カナダにある4年制大学の数は96大学となっています。これは日本の764大学、またアメリカの大学は少なくてもランキングに入ってくる大学は1400もあるようです。
またすべて【コミニティカレッジなどを含む】を含むと4000(ただし人口はアメリカの方が日本に比べて2.5倍ほど、カナダに比べて10倍ほど多いです)を超えており桁違いの数となっています。
カナダの4年制大学は人口比で考えても少なくすぎます。もちろん、これには理由があります。
カナダにはカレッジというものがありますので4年制大学の数をそこまで多くする必要もないのかもしれません。
このカレッジですが、1年間のコースや2年間のディプロマ、3年間 アドバンスディプロマまた4年間コースのディグリーも勉強できる場所も少なくありません。
そうですね、十分すぎるくらいのスペックです。
この記事を読んでいただくと、カナダのカレッジが何故に4年制大学より留学生(市民権や永住権を持っていない)にお勧めできるのかを理解できます。
学費
まず、カナダ留学といっても学費を個人で工面できるかできないかは海外で留学するには最大の問題の1つとなっていると思います。
事実、カナダへの正規留学はカレッジか4年制大学に関わらずある程度の学費がかかります。
この学費、4年制大学かカレッジでかなり違います。留学生にとって、大学の学費がどれくらいなるかという事は留学をするか?しないのか?にあったては1つの大きな目安にになりますよね?
実際にカレッジと4年制大学では学費が3倍-6倍ほど違います(多少は大学やカレッジによる)学費が安くて済む=留学はしやすいという事が言えますね。
カナダの大学の入学の基準
カナダの大学入学にはすくなくても、抜群の英語力(日本で言う)は必要になります。
また有名な4年制大学などでは学力(高校の数学などの)はもちろんの事で大学によってはボランティア活動や推薦状(学科により異なる)なども必要になるという話も聞いたことがあります。
単純に仕切りが高いという事が言えますね。一方でカレッジですが、英語力と高校卒業が条件になっている事がほとんどのようです。
そのために入学しやすいという事は間違いないですね。
正規留学と言えば英語を伸ばすのは避けられませんが、4年制大学ほど高い英語力を求められない為に入学ラインの英語力に到達しやすいです。
そうですね、英語が第二言語であるほとんどの日本人にとってはこちらの方が楽ですね。
大学の数(アクセス)
先ほど書いた通りですが、カナダの4年制大学の数は96校(2016年時)でしたね。ではカナダ全体のカレッジの数はどうでしょうか?カナダ全土の合計で少なく見積もっても200校は超えています。
つまり、少なく見積もっても2倍の差があるわけです。つまり、カレッジの方がそれだけ通える地域が多いという事になりますね。
バンフ国立公園で有名なバンフですが4年制大学がないと言います。そのために教育と言う意味ではアクセスが悪いと言うことになります。
それでもバンフにはカレッジはあるのでこういう場所では通いやすさでの差が出てきますね。
仕事(就職)
大学を卒業後にカレッジの方が仕事につきやすいのか?それとも4年制大学の方が仕事につきやすいのかというのも、カレッジの方が不景気に強いという利点があるようです。
カナダ統計局の調査(下記)によるとレッジと4年制大学の卒業生では給料に10%-20%ていどの給料の差があります。
これはつまり、景気が悪い時期にはできるだけ出費を抑えようとするためにカレッジの卒業生の方が就職率が上がるという統計に説得力があるように思います。
ただ、下記の情報には会社の管理職などになるためには4年制の大学の学士などともに長期の経験が必要であるケースが多いとも書いてあります。
授業(卒業)の難易度
さきほど、入学の難易度も異なるという事を書きましたが、これには卒業の難易度も異なるという事も書いておかないといけません。
カレッジ兼、4年制大学の卒業生としてこの難易度に関してはかなり違いがあります。(ただし、大学と学科によって異なる)
具体的に、教科書などを読む量や試験の難しさなどはカレッジと比べると段違いです。もちろんこれは有名な大学になればなるほど卒業も難しくなると思います。
イメージ的には4年制大学は相対評価でカレッジは絶対評価であると言えると思います(わたし個人の意見です)ちなみに4年制大学の生徒は現地生まれやかなり幼いときにカナダに来た方などが多いです。
1クラスの生徒の数が少ない
カナダの4年制の大学とカレッジでは1クラス当たりの生徒の数が違います。4年制大学になると1クラスの400人-500人いることもよくあります(特に最初の数年のクラス)
ですがカレッジになるとこの生徒の数が多くても30人-40人くらいの事が多いです。事実のこの1人当たりの指導員の数と生徒の数を調べるものがありますが、カレッジの方が1クラスの生徒の数が少ないというデータがあります。
下記のWEBサイトから1人当たりの生徒のクラスの数でカレッジの方が低いという事がわかります。これは1人の教授が担当する生徒の数が少ないのです。ただし、大学や学科によってかなり変わります。
個人てきな経験でも、カレッジの方が1クラスの生徒が少なかったです。そもそも、わたしが行ったカレッジには200人とかが入れるようなクラスは1つくらいしかありませんでした。
ですので、そもそもそのように(少人数制)作っている(少なくても私のカレッジでは)のかもしれません。
TA/EA(Teaching Assistant/Education Assistant ) などの助けが手厚い
カナダの大学で勉強をすると、たまに勉強についていけないという事態に陥ります。このような事態に対処してくれるのが教授かTA/EAという教育関係のアシストです。(カナダの公立の教育機関なら、ない事の方が稀です)
このような状況でクラス中に質問をするというのを嫌がる教授(たぶん、スケージュールに間に合わなくなるために)もいたりします。
そのようなためにクラスの後に聞くとか、クラスが始まる前に教授の部屋に行って(予約が必要)、質問を聞いたりします。
また、他にも一般的にはTA(Teaching Assisstant )☜(大学院生などが多い)とよばれている方々は特定の決まった曜日の決まった時間帯に決まったクラスルームにいるので、教科書でわからない事があったりするときに聞きに行く感じになります。
一般にTAは教授などを補助する役割(例えば、テストの採点など)をしているのですが、この方々は生徒さんのアシストをすることが主な仕事です。
このTAですが、カレッジと4年制大学では大きな違いがあります(わたし個人の経験ですが)。カレッジでは1クラスの生徒の数が少ないためにTAの方々は比較的予約を取りやすいです。
一方、4年制大学の場合には1クラスの生徒数も多く予約がとりにくいという事が起こります。(生徒数に対して4年制大学の方がTAの数が少ないというのは間違いないと思います)
また期末試験が近くなってくると予約をしても、人数制限で予約が取れないという事もよくあります。4年制大学の場合には助けが必要ならその助けも含めて、自分で何とかしろと言う感じがしますね。
どうしても4年生大学に行きたいという方は永住権後に進学がおすすめ
永住権取得後に4年制大学に安い学費で行くことが可能になります。そのためにおすすめになります。ただし、利点は学費が安くなるだけはないのです。詳細は下記
まとめ
わたし個人の経験から、カナダ留学にはまずカレッジをお勧めする理由を書きました。ここには学費や難易度などいろいろありましたね。
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