末テストの後がいいように思います。
どちらかと言うと、アジア系の方を友達にする方が多いように思いますね。これは、文化が似ているという事なんだと思います。
生活費も計算に入れる必要がある
上記に学費の話をしましたが、生活費に比べると学費などはまだ安いという事に気が付きます。一番高いのはやはり生活費ですね。
カナダの永住権を就労ルート(会社にビザを出してもらう)の方から申請をするとなると仕事とビザを出しくれる会社を見つけるが本当に難しいのですが、それを達成すればあとそれほど難しくありません。
そのために、カレッジルートでは勉強をしながら生活費を稼ぐ必要が出てきます。これが簡単ではないんですね。
学生ビザでは働ける時間には限りがある
時期にもよりますが、基本的には20時間となります。カレッジで勉強しながら働く方が多いです。そもそも学費が高いですからね。
カレッジルートだと働ける時間が制限(学生ビザでは)されてしまいますのでここら辺は欠点になりますね。
まとめ
という事でわたし個人がおススメする永住権取得をカレッジルートからする方法を書いてきましたが、当然欠点もあるという事を書いてきました。
やはり高い学費や高い英語力が必要などかなり準備をしないとそもそもカレッジに入学することができないと言う事や、他にもその後に仕事を見つける必要があるなど欠点をいくつか紹介してきましたね。
confused student (wpclipart.com)
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