カナダと日本の就職について2つの国において、決定的に違う事と言えば大学などを卒業した後に一括採用があるのか、ないのか? で間違いないと思います。
他にも、カナダでは経験者でないと新卒でも採用される可能性が低いという事があります。
日本では大学さえ卒業すれば未経験でも採用されるという事が多いですよね?
少なくてもカナダと比べれば多いと思います。
確かに景気の状況や大学のどの学科なにか?によっては例外も聞きますが、基本的には経験がないと仕事はないと思って問題ありません。
カナダの大学機関の最高峰(日本で言う東大)である、マギール大学やトロント大学などの新規の卒業生も驚くことに就職するのは簡単ではないのです。
当然、諦めろという事ではありません。この記事ではこれからカレッジに来る留学生に向けて卒業後の就職 戦線を有利にできるようにアドバイスをしていきたいと思います。ぜひ参考にしてください。
インターンシップを狙う
先ほど、カナダでは経験がないと仕事を探すのが難しいと言いましたよね?では、単純に言うと学生の方はすべての人が就職できないのと言う疑問が出てくると思います。
でも、これは間違いなんです。一部の学生は卒業後にインターンとして、社会人として経験をつんでその後に正規の社員として雇われるケースが非常に多いです。
また、学生によっては在学中にインターンやCOOPとして経験をつんで卒業後にすぐに仕事につける方もたくさんいます。
要は、どのように仕事を見つけるのかと?言う事ですよね?方法としてインターンシップはお勧めという事ですね。
カナダのカレッジなどでは夏の時期には長期(長い場所では4か月間以上)の休みになる場所が多いですが、この夏休みの間にインターンシップを探してみる事をお勧めします。
ここでは、カレッジ卒業後の目標が就職のケースですね。4年制大学などへの進学のケースでは異なります。
例えば、夏休みの時期にインターンシップを探してみる、見つかればインターンシップをやってみるといいと思います。
また見つからなくても夏期に余分に授業を取っておくとその後はスケジュール的に余裕ができることになります。こうすると生活費などの節約になります。
アルバイトを有効に使う
この記事を読んでいる方で、カレッジで勉強しながら仕事をしたいという方がいると思います。。
そのような方にはまずアルバイトであなたの勉強をしている産業の仕事を探し見てみる事をお勧めします。
もしそうなればカレッジなどを卒業した後に職歴があるので就職を有利に進める事ができるようになります。
また、その仕事で賃金を稼げるわけですから一石二鳥ですね。また仕事をしながらカレッジに通うのは難しいのだけど…?という方がいると思います
**このケースでは1セメスターで取る学科の数を減らしてみてください。一般的に1セメスターで5つ、多い時には6ていど取るセメスターもあります。**
1セメスターに4つのクラスを取るのはどうですか?そうすれば、何時間間は働きながら勉強もできるのでは?
ただし、留学生のケースでは学生ビザのために1セメスターで取らないといけない最小のクラスの個数が決まっているはずです。
そのために、増やすにしろ、減らすにしろ必ずコーディネーターと相談してください。また見た目が同じような授業でもその難易度にはかなりの違いがある事もあります。
例えば、カナダは日本と比べると数学などの科目は勉強するのが遅い傾向(例:カナダは大学で微分を勉強します、日本なら高校生で勉強する部分です。
(ただし、あくまでもカナダの数学が遅れているのではなく、キッチリと十分な時間を取っている)
そのために、数学に限らず、簡単なクラスを取る時にはその分難しいクラスを取ってバランスを取るといいと思います。
例えば、苦手なクラス(例えば英語)と得意なクラス(例えば数学など)を同時に取る
他にもクラスによっては数学I(入門編)と数学II(応用編)がわかれている事がありますので、この場合にはできるだけ続けてとる事をお勧めします。
上記に書いたように、クラスによって難易度があるはわかったけど、それってどのように調べればいいの?と思いますね。
そこでおススメしたのがRate my professor(web page) です。このウェブサイトではそのクラスの難易度などを調べることができます(具体的には先生の難易度になっています)。
COOPつきのプログラムを勉強する
上記でインターンシップを探し見てることをお勧めしましたね。ただし、当然 インターンシップを探すことも簡単ではないです。
そもそも、無給のインターンシップでも見つからない事も多々あります。こればっかりは運の要素も捨てきれない訳です。
そこで、おすすめしたのがカレッジのプログラムの中でCOOP(これも研修制度です)が入っているコースがあるんですね。カナダの公立のカレッジなども職歴がないと就職が難しい事はよく理解しているんですね。
そのために、最初の2年間はその分野の勉強にフォーカスをおいて、3年目はそのプログラムのCOOP(と言っても仕事などは自分で探す必要がある)などを提供しているコースも珍しくありません。
そこでおすすめなのがこのCOOPですね。
ちなみにCOOPもインターンシップも日本で言う研修制度と考えていいと思います。ただし、州や制度によって有給か無給かは分かれます。
また、具体的には全く同じではないです。(ただし、かなり近いです)CO-OPの方が研修の期間が長いと言われていますね。
そのために、3年間のプログラムに含まれている3年目の1年間で働いたりする仕事経験の事ですね。
就職エージェントを使う
日本にも就職エージェントがあると思いますが、これと同じようにカナダにもエージェントがあります。
トロントにある有名な就職エージェントと言えばパソナなど少なくても数社は存在してるようです。
個人的に日本の就職エージェントがおススメです。何故なら、日系のエージェントは日系の会社に強い事が多いです。
日本のコネが強いからですね。次に説明しますが、永住などが目的の場合にはこのルートがお勧めで
す。
日系の会社を狙う
えっ??日系はおススメじゃないと言っていなかった?なんか、カナダOJISANは矛盾しているよ!!と思うかもしれません。。
しかし、ここでしっかり書いておきたいのは“ワーホリなどの短期の就労”と永住などを目標とする留学は異なるという事ですね。
実際に近年では、カナダへの永住(主に永住権)の目的でカレッジに通われる方の方が圧倒的に多い現状があります。
短期の就労ビザのケースでは、日系はできるだけ避けた方が無難です。日系の会社では英語力など使わなくてもを仕事ができるケースがあり、結果的に英語力が伸びないケースが多々あるからです。
これが欠点ですね、ただし、カレッジなどを卒業すると3年間(最大)の就労ビザを得る事が可能になります。
また、カレッジなどの教育機関で数年間は勉強しているためにそもそも英語などはかなり上達していることなり、その必要がないわけです。
わたしを含めて、カナダに長期間滞在して永住権を保持している方はたくさんいますが、概ね日本人が日系の会社の就職に強いというのがコンセンサスとなっています。これを使わない手はないです。
ちなみに日系が日本人を好む理由の記事を書いていますので、参考にしてください。
**日系以外で就職先があるのならそこに行けば問題はありません**
カレッジの就職フォーラム/サポートなどを有効活用する
日本などでは高校や高専、また大学などが就職先の会社などを紹介してくれる事(キャリア―センターなど)が多々ありますよね?
カナダ教育機関では日本ほど仕事を紹介してくれる事はないです。基本的に卒業後に個人で仕事を見つけないといけません。それでも、全く何もないわけではなりません。
カレッジによりけりですが、就職する学生をサポートす場所があったりします。
ちなみに下記は私が卒業したセネカカレッジのキャリアサポートと呼ばれる場所のウェブサイトになります。(近いうちに詳しくやりたいと思います)
ここでは、カナダで仕事をするにあたって将来的に必要なスキルを身につけることができます。具体的に面接の仕方や、履歴書の作り方や仕事の探し方まで様々です。
公立のカレッジなら、まずに似たような場所があるようですね。
このような場所を有効に使いたいですね。
夏休み(サマースクール)の有効な使い方
上記にいくつもカレッジ就学中に就職を有利にする方法を書いてきましたが、わたしが個人的に一番 おススメしたい方法は“夏休みの有効活用です”
日本人の留学生に限った事ではありませんが、多くの留学生が夏休み中には一時帰国する傾向がありまが、これは凄くもったいないと思います。大きく3つの理由で紹介します。
サマースクール(夏期講習)のクラスは難易度が低い
カナダのカレッジや4年制大学などに行ったことがある方なら知っていると思いますが、サマースクールの方が中間テストや期末テストの難易度が明らかに低いです。
というか、これはどこの学校なのか?にもよると思いますが少なくてもわたし個人が卒業した大学ならびにカレッジに関わらず、トロントの市内の4年生大学は同じ傾向があるようです。
これはつまり、難しいクラスなどは夏に取る事ができるんですね。すごく効率がいいサマースクールの消化の仕方だと思います。
仕事が40時間(フルタイム)できる
他にも夏の間は40時間の労働が認められるという事があります。下記はカナダ移民今日のウェブサイトですが、留学生の場合では週に20時間ていどまでの就労しか認められていません。
ただし、これには例外があります。サマースクールの間なら40時間までの就労が認められているのです。この機会にインターンシップなどができるといいですね。
インターンシップなどが充実していることがある
カナダでは夏の間にインターンシップをする習慣があります(当然、他の時期にする人もいますが)。
そのために、この時期に会社もそのようポジションを用意することがあるんですね。それならチャンスが広がりますよね?
実際に調べてみましたが、色々とあるようですね。
まとめ
という事でカナダと言う国でのカレッジ卒業後の就職をどのように有利に進めるかと事で色々なおススメ方法を書いてきましたね。
インターンシップやCOOPの有効活用ならびにサマースクールの有効活用の方法も書いてきました。 ぜひ参考にしてください。
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