海外就労は儲かる!!に隠れる数々の闇を紹介します。出国前に知っておきたい真実 7選 2024年版

カナダ仕事

昨今のニュースではオーストラリアでワーキングホリデーで看護師として働いて月に100万円を稼いでいますとか!カナダのレストランでサーバーで就労をしてチップだけで月30万円とか、こんな情報が蔓延していますよね?

でも、海外就労って本当に稼げるの?と言うことが重要ですよね。こちらの答えですが”状況によります”これらの情報の真意を海外に就労に行く前に深く考えないといけません。”

こちらの記事では昨今のニュースで紹介されている”かなり稼げる海外就労”にたいしてカナダ在住19年目で英語環境での就労経験が豊富な日本人が海外に出国する前に知っておきたい事を紹介しています。

海外就労:現地で仕事を見つけることができるのか?

昨今のテレビのニュースなどで”海外は稼げるという考え方が一般的になってきています。日本の最低賃金は日本で一番高い東京でも1100円程度ですが、オーストラリアの最低賃金は少なく見積もっても$21AUD(条件によって多少は異なる)となっていて、少なく見積もっても東京都の時給の2倍は稼げる可能性があるわけです。

そのために日本のニュースなどでは下記のような報道が目立ちます。”1ヶ月間で90万円”1週間で20万円を超えた収入があったなど、オーストラリアなら稼げるというようなイメージになりますよね?

でもこれって本当にあっているのでしょうか?

【円安】オーストラリア移住で月給「4倍超」 “物価安”のタイで仕事「日本より自由に暮らせる」 – YouTube

引用元

例えば、上記の動画をYOTUBEから探してきました。オーストラリアではこのように月90万円も稼げる方は少数です。”実際に調べてみたところ、オーストラリア人の平均の給料は2023年の情報で月に約80万円となっていて”月90万円はオーストラリア人の平均よりも高いことが分かっています。”(楽ではない)

また非常に重要なのは稼げる仕事を見つけられる方の方が少ないと言うことです。欧米は昨今の不景気でカレッジや4年生大学などを卒業した方でも失業している方がすくなくありません。

そのような時に短期の就労ビザであるワーキングホリデーなどで留学をして仕事をGETする必要があります。”難易度は高いと考えてもらって間違いないです”

海外の物価は日本よりも圧倒的に高い

また上記のようなニュースの欠点と言えば、現地の物価をそれほど考慮しないで”ワーホリは稼げるという情報をばら撒いている事だと思います。確かにオーストラリアやニュージーランドやカナダなどの時給は日本と比べると高いです。しかし、物価もかなり高いです。

世界の他の国々と日本を比べるのは”条件が違うために”簡単ではありません。しかし、1つの指標として有名なのはビックマック指数というものがあります。

上記のデータから分かるにはカナダのビックマック指数は4.57で日本の3.17よりは1.5倍くらい高いということです。そのために物価も50%くらいは高いのでは?ということですね。。確かに人間はビックマックだけを食べるわけではありませんからこれだけでは断言できません。

しかし、これに加えて日本とカナダの最低賃金の違いなども考慮して考えてみます。

日本の最低賃金:2023年で1004円(全国平均)となっています。カナダの最低賃金ですが全国平均で約$15.5CADこれを為替レートを通して日本円に変えます。

15.5CAD=1674円(1CADドル108円)となり、カナダの最低賃金のほうが1.6倍高い事になります。ビックマック指数に近い数字が出てきました。ここである方はカナダの方が60%物価が高くても2倍ー3倍の賃金を稼げるのならカナダ就労に行った方がいいのでは?と思うでしょう?

しかし先ほども書いたようにカナダに来ても絶対に仕事をGETできるかはわかりません。また、海外生活では慣れないことも多いために日本で生活するように節約しながらお金を貯めるのも大変です。そのために、必ず渡航前に徹底的に調べてカナダに来ることをおすすめしたいです。

Big Mac index 2023 | Statista
Switzerland leads the Big Mac index as of July 2023. The index is a way of measuring whether currencies are over- or und...

就労にパワハラや違法就労は存在する

このような事を書いてしまうと、カナダ全土で違法就労がありふれているように聞こえてしまうかもしれませんが”パワハラなどが存在するのは一部の職場ですしかし、みなさんが思っているよりもあるかもしれません。

とりわけ、外国人が就労ビザなどで働いている環境において多くなっていると思います。いやな言い方をすると”足下を見られて仕事をしているケースが多く見られます”わたし個人もワーホリなどの就労ビザでパワハラなどを経験しているので(詳細下記)よく理解していると思っています。

もし、運が悪くこのような状況になってしまった場合には”その職場で働きながら他の仕事を見つける努力をしましょう”そもそも、そのような職場を避けるように徹底的に調べる事をおすすめしたいです。

(下記ではありませんが、過去にブラックの会社を調べる方法をと言う記事も書いています)

日本にいたときよりも収入が高くなるかは分からない

こちらも非常に重要なのでしっかりと書いておきますが、”何故あなたはカナダ留学をしたいのですか?”英語力を伸ばしたいとか、異文化体験とかキャリアアップとか色々な回答があると思います。ただ、ここで確認したいのですが“日本ですでに成功していて高給取りでかなりのキャリアがある方はいませんか?

そこの会社やポジションに行くまでに色々と苦労したんだと思いますが、カナダに留学することで仕事や地位などを捨てて留学することになると思います。”仮に1年間後に日本に帰国して仕事が見つからなくても後悔はしませんか?”

こんなことを言うのは忍びないですが、”あなたにとってカナダ留学は本当に価値がありますか?”日本での仕事を辞めてカナダに来て、帰国後に仕事が見つからず、アルバイトから再スタートを始めた例も知っています。

もし、日本ですでにそれなりのキャリアがある場合には必ず渡航するリスクを考えてから行動することをおすすめしたいです”

日本と同じレベルの生活ができるとは限らない

日本であなたが考える最低限の生活ができる給料と言えばどのくらいの給料が必要でしょうか?こちらは住んでいる場所などにもよると思いますが、月の20万円(手取り)があれば大抵の方は問題なく生活はできるでしょうか?

生活するには、アパートなどの賃貸も必要ですし、これに加えてガスや水道の費用も払う必要があると思います。さらに当然、携帯電話は使いたいし、家でパソコンなども使うのもお金が掛かると思います。他にも車に乗りたいという方もいるかもしれませんね。

また外食も週1回くらいはしたいし、旅行も2ヶ月間に一回くらいはしたいという方はたくさんいると思います。他にも、ショッピングも行きたいですよね?ですが、カナダのワーホリ生活ではこれらを控えめにしないと貯金はできません。

カナダでワーホリなどで働いて、貯金をしようと思うとまず第一に外食を控える必要があります。それは日本と比べて相対的に外食が高くつきます。これは、カナダの大都市(AB州は除く)は税金が高く、これに加えてTIPを払う必要があるからです。

他にも車などに乗りたいという方がいるかもしれませんが、こちらもカナダでは車の保険が恐ろしく高いために出費が高額になります。←こちらもお金を貯めるという目的では非現実的で、避けないといけません。

他にここ数年の問題点と言えば、トロントやバンクーバーなどの賃貸が高騰しているという事です。例えば、バンクーバーのダウンタウンのコンドミニアムのシェアハウスの1室が月に$2000CADくらいの賃貸になる事もあると言います。

つまりこれは、週40時間$17の職場で(チップなし)で働いていても、手取りのほとんどの収入を賃貸で払う必要になります。←そのために、賃貸が安いダウンタウンから離れた場所に移動しないと貯金ができません。

他にもかなり稼げるけど、週6日で働いてい休日は1日寝ているから休みがないというケースもよく聞きます。稼げてプライベートも充実しているケースは希なのです

昨今のSNSやニュースなどでは:海外留学は儲かる:と大々的に報道されますがよくよく調べてみると儲かるが、貯金できないという結果にもなりうることは覚えておいてください。

帰国後の事も考える必要がある

毎年、カナダにはたくさんの留学生がこられます。英語を飛躍的に伸ばす方、短期の就労ビザで経験を積む方や語学学校の上級レベルを卒業するなど、カナダ留学を成功させて日本に帰国する方はたくさんいます。

またこれらのほとんどの方に共通する事と言えば、日本で就職する方が多い事です。”カナダですることは計画的に予定を立てているけど、帰国後の計画はない”という方は実はたくさんいます。

これはわたし個人の考え方ですが”日本に帰国後の事とも”=”カナダ留学中と事と”同じくらい重要です。そのために、カナダ留学に来る前から”カナダで英語力を伸ばして”どの分野でさらにスキルアップしたいとかカナダで就労経験を積んでさらに他の国で働いてみるなどの計画をできるだけ早く、考えてカナダに来ることをおすすめしたいです。

希望者が多いためにワーホリビザの取得が年々難しくなる可能性がある

ワーホリをするならカナダや、オーストラリアやニュージーランドがありますが日本人であれば”どこの国でも必ず就労ビザが必要になります”→またこの就労ビザの取得ですが国によって取得の難易度が異なります。また将来的にワーホリを望む方々の数が多くなっていくと思います。

比較的難易度が低いと言われているのがオーストラリアやニュージーランドなどのオセアニアの国々です。これらの国々は2024年現在では定員に上限がありません。つまり、申請をすれば定員から漏れることは無いわけです。

ですが私が住んでいるカナダですがこの就労ビザの数に上限があります。また例年おおよそ、6500人となっています。ただし基本的には先着順ですので、毎年、1月や2月などの早い時期の段階で申請をすればまず就労ビザの取得が可能です。そのために、ビザの取得の難易度は比較的低いと考えられます。

ワーキングホリデーのメッカと言えば他にも英国やアイルランドがありますが、ヨーロッパにある英語圏のイギリス(ただし2024年より定員を増やす予定)やアイルランドの難易度は高めです。

これらの国々の定員枠は年間で英国が1000人(ただし2024年から6000人)、アイルランドが800人となっていて就労ビザは”運次第という表現が正しいように思います。そのために、ワーホリで海外で稼ごうと思っている方は”できるだけ早く計画的に動く必要があります。

これらのワーホリが有名な国々ですが、将来的に”ワーホリをしたいという日本人が増えた場合には”今現在定員数の上限のないオセアニアの国々でもこのワーホリ枠に上限を設定したりする可能性もあります。

また、それらの国々の経済が不調になったときにはワーホリ枠に影響がでる可能性もありますのでこれも覚えておいてください。

まとめ

”海外就労は稼げるという昨今のSNSやニュースなどに対して個人の意見を書いてきましたが、どうでしたか?

貯金目的で海外に来ても仕事があるかはわからない、仕事が見つかってもそもそも物価が高いために貯金ができるかわからない、他にも帰国後の事などを書いてきましたね。

仕事 サイン 契約する – Pixabayの無料写真 – Pixabay

上記の写真の引用元

コメント

タイトルとURLをコピーしました