わたし個人はカナダに18年間いますが、毎年のようにギリホリという言葉を聞きます。
またここで重要なのはこの“ギリホリ“と言う言葉には悲観的な要素がかなり多く含まれています。この表現には正しい事もありますが、間違っている事も多いです。
ただし統計上では当たっていることも多々あるようです。ギリホリをすると帰国後に今以上に苦労をするとか、ギリホリ前には正社員だったが、帰国後には契約社員になって、給料が300万円減ったなどの話も聞きます。
この記事ではギリホリの勘違(カナダ留学)いなどを解決できればと思い執筆した記事になります。参考になれば幸いです。
ギリギリのワーキングホリデー(30歳前後)となった理由
まず何故ギリホリという言葉が一般的になったのでしょうか? そもそも“限界に近いこと。 限度すれすれであること。 「ギリギリで間に合った」などと使われる”( Weblio 辞書)
上記の使われ方をするギリギリの意味ですが、これをワーホリと掛け合わしてギリホリという言葉が誕生しています。
これは単純に30歳(ただしいくつかの国はこれよりも数年早いです)と言えば、年齢的にワーホリ協定上ほとんどの国で就労ビザを申請できる最後の歳になりますから意味的には的を得ているように思います。
ただし、これ以外にも30歳のために色々な意味でリスクが高いという事で使われているようです。
そのために、ギリホリ関してはどのようなリスクがある(あると感じているのか?)のかを具体的に考えていきます。
カナダに来ても年齢のために仕事がない
まず、30歳だけどちゃんと働けるのか?(仕事があるのか?)という疑問があると思いますが、少なくてもカナダでは面接の時に年齢は聞かれません。←違法です。
そのために、少なくても年齢で仕事がないと言うことはありません。ただし、カナダが不景気の時代などには確かにその可能性はあります。
事実、新型コロナの時期には仕事を見つけるのは極めて難しかったと言う事実があります。そのためにいつでも大丈夫とは言えないことはここで書いてきます。
ワーホリをやっているのは若い子だけ
こちらも勘違いです。ワーホリを行っている年齢層は若い世代だけではありません。
確かに大学卒業後の年齢(23歳-24歳)の方が多いのは事実のようですが、いわゆるギリホリの方々の年齢も当然一定数います。
また年齢によって留学する場所にも違い多少は出るようです。例えば、バンクーバーなどの留学地には比較的に若い世代が多いようです。
統計上ではギリホリの年齢層(28歳-30歳)20%程度言われており、そこそこいるという説明の仕方が正しいように思います。
実は仕事は見つけやすい
先ほど言いましたが、カナダの経営者は経験者を優遇します。そのために、30歳くらいの年齢層の方だとほとんどの方に何かしらの職歴があります。
そのために、一概には言えませんが有利なこと(職種にもよります)が多いです。
高校卒業ホヤホヤの19歳と30歳の短期の就労者、給料が同じならどちらを雇いますか?わたしなら間違いなく後者ですね。
どのような日本での経験が生かされる/難しいの?
先ほども言いましたが、日本での経験はプラスになります。特に飲食関係ですね、他にも観光などはカナダの産業的にはプラスです。
また、どう考えてもカナダでの就労が向いている職種に美容師がありますね。この職種で仕事に困ったという話を聞きません。
また、逆のパターンで英語の教師がありますね。こちらの職種はカナダ留学での就職は難しい傾向があります(当然、他の職歴があれば問題ない)。
帰国後の日本での就職が大変
こちらからは日本に帰国した後の状況を説明していきます。短期の就労ビザであるワーキングホリデーですから、当然ですが帰国し後のことも考える必要がありますよね?
勢いで海外に留学にいったけど、帰国のことを考えると頭が痛いと言う方が多いと思います。事実、ワーホリ帰国後の日本での就職は簡単とはいかないようです。これは当然、職歴にブランクができるもありますが、それよりも年齢で足切りに合う可能性もあるようです。
帰国後の年齢が30歳を超えるために再就職は大変
ギリホリをすると言うことは帰国時の年齢が最大で32歳や33歳という可能性もあります。
そのために、日本の企業はこの年齢だとキャリア(中途)採用になりますから職歴があるのが当たり前という考え方になります。
このブログで適当なことを言いたくないので“留学の経験が生かされるや、ワーホリ後には英語力がついているから就職は大丈夫などとは絶対に言いません。
こちらは明らかにギリホリをする人が検討しないといけない1つのリスクになります
年収が下がる
他にも、ワーホリ後に就職したらその前の会社と比べて年収が下がったというのはよく聞く話ですね。
こちらも正直な話でワーホリ時に経験を積まないと十分にあり得る事だと思います。ただし、こちらは逆に年収が上がったケースもありますから、どちらが正しいとは言えません。
ワーホリをして後悔した。
“それを言っちゃダメだろ!!”と言いたい方が多い事はよく理解しています。しかしワーホリ後悔とググるとかなり多く見る記事になります“
ワーホリで海外に行ったがまず仕事がなかった。英語力が低いために生活になじめなかった1年間もたたずに帰国したなどの記事ですね。
正直なはなし、みなさんが将来的にこのように後悔する可能性はあるとも思っています。
何故なら、ワーホリはみなさんが想像する以上にすることや挑戦することが多いからです。そのために個人的には短期の留学はおすすめできません。
個人的には1年間だけのワーホリはおすすめできない
今は2022年の年末ですが、カナダ在住18年目のワーホリ経験者ならびにカナダでのキャリア構成の経験者として、ギリホリをすすめる記事の作成を検討しています。
ギリホリの方々がどのようにすれば将来のキャリア構成などで苦労しないかなどを真剣に考えて構成を練っているところです。個人的には時間を空けない複数の国の留学が最もおすすめできるのではないかと思っています。
2023年の春までにはなんとか記事にしたいと思っています。
仕事を見つけてから渡航する
また非常に重要なことに仕事を見つけてから、海外に渡航することで色々なリスクを避けることができると思っています。(ただし、少なくてもカナダでは厳密にはグレーゾーンの可能性があります)
でもそんなことはいってられないですよね?
永住権や就労ビザ
またせっかく海外に行くのだから永住権などを狙う方法を検討してみるといいと思います。詳しくは2023年の記事に書く予定です。
まとめ
と言うことでギリホリの意味の由来などを個人の分析から説明してきましたが、ギリホリのよくある勘違いの部分と個人的に間違っていないと思う部分も紹介してきましたね。
カナダでの仕事探しで年齢が影響するというのはよくある勘違いで、逆に帰国後の仕事が不利になると言う可能性は高いと言うことを書いてきましたね。
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