オンタリオ州のシェアハウスの法律を調べてみた結果 知っておきたいこと8選

カナダの滞在場所

カナダに来る留学生の皆さんが、滞在する場所と言えばシェアハウスでいいのではないでしょうか?

実際に多数が家にしろ、コンドにしろシェアハウスに滞在します。今回はオンタリオ州の借地法になります。

この記事をよんでいただくとカナダのオンタリオ州の借地借家法を理解することができます。

結果的に詐欺に合う可能性を回避できます。オンタリオ州(たとえばトロント)に渡加する予定の方がいましたら、かならず最後まで読んでください。

ファーストアンド・ラストマンスは合法(鍵の費用)

ファーストマンスとラストマンス方式..?なんだそれ?と思うと思いますが、カナダでは日本であるような敷金や礼金などは一般的ではありません。

カナダでは入居する場合には2カ月間分のレントを前もって払うのが普通と言われています。(デポジット)

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(オンタリオ州の借地借家法)ですが、長すぎますので今回はそれを簡潔に説明した下の物を使って解説します。

上記が正式なやつなんですが、とにかく長いんで、下を使います。

Ontario Landlord and Tenant Act; questions and answers
Guide to the landlord and tenant law, Ontario's Residential Tenancies Act and the regulations of the Ontario Landlord an...

こちらを使って解説しますね(見やすい、簡潔版)またQ16,17は詳細を発見できる番号ですので調べてみてください。

Q16とQ17で解説されています。

(ファーストマンスラストマンス方式について)には詳細があります。

つまり、上記の説明から最初に2カ月間分の費用を最初に払うというものは少なくてもオンタリオ州では合法という事になります。(最初の月と最後の月)

そして、この2カ月間は最初の月のレントと最後の月のレントの分であり、日本で言う敷金礼金がうんぬんという事は関係ないという事が分かります。

また、賃貸の大家さんはこの他にも鍵のデポジット(最近のコンドミニアムなどの鍵はかなり精密に作ってあって、$200くらいするものもあるようです)を賃貸者に払ってもらうことができます(なくされた時のために)。

ですが、この場合にはデポジットですのであなたがその家を出るまでにあずかって置くというもので払うものではありません。

また鍵のデポジットはコンドミニアムやレジデンスなどの鍵がリモコンのようなもの以外では一般的ではありません。(ですので、一般の部屋のカギにデポジットというのはあまり聞きませんね)

インフレの分だけの賃上げは合法

Q13とQ14

じつは大家さんはその部屋を借りる人がNOと言っても年間のインフレの分だけ、(同じ人に限って)、さらに決まった額に限って、許可なしにあげる事が可能です。

くわしく説明すると、カナダに限らずどこの国でも大概はインフレーションというものがありますよね?

これは単純に言うとお金(硬貨やお札)の価値が減価するのですが、その分に限っての値上げはいいですよというものなんです。

実際に、少なくてもオンタリオ州では最低賃金が少しづつ上がっています。これはインフレーションの調整を含んだものになります。

つまり、あなたがオンタリオ州のどこかで働いていれば毎年、賃上げの恩恵受けれます。それがもし最低賃金以上の場合にも会社によってはインフレの分は最低でも上げるという事なっている会社が多いです(州によって違うかもしれません)

ただし、90日ルールが必要である

もちろん借地人にはこれを拒否することも可能です。しかしその場合には決まった日までにその場所出ていくことになります。

また大家は借地人に少なくても90日前までに通知することが義務なっていますので、それがなければ家賃上げはできません。

またこれは同じ借地人にしか適用できません。つまり、Aさんは賃上げに納得できず、出て行った。その後にBさんが入ってきた。(この場合には家賃あげではなく、初めから家賃を上げた分の値段で入れる必要があります)

AさんとBさんの賃貸が2倍も違うという事がもしかするあるかもしれませんが、これは全く問題ないです。

いくらで誰(人種や宗教で差別はできませんが)に貸すというのは大家の特権です(レントの料金は時期や季節などにかなり敏感に反応します)

場所によって4人以上でキッチンやトイレなどをシェアできない(市町村のルール)

オンタリオ州のルールで(法律ではありません)は特定の市町村によっては何人以上でキッチンなどをシェアできないというルールがあったりします。(人数が多すぎる)

GTA(大トロント圏)というものがあります。これには中心のトロントとその周りにあるいくつかの市町村などを含みます。

下記によると、ROOMINGHOUSEというものであることが分かります。ただし、場所によってかなり変わります。また、これは法的拘束力ありません

Multi-Tenant (Rooming) Houses
A new regulatory framework for multi-tenant (rooming) houses, which will permit these all across Toronto, will come into...

賃貸で問題が起こる事もある

オーナーは部屋に入る前に必ず24時間前に連絡する必要がある(ただし、緊急時は除く)

トロントに滞在しているとよく聞くのがこの大家が連絡なしに勝手に部屋に入ってきたというものです。

1個人の部屋を物色しているとよく聞きますがこれは信じられませんね。

Q5  

ちなみオンタリオ州の借地法では、大家は借地人の部屋に入る24時間前に必ず、連絡する必要があるとあります。

また入る時間は午前8時から午後8時までの間である必要があります。ただし、これにはもちろん例外もあります。(緊急時はこれに例外しない)

わたし個人の経験ですが、家の電気の配線が1つの部屋の中にある場所に住んだことがあるんですが、停電になると必ず部屋に勝手に入ってくるような環境でした。いくら緊急と言えどもこれはどうなんでしょうね?

契約書はオーナーか居住者が望む場合には作る必要がある

Q2

じつは少なくてもオンタリオ州ではレント時に作る契約書は強制ではありません。

しかし、大家か借地人のどちらかがそれを望む場合には契約書をつくる必要があるとオンタリオ州の借地借家法にかいてあります。

また、オンタリオ州では基本的にどのような借地契約でも契約書を作る事をおすすめしています。これにはもちろん理由があります。

契約書があると、どのような期間にどのような場所をいくらで借りるかという事が明確に書いてありますので、たとえ、何かが起こっても問題を解決する手助けをしてくれるというわけです。

レントのレシートは貰うことはできるが強制ではない

Q16

あなたが賃貸を払ったという事を証明できるものと言えば、領収書ですがこれを意図的に渡さない大家さんもいるようなんですね。

これは正直に言うと部屋を借りる方にはかなりリスクがあります。だって、これがなければあなたが賃貸を払ったという事が証明できません。

オンタリオ州の借地借家法によると、こちらも契約書と同じで大家さんと借地人のどちらかが希望した場合には発行するという事が義務になっています。

賃貸を上げる事のできるのは1年に一回のみ(当人が同じ場合)

Q13

少なくても、オンタリオ州の借地借家法では大家は同じ人に対しては12カ月間で一回しか家賃を上げることができません。またこの額も先ほど話をしたおり上げていい額が決まっています。

またこの額ですがインフレの率プラス3%程度なっており、6%を超えると特別な許可が必要になっています。

さらに賃貸を上げる場合にはすくなくても90日間は事前に告知することが義務となっています。

カナダで賃貸の契約をするときには、人種、国籍、宗教、歳、性的思考、家族構成などなどは影響は受けない

これは話をしておかないといけませんが、カナダのトロントでは上記の条件で入居を断るひとが少なからずいます。

いちおう、表向きはそうなっていますがすべては守られてません。わたし個人も人種や歳などは聞かれるはかなりよくある事です。

賃貸契約をする前に絶対に読んでほしい記事はこちら

まとめ

オンタリオ州の借地借家法という感じで書いてきましたが、どうでしたか?ファーストマンスラストマンス方式から始まり、レントの値上げや、契約書やレシートなど色々な情報がありましたね。

Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像

SozavisimostによるPixabayからの画像

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