英語の発祥の国のイギリスでの職務経験ですね、じつはイギリスもワーキングホリデーの対象国です。ただし、限定で1000人という事でかなり狭き門になっているようですね。
今回の方はArisaさんでワーキングホリデービザでの経験になります。では英国の記事に行きましょう。
(1)賃金とチップ
イギリスロンドンのネイルサロンで働いていました。サロンによって差はあると思いますが私のサロンは一ヶ月で大体£1600でした。
イギリスはチップの文化があまりないのでお客様からチップを貰うことはほとんどなくもらう時はほとんどアメリカ人のお客様からでした。
なるほど、イギリスの文化ではチップはないのですね。となると、チップは基本的には北米の文化という事になるという感じなんでしょうか。ちなみに£1600はカナダドルで$3000ぐらいみたいですね。
(2)英語レベル(理想のTOEICのレベル)
英系ネイルサロンは英語が問題なく話せる事が当たり前なので少なくとも700点 程度は必要だと思います。
しかしネイルサロンはお客様との直接の対話になるのでTOEICのような形式的な英語だけではなく口語表現などもたくさんあるのでその辺を柔軟に理解して対応する必要があります。
また専門的なワードや色の表現などネイリストでなければ日常会話ではあまり使わないような英語もサロンでは頻繁に出てきます。
ですので、そういった言葉も覚えつつ多国籍のお客様を柔軟に対応する勉強面とはまた違った意味でディープな英語力が必要になります。
イギリス英語ですから、カナダの英語とはかなり違いますね。わたし個人もイギリス英語に関してはまだまだ、勉強不足です。そうですよね、仕事には口語なども必要ですよね。
(3)DUTIES 仕事の職務
1. 来客対応
基本的にはレセプショニストがいてお客様への施術がメインですが、サロンが二つあり一人で勤務する事もあったので飛び込みでの来客や時間に遅れているお客様への電話などイレギュラーなお客様対応をする事もよくありました。
特に電話対応は声がこもるので普段の対面での会話と違ってとても聞き取りに苦戦したのを覚えています。
飛び込みでの予約に関しては自分でお客様の予約を取らなければいけなかったので前後に他の予約が入れらるか、時間に無駄がでていないか、価格を確認する前に飛び込みで入店してくる方もいらっしゃったのでメニューの価格を伝えて了解を取っておく等注意を払って予約を取る必要がありました。
2. お客様への施術
私の働いていたサロンはザ・英系サロンといった感じでお客様との距離も日本のサロンと比べると非常に近く、他の席のお客様が私と私の担当していたお客様の会話に参加して話をする事もあるくらいすごくフレンドリーなサロンでした。
その為オーナーもお客様との会話をすごく大切にしていたので予約されているメニューの内容を時間内に終わらせながらもお客様との対話は忘れず最後に気持ちよく帰って頂けるように努めていました。
セントラルロンドンのサロン付近で働いているお客様達は忙しい方が多かった印象です。
仕事の休憩時間にネイルをしに来る方がとても多かったのでオープン前に一日の予約を確認し、タイムスケジュールの管理をしっかりとしてお客様をお待たせしないようにも努めていました。
3. 清掃
朝はオープン前に床やテーブル周りの掃除をし、営業中はお客様の施術が終わる度に自分の使用しているテーブルや器具の掃除をし、次のお客様に備えて新しい器具を用意しておくなどして時間を有効に使っていました。
4. 他スタッフへのヘルプ
手が空いている時は周りを見てお客様に入っている他のスタッフがスムーズに施術を行えているか、何か必要なものはないかなどを確認して積極的にヘルプに入るようにしていました。
そうする事によって自分が助けてほしい時にはみんなが率先して助けてくれたり、施術外でも会話が増えスタッフ同士の仲が深まったりなどサロン内でより良い人間関係を築ける事が出来たと思います。
5. デザイン制作
その他の作業としてネイルチップの作成もありました。
これは自由なデザインを自分の好きなように作成してサロンに飾ることが出来たので自分の得意なデザインのアピールにもなりました。
また他のスタッフに自分の技術やデザインの嗜好を知ってもらう事でお客様から複雑なデザイン希望があった際に私が優先的に施術する事が増えました。
ネイルサロンはトロントでもいっぱいお店があります。人気の職業ですね。かなり詳しく書いてもらえました。
(4)その仕事でしていてよかった事
この仕事を通して良かったと感じる事は日本では経験出来なかったであろう国際色豊かな場で働けたので様々な国の人の感覚や考え方、センスなどを間近で聞いたり見ることが出来た所です。
また完全な英語環境だったので働きながら自分を英語を真剣に学びたかった私にとっては最高の場所だったと思います。
また外国の人から見た日本の印象などをダイレクトに聞くことが出来たので日本がいかに恵まれた素晴らしい国かも知る事が出来ましたし改めてもっと日本を好きになりました。
また季節ごとにイベントをしたりミーティング等する職場だったのでスタッフと密に関わる事が出来ました。
サロンの同僚達は今も連絡を取り合っていますし、とても素敵な友人がたくさん出来た事が一番の良かったことだと思います。
(5)その仕事でよくなかったこと
良くなかったと思う事はこれと言ってはないのですが、強いて言うならばヨーロッパの人は日本人に比べて自分の伝えたい意見を忖度なくズバッと伝えるのが当たり前な所があります。
この習慣に慣れてしまった今そのまま日本で同じことをしてしまうときつい人に思われてしまうことが少し心配です。
またヨーロッパは日本と比べて私生活を大切にしている人が多くその生活に慣れてしまったので日本の働き方で再度職場復帰が出来るかが心配です。
職場が英語環境でよかったというのは、トロントに留学来た学生からもよく聞く話ですが、日本人の境遇の良さという観念はあまり創造してませんでしたね。わたしもそう思います。
英語圏では基本的に、自分の主張は通しできますから、留学予定の皆さんにもそこら辺は理解しておいてほしいですね。
(6)どのような人にお勧めできるかまとめ
分からないことがあっても勉強だと思って向上心を持って成長出来る方にお勧めしたいです。
また英語面だけではなく異国の文化を深く知りたい社交的な方にはとてもいい場所だと思います。
(7)面接時の質問
面接時には経験年数、勤務可能日、給与希望額、施術可能メニュー等を聞かれオーナーが数年前に日本に旅行をしていた事もあり日本についての雑談やサロンの仕組みなどを聞き、その後技術チェックをしました。
面接時の質問に関しては一般的な物という事でしょうか?今回はネイルサロンのスペシャリストARISAさんの経験はなしを書いてきました。
Arisa
ワーホリ→ ビザ(永住権)の種類
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