カナダで仕事を見つけようと頑張っている方々に質問ですが、行動面接という面接方法を聞いたことがありますか?
行動面接っていきなり言われても何の事なのか?わからないという方もたくさんいると思います。英語で訳すとbehavioral interviewと言う意味になります。
簡単に説明すると応募者の過去の経歴に焦点を合わして過去の困難な状況などをどのように対処したかなどの具体例をあげて説明する事が求められる面接です。
つまりこの面接パターンはその人の行動の癖や考え方を知る事を目的としたインタビューです。当然、わたし個人も何回もこの類の質問をされた経験があります。
残念な事にこの手の質問は対策が難しいと言われていますね。とは言っても典型例はいくつもありますので対策をしていけば何とかなるはずです。”また、とにかく冷静になって淡々と答えていきましょう!
個人の経験などからもいくつかお勧めの質問を紹介します。ぜひ、参考にしてください。参考にしたウェブサイトは下にありますので、ぜひ見て行ってください。
- (1)Describe a time when your boss was wrong. How did you handle the situation?
- (2)How would you feel about reporting to a person younger than you?
- (3)Tell me about the last mistake you made.
- (4)What do you want to accomplish in the first 30 days of this job?
- (5)Describe a time you got angry at work.
- (6)Tell me about how you dealt with a difficult challenge in the workplace.
- (7)Would you ever lie for a company?
- (8)How would you deal with an angry or irate customer?
- (9)What do you want to accomplish in the first 90 days of this job?
- (10)Do you think you could have done better in your last job?
- (11)What do you really think about your previous boss?
(1)Describe a time when your boss was wrong. How did you handle the situation?
過去にあなたの上司が間違った事をしたと思った事はありますか?また、それをどのように対処しましたか?
と言う質問ですね、日本で働いていもこれは上司が間違っているのでは?と思う時はよくありますよね?当然、カナダでも同じような事が起こりえます。
わたし個人の経験では物流関係の仕事で車のパーツを日本から輸入するのですが、その時にカナダ税関に日本から輸入したパーツをカナダドルの価値に直して申告して関税を払う必要があります。
しかしあろうことか、クライアントの書類の手違いで実際の額の10分の1程度の額しか申告されていませんでした。
上司はこれはクライアントのミスだから、発覚てしても我々の損害は軽微と言っていました..しかし、もし、ここでカナダ税関のランダム検査を受けて発覚すれば巨額の罰金になりかねないところでした。
当時の上司は日本からの出向の方であまりリスクを理解していない方でしたので、わたし個人ができるだけすぐに修正を行ったことがありました。
カナダ面接の場合ではこのような質問で必ず結果としてよかった事を例に上げるべきとわれていますね。わたし個人も突っ込みすぎて失敗した例もありますが、あくまでも結果的によかったことですね。
これは1つの例ですが、上司が間違っていることを指摘して結果的にプラスに動いた経験談などを紹介してください。
(2)How would you feel about reporting to a person younger than you?
アナタよりも若い世代(上司など)に何かを報告しないといけない時のあなたの感情をを教えてくださいといったような質問ですね。
わたし個人のブログで何回か書いていると思いますが、北米では年齢には関係なく実力が物を言いいます。
しかし儒教やこうしなどの考え方で東アジアに関わらず、インド(宗教的に似ている)でも年上の人を敬う文化などがあります。
模範解答として“I personally feel age is just a number”(それはただの数字だよね?)と言うのがありますね。
個人的にも過去にこのような質問がありましたけど、年齢は何月に生まれたと同じで全く意味を持たない物と言ったような感じの返答をしたと思います。
カナダでは年齢の大小(役職の上下で、行動を変えるのは仕方ないにせよ)であなたの行動を変えると年齢差別と間違えられる可能性がありますので気を付けてください。
詳しくは下記にありますので軽く読んでおくといいと思います。
(3)Tell me about the last mistake you made.
前回にミスをした時の事を教えてもらえますか?と言った質問ですね。この質問では必ず、悔しかったなどの感情だけではなく、次のミスをしない為の具体的な対策を話して下さい。
例えば、打ち間違え等から不正確なインボイスの作成をしてしまってこれによってクライアントからクレームが入った。そのために対策として
(1)2重チェックの徹底
(2)ミスを防止するためにEXCEL(打ち間違えの防止など策)などを使ったインボイスの作成をした
などの改善策をいくつか出す方法が模範解答になります。
(4)What do you want to accomplish in the first 30 days of this job?
最初の30日間で何をやり遂げたいですか?と言う質問でいいと思います。模範解答としてobverse and learnと言うのがありますね。
直訳すると見て覚えるという事になりますが、さらに詳しく例題を出すと
“Take notes on how different people at different levels communicate with each other and what prompts praise and recognition”と言うのが模範解答です。
ここでは、最初の一カ月間で異なるレベル人々(文化の違いや、ポジション、役割の違いなどを含む)がどのようにコミニケーションを取って、どのように仕事をしているのかをメモにするという感じです。
もし私がワーキングホリデーなどの短期就労者だとしたなら、多民族国家のトロントでは英語でもアクセントが母国によって異なるので、すくなくてもここまでに英語などでの勘違いなどがないように十分にコミニケーションを取っておく。
というような回答を出したいですね。
他にもいくつか下記のウェブサイトから引用しています。
(5)Describe a time you got angry at work.
あなたが怒った時の事を教えてください。ここでは必ず、仕事に関して怒りを感じた事を答えてください。この質問を聞かれた時にはセクションを2つに分けます。
- どのようなシチュエーションで怒りを感じたのか?
カナダでなくても、日本で怒りを感じた事はたくさんありますよね?99%の方がYESと言うと思います。当然、カナダでも理不尽!!と思う事がたくさんありますね。
わたし個人の経験談では日系のクライアントが就業間際のギリギリの時間にインボイスを本日中に作成しろと言う命令を下してきましたね。
マネージャーにメールを送ったところ、返信もないという一方通行に行き当たりました。怒りを通り越して、少し残念でした。
- どのように対処をしたのか?
わたし個人の経験談ではその時に嫌がらせで追加で料金がかかるという返信のメールをしました。時間外の就労ですから当たり前ですよね?そして、なんと!!追加料金を承諾されて残業になりました。
というか、その会社は日系でもかなり儲けている会社であるにも関わらず値上げに消極的な会社でした.
そのためにダメもとでメールを送ったのですが…答えはOKでしたね。運がよく評価される事になったケースでした。(すでにその会社は辞めていますが..)
と言うように上記のケースではどのようなシチュエーションでどのように対処したのか?を聞かれています。
(6)Tell me about how you dealt with a difficult challenge in the workplace.
過去に職場で難しい展開に追い込まれた時にどのように対処したのか? と言う質問です。
“ここでの模範解答は、厳しい状況に追い込まれたが何とかした”というのが模範解答のようです。
再度、わたし個人の経験談で恐縮ですが過去の会社で課長が突然、病欠になり会社にこなくなりました(結果的にそのまま辞めました)。
そのために、課長以下 全員で仕事を捌く必要があったのですが、当然 問題がないわけではなく、これが原因でいくつかのクライアントが会社から去ったことがあります。
ただし、それでも我々はいつも以上に仕事をしていたわけです(週に20時間以上の残業)。つまり、課長のやる仕事を我々で何とか終わらせることができた。(結果的にクライアントが去ってしまった事は言わない)
また、これが原因で課長の仕事も学ぶことができていい経験だった。と言うような回答がよさそうです。
(7)Would you ever lie for a company?
いままで会社にうそをついたことがありますか?と言う質問ですね。模範解答は
“It depends on the situation and circumstances. When it’s beneficial to the company and it doesn’t harm others, then I would lie for the company“
それは会社の状況による、それが会社のためになるのならウソをつくこともあるという回答が正しようです。
そもそも、この質問にはYES/NOで答えず、会社のためになるのならYESでもNOにもなるという回答が模範解答とされています。
そのために、この回答のためにある程度 過去の話を思い出して用意しておくといいかもしれません。
(8)How would you deal with an angry or irate customer?
クライアントが怒りを感じたとき、どのように対処しますか?と言う質問ですね。この質問は本当にあるあるです。わたし個人も何回も聞かれたことがあります。
そのために、いくつかの模範解答を用意しておきます。
(1)Suggest one or more alternatives that would address the customer’s concerns.
クライアントが何に怒っているのかを考えて、他のプランを提供する。物流でよくあるのが、物品の到着が遅いというケースです。
(例)そのような時にはとトラックで輸送するのではなく、飛行機などの郵送を提案したりします。
(2)Listen carefully and with interest to what the customer is telling you.
とにかく、クラインの話をよく聞く。そして、何をすればいいのか相手の立場に立って考えるという感じにです。
(3)Apologize without laying blame, regardless of who is at fault.
私が今現在いる会社ではお怒りになっているクライアントがいる場合にこちらが悪くなくてもすぐに謝る
正直な話し、どのような状況があろうが民間の会社は利益を出さないといけませんから基本的にはこれを言っておけば安全策であることは間違いないようです。
(9)What do you want to accomplish in the first 90 days of this job?
会社を始めてから90日間で何を成し遂げられますか?と言う質問ですね。この類の質問には3種類あって30日間、60日間、90日間のケースがあるようです。
少し前に30日の質問をしましたが、90日間目の回答は非常に重要です。なぜなら、カナダでは試用期間が90日間で終わるケースが多いからです。
つまり、90日間の訓練で大体ではあるが、ひと通り終わらせることができないといけないという事を理解しているかと言う質問でいいようです。
つまり、このような質問には模範解答としては” I can work without supervision and ready for the busy season”
トレーナーの指示なしで、ひと通りの仕事をこなす事ができるという回答が模範解答です。
少なくても、自分の与えられた仕事をこなすことができないと思われるとマイナスに働きますので、忘れないでください。
(10)Do you think you could have done better in your last job?
君の前職だけど、やり方によってはもう少し結果が良くなったと思いますか?と言う質問ですね。つまり全力で働いていましたか?と言う質問にも聞こえます。
しかし、調べたところ、どのくらい働いていても完璧に仕事をできる人はいないから常に前向きに仕事に取り組めているのか?という事が根底にある質問であるようです。
この時の模範解答は” Yes, though I tried to do things in a better way than in the past, but there is always a scope for improvement and nobody is perfect I feel if I put more and more efforts”
はい、いつでも結果が良くなるように働き方を改良していくのがいいと思っています。完璧な人はいないので常に努力をしていくだけです。
とうなるようですね。わたし個人は過去にこの質問を聞かれ、改良の余地はあったと回答して、その面接は流れましたね。(まぁ、これが原因かはわかりませんが…)
(11)What do you really think about your previous boss?
正直な話し、前の上司をどう思う?と言う質問ですね。この類の質問では常にポジティブに回答をするという事を心がけるといいとされていますね。
前の会社の事を悪く言ってよい印象を与える事は難しいとされています。そのために、模範解答としては”“My previous boss was stubborn as a mule, but a man of his word.”
前の会社の”上司はとても頑固な所があったけど、やる言った事は絶対にする良い上司だった”のような回答がいいようですね。
まとめ
という事で、今回は行動面接について紹介をしてきました。その人の行動の癖や、考え方をしるために必要な質問を聞かれるために、かなり癖が強い質問があったと思います。
前職の上司をどう思うか?や前回、失敗した時の事を教えてくださいなどはその典型例でしたね。
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