突然ですが、カナダにワーホリに行ってみたい!という方は多いのではないでしょうか?
まぁ、この記事を見ているという事はワーホリのついでに永住権を取得できたらいいのに…と考えている方も多いかもしれませんね。
実はカナダにはカナダ政府が取り扱っている永住権プログラムとは別に州政府が扱っている永住権プログラムがあります。
これを一般にProvincial nominee program(また、このプログラムもいくつか種類があります。)と言います(以下PNP)
日本でも似ているところはあると思いますが、カナダは州によって産業が違うために個々の州で必要な人材が違うという事が言えます。
カナダの永住権の申請方法ですが、主に政府系のプログラムと州政府系のプログラムに分かれます。
この記事ではいくつかの州のPNP(特にその州で需要が高い職種)を州ごとに紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてください。(ただしケベック州は除く、専門性が高いため)
この記事ではカナダの各州で必要とされている、永住権に近い職種について紹介していきます。(主にPNPのDemand job系)
**PNPプログラムのすべてを紹介できるわけではありませんのであらかじめご了承ください。**
*2022年の夏の情報になります。毎年必ず、情報のアップデートを行ってください。また詳しい事は専門家までご連絡ください。
最新の注意をはらっていますが、資格を持っていないために間違っている可能性があります。*
また、先に書いておきますが、ワーホリの就労ビザだけでは永住権の申請はかなり厳しいです。ただし、このビザを就労ビザに結びつける事は可能です。ワーホリは人生で一回だけですので、有効な使い方をしてください。
すべての記事は一番最後にある移民情報より引用しています。
**この記事は参考程度にご覧ください**
アルバータ州
永住権申請に有利な職種(州内の会社から内定があれば可能)
メカニックエンジニア(大型の機械で石油のなどの掘削に使用)
シビックエンジニア(機械のなどの設計やデザインなどの仕事)が代表的な職種となります。
バンクーバーのあるBC州の隣にある州でわたし個人もこの州に約 2年間ほど滞在した事があります。
この州は主に石油産業が強い北部から中部のエドモントンなどの都市と、南部に位置するの都市のカルガリーならびに観光業などで有名なバンフに分かれます。
そのために例年であれば天然資源などに関連する仕事であるエンジニアなどに加えてホスピタリティ産業の職業もおすすめです。
例えばホテルで勤務するシェフや観光業のイベントプランナーなどの仕事も永住権に近い仕事のうちになると言う事です。
しかしご存じの通り近年の新型コロナでこちらの方はまだ完全に復活しておらず、これらの求人は十分に足りているという事のようです。
2022年に以降に期待したいですね。
オンタリオ州【トロントなど】
オンタリオ州とPNPのプログラムは他の州と比べると厳しめと考えられます。
(1)コンピューターエンジニア、プラグラマーなどの職種(Human Capital Priorities)(内定が必要)
わたし個人が滞在しているオンタリオ州ですが、IT系の仕事などを現在必要としているようです。ただし、IT系でもエンジニアなどの高スキルの仕事に限られるようです。
また、他にも(2:In-Demand Skill プログラム*下記参照)のプログラムに永住権を優先的に申請できる仕事があるものの
(2)ナース、トラックドライバーなど(ただし、条件あり(In-Demand Skill)(職歴と内定が必要)
上記の職種については内定とさらに職歴が必要になってきます。
オンタリオ州のDemand-skill-jobプログラムではオンタリオ州での就労 経験がすでにこの州内で9カ月間以上ある必要があります。さらに会社から内定が出ている必要があります。
そのために、他の州に比べると難易度が高い傾向にある事は否めなようです。
ブリティッシュコロンビア州【バンクーバーなど】
(1) ITエンジニア関係の仕事BC Tech プログラム(内定が必要)
(2)歯医者、医者、カイロプラクター、薬剤師 Skilled worker プログラム(内定が必要)
コンピュータサイエンス系が仕事が優遇される BC TECHプログラムやSkilled worker プログラムでもいわゆる、かなり専門性の高い仕事が求められているという事がわかります。
やはり、ON州とBC州はカナダでも最も栄えている都市の代表であり、PNPで無理をしなくても人材が入ってくるという利点があると思われます。
そのために、PNPで移民を目指すなら他の州のプログラムも検討してもいいと思います。
こちらはオンタリオ州よりは条件は容易ですが、必要な職種がITエンジニアや医者関係が多くなっており容易とは言えないと思います。
大都市のトロントなどがあるオンタリオ州にも言えた事ですが、カナダの都市部でのPNPは他と比べると厳しめとなっており永住権の申請は政府系のプログラムの方が容易であるケースが多いでようです。
マニトバ州
マニトバ州 全体的にあまめ(ジョブオファーが必要ない)、さらにフランス語を話せるとMPNPプログラムで永住権の申請を有利に進められるようです。
この州のプログラムで有名なのがManitoba express entry pathwayとなります。このプログラムの特徴ですが、条件付きでなんと会社からの内定が必要ないプログラムです。
ただしこれには条件として“この州に”親戚か、親交が近い友人【1年以上住んでいる】が住んでいるという条件があります。
また、必要な仕事の種類もかなりの数あります。下記はほんの一例です。あまりにも多いために書ききれませんがかるく100種類以上はあるようです。
このマニトバ州ですが、人口が100万人以上を抱える大都市圏で最も寒い都市として知られています。そのために、永住権の申請が容易になっていると言う話ですね。
少し失礼な話ですがこのくらいしないと移民がこないと言われていますね。
事実、わたし個人が永住権を申請を検討していた2013年当時(州政府プログラム)も他に比べるとかなり甘めでした。
**ただし、プログラムは毎年と言っていい程 ちょくちょく変わりますので、かならず情報のアップデートをしてください。**
詳細は下記から調べることができます。
ノバスコシア州:
カナダの、ノバスコシア州と言えば数ある州の中でも最東部に位置します。また、このノバスコシアと言う名前ですが、ラテン語で新たなるスコットランド人の国と言う意味があるそうです。
この州のプログラムにも内定が必要ないプログラム( Express Entry Category B stream)があります。下記のプログラムですが、看護系の仕事が多い事が分かりますね。
**ただし、超人気でプログラムの開始とともに数時間で締め切りになる事もあるようです。**
Occupations In Demand stream:(上記とは別で内定が必要)
介護士などトラックドライバー、アーリーチャイルドケアなどの仕事に需要があるようです。他のほとんどの州と同じようにこの州からのジョブオファーが必要になります。
また他にも永住権を申請できるプログラムがあるようです。
ニューブランズウィック州:
ニューブランズウィック州 NB Express entryについてはこの州からのジョブオファーが必要ないプログラムがあります
ただし、重要な事にフランス語がCBL(Canadian Language Bench Mark)基準で7が必要になります。
他の州でも英語が堪能である一定の能力を証明する必要がある州がありますが、フランス語の能力の証明が必要な州はこの記事ではこの州だけになります。
上記の仕事にはヘルスケアから、ホスピタリティ産業や金融など幅広く職種があるという事が分かると思います。
しかし、専門性が高い職種か管理職が多いのもこの州の特色となっているようです。ただし、上記のリストの更新をいまのところストップしているようです。←重要です。
ただし再開の可能性もあります。
サスカチューン州:
200以上の仕事が該当する模様で色々な職にチャンスがあるようです。
Saskatchewan Express Entry and Occupation In-Demand streams2つを紹介。
並びにこの州で需要あるものの見つかりずらい職種に永住権を付与しているHard-to-Find Skills streamを紹介します。
カナダの数ある州でこのプログラムもジョブオファー(日本で言う内定)が必要ないプログラムになります。
ただし、このプログラムは下記のプログラムで最低でも60ポイントを取得する必要があります。
他にもこの州で需要がある職種に永住権を与えるプログラムも紹介(内定が必要)
Hard-to-Find Skills stream についてもかなり職種に幅があるもの:物流、観光系や大型機械のオペレーターなどが強めのようです。:ただしjob-offerが必要。
上記からわかる通り、この仕事の中にスキルレベルがCの仕事も入っていることが分かりますね。
カナダの永住権の申請ではスキルレベルという概念があって、高いものはA,その次のB、さらにCやDが存在します。
スキルレベルCで申請ができるプログラムはあまり多くないのが現状ですが、この州のプログラムは可能になっています。(ただし、内定が必要)
上記のプログラムを申請するにあたって知ってほしい事。
日本の経験から仕事を見つけられる可能性
さて、さまざま州にいろいろなプログラムを紹介してきましたが、色々な事が分かったと思います。
大まかに言えばPNPプログラム(州政府のプログラム)でもカナダのどこの州なのかによって条件がかなり変わります。当然、いま現在 日本で該当している仕事をしている方もいると思います。
その場合には永住権を狙って特定の州に履歴書を送るという方法もおすすめになります。
その場所に適しているかは個人次第
ここで様々な州のプログラムをしてきましたが、その州で働くにあたって知ってほしい事とは言えば、カナダのさまざま州でも個人差があってその人にあっているかどうかは個人次第だという事です。
たとえば、カナダのいくつかの州では日本食などが全く手に入らない州もたくさんあります。またカナダ人と言っても移民の方が多い州もあり文化などでお互いを理解しないといけない事も多々あります。
いつでもPNPが有効であるとは限らない
ここで紹介したプログラムですが、皆さんが記事を読んでそのプログラムで申請したいと思ってもすでにそのプログが終了している可能性も捨てきれないのがPNP(州政府プログラム)の難しいところでもあります。
事実、先ほど説明した州のプログラムは開始のアナウンスから1日もしないで終了する事もあるのです。そのために、できれば専門家の方と計画的に進めるといいと思います。
上記の情報はすべて下記から引用しています。
常に情報のアップデートをしましょう(下記のWEBから現在、募集をしているプログラムをチェックする事が可能です)
まとめ
という事でワーホリからの永住権という事で書いてきましたがいかがでしたでしょうか?州によっては内定が必要ない州もありましたね。(マニトバ州やサスカチュワン州など)
短期就労ビザ(ワーホリ)をつかって個人の可能性は最大限に引き出していただければいいと思います。
Alexey HulsovによるPixabayからの画像
Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像
コメント