今回は、オーストラリアで働いたベーカリー屋の給料や仕事内容、必要な英語レベルなどを紹介します。
私が働いたベーカリー屋は、オーストラリア人ばかりが働く職場でした。日本人のいない環境、英語をバリバリ使うストイックな環境で働きたい人は参考にしてください。
今回のケースはユウシさんでオーストラリアでベーカリーの勤務経験ですね。私もカナダ留学の初年度にモールにあるパン屋さんにレジメを持って行った記憶があります。
1:賃金
基本時給:19ドル+手当(1,463円)
平日:時給27ドル (2,079円)
土日:時給29ドル (2,233円)
*1ドル=77円(2020/12/2調べ)
オーストラリアのカジュアルジョブの最低賃金は25ドルです。しかし私が働いていたベーカリー屋は勤務時間が0時〜8時までの深夜だったため、基本時給に深夜手当がつき、平日だと時給が27ドルとなりました。
さらにオーストラリアでは、土日に働くと基本時給が1.5倍に増えるので、私の土日の時給は29ドルまで増えることになり、カジュアルジョブの中でも高額な給料をもらうことができました。
夜勤は大変ですが、やはり注目するはその金額ですね。ぶっちゃけ$29は私よりも高いです.ただ、オーストラリアでは物価も高いと言いますねから簡単には判断できませんけど
2:必要な英語レベル
TOEIC600点以上(会話がスムーズにできるレベル)
TOEIC600点というのはあくまでも目安です。600点よりも点数が低くても、会話がスムーズにできる人は問題なく働けると思いますし、これよりも点数が高くても会話がうまくできなければ、英語環境で働くのは難しいでしょう。
具体的に言うと「相手が何を言っているのか一度で理解して、自分の意見を英語で伝えられる」レベルです。働いていて、最低でもこのぐらいの英語レベルは必要だと思いました。
確かにTOEICは目安ですので、会話力で職場の難易度が変わるのは理解できますね基本的にTOEICではスピーキングのテストを受ける人は少ないようですが、気になる場合にはやはり受けた方がいいかと
3:仕事内容・スケジュール
・配達用のパンの仕分け
・クロワッサン、ハンバーガー、サンドウィッチの調理
・仕込み
仕事スケジュール
0時:出勤&パンの仕分け
私が働いていたベーカリー屋は、他の店舗にもパンを配達するお店だったので、出勤して最初にする仕事が「配達するパン」と「店頭に並ぶパン」を仕分ける作業から始まります。
*ちなみに仕分けるパンは、他の従業員がすでに焼いてくれています。
そして配達する場所は20店舗近くあり、パンの種類も10種類以上、合計で100個近くのパンを一人で仕分けをしていました。
1時30分:クロワッサン、ハンバーガーの調理
パンを仕分けた後は、クロワッサンとハンバーガーの調理です。調理といっても出来上がっているパンを半分にカットし、ソースを塗り、ハムやチーズ、目玉焼きやベーコンを挟んでいく作業です。
この作業も一人でこなしていると、他の従業員がぞろぞろやってきて、次の作業に移ります。
2時:サンドウィッチの調理
クロワッサンとハンバーガーが終われば他の従業員も加わり、3人でサンドウィッチを作っていきます。
オーストラリアのサンドウィッチは日本の三角形のサンドウィッチとは違い、チェーン店のサブウェイが取り扱っているようなサンドウィッチが主流です。パンに特性ソースを塗り、スライスしたハムやローストビーフを大量に入れ、ナスやカボチャなどの野菜を重ねて挟む。
1つ食べれば腹が膨れるほどの大きなサンドウィッチを、配達に出る6時までに終わらせなければなりません。急いでやらないと間に合わない量があるので、6時まではいつもハイペースで仕事をしていました。
6時:仕込み
配達の分の仕事が終われば、最後に仕込みをします。仕込むものは日によって変わりますが、ハムやビーフの塊をスライスしたり、鶏肉を8分焼きにしたり、オーブンで焼く野菜の下準備など。
どの作業も簡単なもので、料理をしたことがある人なら誰でもできるでしょう。
7〜8時:就業
私の就業時間は一応6時までと決まっていたのですが、なぜか日によって変わっていました。時間通りに6時に終わるときもあれば、ボスが来た時に「今日は7時までお願い!」など言われたり、何も言われずにどんどん仕事を頼まれ、「今日はもう大丈夫、ありがとう!」と急に言われたりと。
基本的にオーストラリアの職場は勤務時間にシビアですが、このベーカリー屋だけは時間に緩く、日によって勤務時間が変わる職場でした。
なるほど、時給も高いですが仕事を始める時間や内容も簡単ではないですね。参考になる記事ですね
4:この仕事をしてよかったこと
・バリバリの英語環境で働けたこと
・給料が高かったこと
このベーカリー屋で働けて一番良かったことは、完全な英語環境の中で働けたことでした。
英語で指示を受け、英語で答え、英語で会話する。全く英語ができなかった私が、自分の英語力が上がっていたことがわかり、まだまだ未熟だと実感できた貴重な仕事でした。
そしてもう一つが、給料が圧倒的に高かったことです。通常の仕事でも時給25ドル。ジャパニーズレストランで働くと時給20ドル以下になることはよくあります。
その中でも私は時給27ドルと、日本円にすると2,000円近く貰えていたことも、良かったことの一つでした。
5:その仕事でよくなかったこと
・勤務時間が深夜なだけあって、眠い
・配達時間が決まっているので、常に時間に追われていた
この仕事で一番大変だったのは、勤務時間が深夜なだけあって眠気があったことです。そして時間に追われていたこともあり、常に急いで仕事をしないといけません。
しかし時給が高いことを考えれば、しょうがないことだと理解できました。
なるほど利点は給料と英語環境で欠点は勤務時間や仕事の忙しさという事ですね。うん、予想通りですね。
6:どのような人にオススメできるか
・英語環境で働きたい人
・お金を稼ぎたい人
ベーカリー屋はローカルジョブなこともあり、従業員はオーストラリア人ばかり。そのため彼らと一緒に働くには、現地人と同じぐらいの英語力を求められます。しかしせっかく日本から出てきたのだから、英語が飛び交う環境でも働きたいと思う方はたくさんいるでしょう。
そんなストイックな環境に身を置きたい人にはベーカリー屋は絶好の職場です。
またベーカリー屋は、深夜からパンを焼いたり仕分けしたりすることもあるので、深夜勤務できる仕事でもあります。
オーストラリアは日本よりも高時給で、給料体制もしっかりしているので、お金を稼ぎたい人にもベーカリー屋の仕事はオススメでしょう。
そうですね、英語環境と言うのはわたし個人もみなさんにぜひ体験してほしい事の一つです。1年間でも英語力がかなり伸びます。
7:面接時の質問
私はこの仕事に就くのに、面接はありませんでした。ネットで求人を見つけ、応募し、電話でやりとりをして終了。
求人に書かれていたことは「深夜の仕事なため、テキパキ動ける人募集」と書かれているだけ。電話でのやりとりも「いつからこれるか?」「深夜の時間だけど大丈夫か?」の2つだけ。
オーストラリアの面接は日本に比べてかなり適当です。面接に行ったら「明日から来てね」とかよく言われますが、このベーカリー屋はその中でも一番ルーズな仕事の決まり方でした。
だけど私は「深夜勤務なだけあって人手を確保しにくい仕事」だと勝手に解釈し、バリバリの英語環境であったベーカリー屋で働くことができました。
なるほど、カナダもオーストラリアと似て日本と比べるとやはりこのようなお店はかなりありますね。いいですね
以上がオーストラリアのベーカリーでの就労経験でユウシさんの記事でした。
ニックネーム:ユウシ
ビザ:ワーキングホリデー
コメント