カナダで仕事をしていたけど、結局は失業してしまった.もう日本に帰るしかないのか?と考える前に読んでほしい記事を書きました。
仕事をしているという事は少なくても税金を払っているわけですから給付金を受け取る権利は有しています。
この記事ではカナダの給付金にどのような物があるのかを知ることができます。ぜひ参考にして下さい
下記のカナダ政府のサイトを参考に記事を書いていますが、詳しくは専門家までご相談ください。また現在の新型コロナ下では受給資格が異なりますので、読む前にご了承ください。
通常の失業保険
まずはカナダで通常と言われる失業保険ですね。
カナダ国内(一部除く)で仕事をしていて失業したケースでは、これの対象になるかもしれません。
給付に必要な条件を紹介していきます。
失業の仕方により、もらえない
カナダの失業保険ですが、失業の仕方によっては対象にならないケースがあります。例えば、自分で意図的にその会社を辞めたケースですね。
この場合では会社に非はありませんので対象外とされています。ただし、パワハラなどで泣く泣くやめた場合には対象となっています。
通勤時間が長すぎる(否定的)、残業が多すぎる(肯定的)、親族の介護が必要になった(証明できれば確定的)などのケースがあるようです。
他にもいろいろなケースがあると思いますが、ケースバイケースのようですね。
カナダの失業率(州で異なる)で申請の難易度が異なる
このカナダの一般の失業保険ですが、申請して受理されるには失業率が一定 程度は高いという事が条件になっています。
例えば、あなたのミスで首なったケースではそのミスがどのくらい決定的だったのか?という事になりますね。上の写真を見ると、軽いミスや、致命的なミスなどで首なるケースがあります。
この場合(意図的なケースは除く)には、その時の状況により失業保険を申請できるために働いている必要がある時間が変わります。
下記の表を参考にしてもらえるといいと思いますが、赤のケースと黄色のケースですね。よくよく見てみると、失業保険に必要な労働時間が違うという事が分かると思います。
詳しくは下記まで
会社がプレミアム(掛け金)を支払っていることが条件
たまに会社が失業保険のプレミアム(失業保険の積立)を払っていないケースがあります。
ただし、このEI のプレミアムを払っていないケースは稀です。個人的にはアルバイトも含めて払ってない会社は一回もないですね。(払ってないと違法?)
確認の仕方ですが、2週間に1度くらい(会社によって違います)給料明細がもらえると思います。ここの欄で“EI Premium”と言う項目でお金が引かれていれば払っていますね。
このケースでは第1段階クリアで、つぎは失業率がどのくらいの必要があるのか?という段階ですね。
海外に居るケースでもらえない(例外あり)
この失業保険ですが、海外でもらえるケースは稀です。前にも書いていますが、これは失業保険ですからカナダで仕事を探す方に限られるという事ですね。
ただし、例外はいくつかあります。例えば、産休ですね。また海外で仕事を探しているケースなどは例外みたいですね。詳しくは下記を
短期の病気(シックネスベネフィット)
一般の失業保険 以外にも色々な種類があります。まず、病気の失業保険ですが政府の物は最大15週間までとなっています。
また、重要な事に医者からの診断書が必要みたいですね。これがないと、失業保険で受け取ったお金は金利増しで返す必要があるようです。
恐らく、詐欺によく使われるからではないか?との事みたいですね。
また、かなりの条件付きですが長期の病欠の保険もあるようです。詳しくは下記から
ちなみに2021年の1月5日に廃止になったCRSBは検疫のための病欠の給付金ですが海外などに旅行に行った人向けのようですね。
海外に行った人が帰国後の2週間は職場などにいけないために、その間の給料の給付をするお金になっていますね。
このような、給付金があると新型コロナ下での海外旅行を推進してしまいます。そのための処置ですね。
(詳しくは下記で)
産休てあて(男性/女性ともに可能)
さいきん日本で、産休を申請した男性の方がいましたが会社から拒否された挙句の果てに失業したというニュースを見ましたが..
日本での産休は法律では男女のどちらでも構わないという事になっていますが、実際には男性が産休を取るのはまだまだ一般的ではないようですね。
ちなみにカナダでは男性が産休を取る事がかなり一般的です。知人が男性で産休を取って、いま現在、日本でゆっくりしているらしいですね
こちらの産休手当は一般の失業保険とはちがい海外などにいても、受け取ることができる言います。【2021年1月時点】
ケアギブ保険(介護など)
日本でも高齢化が進んできて、親などの介護で仕事を辞めないといけないケースがありますが、それはカナダでも例外ではないです。
ちなみに、そのために給付金がケアギブになります(リンクは下記にあります)。
具体的にあなたの子供が病気なってしまった、また大きなけがで療養が必要になったなどのケースです。
この給付金ですが手当が必要な親族の年齢によって、給付できる期間が異なるみたいですね。18歳未満の方が対象だと、対象の期間が長くなるようですね。理解しやすい、ベネフィットですね。
良く調べてみると、介護のなどのケースが多いみたいですね。
あなたが海外在住でも対象の給付
いくつかのケースで、海外でも給付の対象になることがあるようです。
- (1)産休
- (2)カナダ政府の関係者(大使館や軍隊、また民間の出向社員も含む模様)
- (3)海外で仕事を探しているケース(条件が複雑)
詳しくは下記のサイトで(専門家にご相談ください)
特別給付
世界的に猛威をふるう、新型コロナので日本でも給付金があると思いますが、カナダでもこれと同じようなものがあります。
CERB(給付はすでに終わっています)
カナダの緊急給付金ですね。給付金が受給できる条件が甘すぎて、政府が発表された時点からかなり話題になっていたものですね。
CRB(現在進行形の給付金のプランです)Canadian Recovery Benefit
新型コロナの影響でカナダ国内の失業率が高止まりをしていて、CERB【前 失業保険制度】ではまだ十分ではないために延長されたのがCRBです。
給付の条件の受給資格はCERBと大差はないようですが、大体をここで書いておきますね。
(1)就労ビザがあること/永住権保持/カナダ人
(2)2019年か2020年 $5000の収入(申請の額)があった。
(3)新型コロナの影響で首なった、給料が減った。
などのようですね。大まかに紹介してきましたが、詳細は下記にあります。
この給付金ですが、納める税金も含めて一緒に給付されるタイプの物みたいですので年末の確定申告で納税しないと、脱税になるのでご注意を。
パーソナルディズ(オンタリオ州の必須の有給/無給)
日本でも病気療養の有給があると思いますが、カナダでも存在します。ただし、州によって呼び方や内容がかなり異なるようですので、今回はトロント(オンタリオ州)の物を紹介します。
上記がカナダ政府の大まかな説明になりますが、一般的にはシックリーブと呼ばれていますね。
よく読んでみると、会社の社員が一定期間はたらくと有給の病欠休暇が法律てきに与えられる必要があるという事が分かると思います。
契約社員でも最低で年間で1日は必要で、正社員の場合には3日は必要みたいですね。
正直な話で長くて、理解するのが大変..(詳しくは専門家に聞いてください)
また、これとは別に3日間の無給での休暇が認められてます。本人の病気やけがなどはもちろんの事ですが、親族のお葬式などにも適用できるみたいですね。
また、3日間ならこれが原因で従業員を首にする事はできませんし、その時の賃金や役職は保証されるみたいですね。
基本的な労働基準法はこちらです。
まとめ
カナダの失業保険などを紹介してきました。一般の保険を含む、病気での保険や新型コロナ下の給付金などいくつか紹介しました。
Cari DobbinsによるPixabayからの画像
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