日本人に特に人気があるTOEICのデータをもとに色々と調べてみました。事実、今回のTOEICのデータから色々な事が分かりました。
この記事を読んでいただくと、TOEICの学習者にはどのような方が点数が低いのか?また高いのか?など言ったことが分かるようになります。ぜひ留学にいかしてください
海外に2年間いると、TOEICが平均で220点くらい伸びるみたいですね。(留学経験なしと比較)
世界の国々のTOEICの平均点からわかる事
ヨーロッパの国々の平均点が高い
TOEICの平均点が高いのはドイツ、イタリア、ベルギーフランスなどの国々となっています。
具体的にイタリア、ベルギー、フランスなどは平均点が730点以上でドイツに至っては800点越えとなっていた。すべての国の平均を見ても750点くらいはありそうな感じです。
ただし、ヨーロッパの国々と英語は近い、文化が近い、発音が近い、単語が近い、つまり有利。日本人が中国語習えば同じような結果になると思う。
アジアの国々は相対的に点数が低いが
アジアの国々のTOEICの平均点は相対的に低い結果になっている事も印象的。韓国は奮闘しているものの、中国や日本は500点台、タイやインドネシアなどは400点台となっている。
カナダの語学学校のクラスの振り分けでは典型的に欧州がいちばん上のクラスにいて、その後に南米、中東、アジアという感じのになることが多い
ただし、アジアの国々と英語は遠い、文化が遠い、発音がかなり違う、似た単語が少ない。アジアの国々が英語に不慣れであることは簡単に想像できる。
ただし、日本人を含むアジア人が英語しゃべれない理由は他にもある
英語圏もTOEICの表に入っている 何故?
カナダ、インド、フィリピンなどの一般に英語圏と呼ばれるものもランキングに入っている意味は結局わからないが、このことからいろいろな事がわかる。
インドの点数が662点と比較的に低いという事、フィリピンは713点となっているがそれでも欧州に比べると低い。(さらに調べてみる必要がありそう)
またカナダの点数は877点となっており参加国で最高値である(英語が公用語の1つですので当たり前ですね)またカナダはSD(標準偏差)が低く、万人の点数が高いみたいです。(ばらつきが少ない)
受験者の年齢と点数の関係
受験者の年齢層で1番多いのは21歳から25歳の方々、21歳から45歳までで全体の70%を占める。
恐らく、仕事などに必要なんだろうか?また20歳以下の人も20%程度いることは素晴らしいと思います。英語の学習は早ければ早い方がいい。
TOEICの点数が一番高いのは26歳から30歳の方々で平均点は650点程度。バリバリの働き盛りで英語が仕事や留学などで必要なのかもしれません。
男性と女性では50%の割合いはほぼ均等である
TOEICを受けた人の点数と最終学歴(画像は上)
大学院卒の方の点数が682点となっており、大学の学歴にくらべて1割程度高いという事がわかった。最終学歴の大学も高く625点となっている。
小学校、中学校、高校とTOEICの点数がほとんど変わらないのは印象的。また語学学校にいる生徒の平均点が464点と低い事の意味を理解できない…
TOEIC受けた人の職種
点数が一番高いの職種は国際団体系で次に教育機関、マスコミ、となっている。WHO,WTOなどの国際団体の平均点が高いのは理解するのは簡単で教育機関などでは先生や教授などの点数が高いのも理解できる。
マスコミなどの平均点が高いのはジャーナリストなども入っているのだろうか?
わたし個人がかなり上位にいると持っていた金融、商社はなどは意外にも高くはなく(平均よりは高いですが..)、面白い結果になっている
英語学習の期間
英語を勉強している期間とTOEICの点数には関係はあるのだろうか?順当に行けば、期間が長い方が点数が高いという事になるが..
やはり10年以上になると650点を超えてくる。学習の期間が4年から6年目で500点にはならない模様。これに日本の義務教育は入っているのだろうか?恐らくないだろう。
英語学習の目的(画像は上)
英語学習の目的も人によって違う、進学(恐らく海外留学を含む)や仕事。上の画像から進学目的が一番高いTOEICの点数を取っている(ただし、TOEIC700点レベルの点数をTOEFLやIELTSに直しても入れる大学などがあるのかは疑問)
仕事目的の平均点は650点となっている、両行では600点前後(これだけあれば、いいですね)
ただし、TOEICを取得しない人=海外を旅行しない人ではないために、旅行者のすべてが600点と言うのは誤解。これは他の物にも言える事ですが..
英語学習の中で最も重要視する項目
英語学習の中で最も焦点(伸ばすための)を置いている項目という言い方で問題はないだろうか?20%の学習者がすべての項目にフォーカスを置いているとなっているが..残りの80%の人間はそうでもないみたい。
つまりほとんどの英語学習者はスピーキングやライティング、リスニィング、リーディングなどを平均的に伸ばしていないようである。
とはいってもこれは理解できる。旅行に必要な英語と正規留学に必要な英語は異なる。日常生活で使わないとなれば、伸ばしてもいずれ落ちてくる。用途に合わせた学習が効果的だと思う。
スピーキングとリスニィングに焦点を置いている人が約25%でその次がスピーキングで16%となっている。
リーディングが18%と高い事はわたし個人にとっては驚きが実はリィーディングはかなり実用性が高い部門のよう.
いまや世界の国々とすぐに連絡が取れる(英語のレベルによるが)、恐らく仕事で(メールなどで)使うのだろう。
日常生活から英語を使う頻度(画像は上)
英語を日常的に使う人の割合は5%程度少ないという事がわかる。ほとんどの方が仕事などでもあまり使わない?
全く使わないと言う人も20%程度いるという事は少し驚きである。英語学習において英語に触れる事は基本中の基本。
英語を伸ばしたい場合には仕事を英語関連にする、英語をつかえる友達をつくる、洋楽の音楽や映画鑑賞を趣味にするなど色々やってみよう。
長期で見れば全然違う。短期で伸ばそうとしない事、特にダメだった時にやる気に関わる人
英語使用時にコミニケーションで苦労する頻度(画像は上)
正直な話、15年間いてもたまには英語には苦労する。とくに英語の訛りが強い方(カナダには私も含めて移民の方が多いですからね)など理解するのに時間がかかる事がある。(90%のケースで苦労はしませんが)
英語学習者が苦労する頻度が載っている(人によって苦労する基準が違うため、またデータに整合性がないために掲載するか迷ったが、載せておきます)
どうやらTOEICで600程度あると、たまにコミニケーションで苦労するレベルのようである。
580点でちょくちょくあるにも関わらず550点の方が英語のコミニケーションに全く困らないとなっており、点数が低い方が困らないという事になっている(なぜ?)
英会話は本当に大変と言うあなたのために
英語圏滞在期間とその目的(海外に滞在経験がある方)
海外の滞在経験がある場合にはTOEICの点数は高くなるのか?順当に行けばYESだが..
やはり、英語圏の期間が長い方が点数が高いという結果出ている。(まぁ、当たり前ですね)
このデータでは2年間ていど、英語圏に滞在ができるとビジネスレベルには到達できる模様(平均点)(もちろん、人によって異なります)
海外に2年間いると、TOEICが平均で200点くらい伸びるみたいですね。(留学経験なしと比較)正直、思ったよりも少ないと思う。
確かに、わたし個人の肌感覚でもカナダに来る方でワーホリが2か国目の方の英語力は相対的に高い。
https://www.iibc-global.org/library/default/iibc/press/2020/p150/pdf/Worldwide2019.pdf
まとめ
このTOEICデータから国、年齢、学歴や海外の滞在歴からいろいろなデータの違いがみて取れました。ぜひあなたの学習にも有効的に使ってください。
isuru prabathによるPixabayからの画像
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