突然ですが、カナダで詐欺に遭遇したことがありますか?ツイッターなどで見ていると詐欺の被害になった、や詐欺の被害にあいかけたという方が結構いるようです。
でも、一人で考え込まないでください。私も結構昔の話ですがかなりの額の被害にあったことがあります。
そこで今回はカナダで詐欺の被害にならないように”カナダのスペシャリストの私が発見した数々の詐欺を紹介します。
MOVING COMPANY(引っ越し会社)詐欺
カナダにワーホリで来て18年が経過したことをさきほど話しましたが、この期間でトロントからカナダ西部に移動したことがありました。旅行とかではなく、ガッツリと2年間くらい住んでいましたね。
その時にかなり荷物があったので引っ越し会社を使いました。たしか10キロくらいで$350くらいだったと思いますね。当時にしては安い金額だったみたいです。
ただし、1週間くらいで到着の予定が3週間近くかかって”憤慨したのを覚えていますね。”日本ではありえない遅延ですよね?”ですが、荷物はちゃんと着きましたね。
”いま、考えるとこのくらいの遅延で済んで本当に良かったです”というかラッキーでした。というのも下記の記事で紹介する引っ越し詐欺は、見積もりで言った金額を目的地に到着後に無理やり変更して
その金額を支払わない場合には荷物を届けないという”極めて悪質な詐欺で”このようなケースがかなり頻発していたようです。
下記の記事によると、最初の見積もりが$700で到着後に請求された金額が$4000を超えたといいう方がいますね。”当然、これらの引っ越し詐欺会社は御用になっています”
**ただし、非常に重要なことにカナダの引っ越し会社では最初の見積もりと到着後の見積もりが少し違うことは結構あるようで、弁護士などは契約書にしっかりと明記しておくことをお勧めしていますね。
評判が悪かったり、見積もりが安すぎる場合には要注意だといいますね。
OREORE SCAM(オレオレ詐欺)
この中で唯一、みなさんに詳細を紹介しなくてもよい詐欺事件ですね。はい、日本発の詐欺ですが、カナダ国内で実際に起こっています。
ちなみにカナダではこの詐欺のことを”Grandparent scam”←高齢者詐欺という感じの呼び方をしています。日本と同じように高齢者の孫や子供を装って詐欺をはたらくようですね。
近くに高齢者の方がいたら、説明してあげるといいと思います。
Business Investigator Scam(捜査官詐欺)
カナダにある程度住んでいると、知らない電話番号から意味が分からない内容のテキストや留守番電話が入っていませんか?100%とは言えませんが、かなり高い確率で詐欺です。
特に、”あなたのアカウントで勝手に買い物がされています。”今すぐに止めないと、大変な金額になるとか、”私は政府系機関の調査員の者で一連の詐欺を調べてみます。
とか、このような質問であなたをだまして、口座番号や暗証番号を引き出そうとしてきます。まず、よく理解しておかないといけないのは、あなたの口座が詐欺にあっているのだからあなたの名前を知らないとおかしいですよね?
ここで有効なのが、かまをかける方法です。あえて、別の名前を言って様子を見てみるなどの方法がで様子をみる。 間違っても、”カード番号や暗証番号は教えてはいけません。
どうしても心配な方は、相手の名前と番号を聞いて、電話を一度きってからかけ直してください。
というのも、この手の詐欺は実はカナダ国内ではなく、他の国からかかってきていることも多く、本当にカナダ国内からの捜査官であれば、カナダ国内からの電話の可能性が高いはずです。
にも関わらず金融機関や政府系機関の電話号ではなく個人の携帯番号などからの電話だったりしませんか?/または海外からの電話番号、このようなケースは要注意です。
そのために、一回電話を切って、その番号をググってみるなどの方法で調べると詐欺の番号などを発見できることもあるのです。
トロントで被害者が多発の賃貸の詐欺について
このブログでは数々の記事を書いていますが、賃貸の記事もかなり書いています。また、その記事で詐欺を回避する方法なども説明しているのですがそれでも日本人の学生で詐欺にあう方もたくさんいるようです。
ここで改めて、書きますが賃貸の部屋を見れない場合にはお金は絶対に払ってはいけません。
”まれにカギを送ってくる事があるようですが、”そのカギで契約した部屋に入れないというケースも聞いたことがあります。”←つまり、偽物のカギを送って(あなたを信用させて)入金をさせるという方法のようです。
カレッジ詐欺(きわめて悪質)
この記事を読んでいる方で、これからカレッジに行く予定だよ!という方がいるかもしれませんね。
そのような方に気を付けて調べてほしいのは”そのカレッジが提供しているカリキュラムがaccredit course”であるかどうかです。
ほとんどの方はカレッジを卒業すれば就労ビザが出ると思っているかもしれませんが、それは間違いです。一般的に言われているのはそのカレッジで卒業をした場合には最大で3年間の就労ビザがでますよね?
でも、これはすべてのカレッジではなく政府から認可を受けている”accredit course”つまり認可済みのカリキュラムのみになります。
ということは認可されていないカリキュラムでは卒業をしても就労ビザはおりません。にも関わらず、下記のカレッジでは認可済みのカリキュラムと謳い学生をだましているとされています。
私もこのカレッジは聞いたことがありますね。(CDIカレッジというカレッジです)みなさんが、カレッジに行く場合には中途半端に選ぶのではなく、専門家などに相談するのも手です。
下記の動画でセールス担当の元従業員が(卒業後の就職率が高い、今なら奨学金が適用されるので安くなる、や、満足率が高いなどのウソでセールストークを行っており)かなり悪質で生徒をミスリードをしていると答えており、みなさんにも気を付けてほしいです。
GIFT CARD 詐欺
こちらは割と新手の詐欺のうちの1つで、こちらも実際にカナダ国内で起こった詐欺ですね。みなさんんも、パートーナーの誕生日とかを花束やギフトカードで祝おうと思ったことがあると思います。
わたしも当然、同じように祝ったことがあるのですが、下記の記事によるとギフトカードのバーコードを偽装する詐欺の方法で、主にコンビニやウォールマートのレジの近くにあるカードの裏のバーコードを他のものと張り替えます。
コンビニなどの店員はそのバーコードがすり替えられているとは知りませんから、そこに入金するわけですね。入金したお金は当然、すり替えたバーコードに入金されます。このように詐欺が行われるようです。
この下の記事によると、コンビニなどでの入金は避けて”virtual gift card,”をインターネットで購入することで詐欺は避けられるといいますがそれでも100%詐欺を防ぐことはできないと言っています。
また絶対に被害にあいたくない場合にはそもそも、ギフトカードを購入するなと言っていますね。とにかく、みなさんも気を付けてくださいね。
詐欺にあった場合には残念ながら返金は望みうすである
ここまで数々の詐欺を紹介してきましたが、本当に知ってほしいこと”詐欺あってしまった場合にはその金額がいくらであれ返金される可能性は低いということです”←これはカナダの政府系機関も認めています。
そのために、”詐欺にあったら、取り返す努力をするではなく、そもそも詐欺に合わないように努力をするということですね。
カナダで賃貸を借りたり、学校に行く予定の方はできるだけ時間をかけて調べてください。
まとめ
数々の詐欺の例を見てきましたが、本当に悪質なものもありました。カレッジ詐欺や引っ越し詐欺はその典型例でしたね。
少し前に書きましたが少なくてもカナダでは詐欺にあったら、それを取り戻せるほど簡単ではないです。ぜひ、みっちりと調べて快適な留学生活を送ってほしいです。
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