突然ですがカナダ国内のくるまの盗難件数を知っていますか?下記の記事によると2021年におおよそ8万件だった車の盗難被害は2022年には10万件を超えて、2023年にはこの10万件も超えて2024年にはさらに被害が拡大すると予想されています。
またこの記事を書いているのは2024年春に差し掛かる時期ですがやっぱり車の盗難は増えているようですね。これは大変です。個人的にもわたしの車を盗難から守る方法を調べているので、いい機会ですのでこの記事を書くことを決めました。
車の所有者で盗難被害にあいたい人なんていないはずですからこのような記事が役に立てればと思い執筆しています。ぜひ、参考にしてください。
盗難が起こる場所(保険代が高い)よく理解しておく
まず、カナダで車の盗難が起こりやすい地域がある事は理解していますか?こちらは一回でも車の保険を契約していると理由を考えた事があると思います。車の保険を契約する場所によってかなり費用が異なります。同じまったく車でも場所によって2倍の差が付くことも珍しくないのです。
こちらですが、その理由の1つとして盗難や事故の発生率が影響していると言われていますね。詳しくはトロント警察のウェブサイトから調べる事ができます。
下記は実際にそのウェブサイトから調べたものですがトロントピアソン空港あたりから北部や中部(黄色)にかけて盗難率が高いことが分かると思います。実際に調べてみるとこの地域の車の保険は恐ろしいほど高いです。
また信じられないことにトロントのダウンタウンの方が車の盗難は少ない傾向にあります。これには色々な理由があると言われています。
そもそも、交通機関が発達しているので車を持つ必要がないや、昨今はコンドミニアムがたくさん建設されて駐車場が地下などにある事も多く防犯対策が整っていたるというケースが多いという特徴があります。
また重要な事にトロントのコア・ダウンタウンの車の保険は同じ条件なら盗難率が高い場所と比べるとかなり低い傾向があります。実際にトロントの交通機関であるTTCのクリスティ駅付近の車の保険代はトロントの北部に比べると割安だった事が分かりました。
つまり、この盗難比率から”あなたの車が盗まれる可能性がある程度分かることになります。” もし、このような場所に住む場合には車の盗難対策は万全にしたいですね。
あなたの車の駐車場について知っておきたい事
この記事を読んでいる方でカナダ国内で車を所有している方はたくさんいると思いますが、”あなたの車の保険が、あなたの車を駐車している場所によって保険料がかなり変わりませんか?
例えば車を家とつながっているガレージの中にある駐車場に停める場合と、同じ敷地内でも外にとめている場合で保険の費用が異なります。
これは単純に”盗難のリスクが異なるからだと言われていますね。カナダの最大都市のトロントでは40分毎に1台の車が盗まれていますが、これは個人の敷地外の場所にとめてあった車の被害の方が圧倒的に多くなっています。
”実際にトロント警察も下記の記事で車はできるだけ、家の外ではなくガレージなど、家の中にとめてほしいと助言していますね。それがダメならセキュリティカメラなどの防犯対策をしてほしいと言っていますね。
車内に高級品を置かないこと
10年くらい前の話ですがわたしの友人がトロントのダウンタウンに車を駐車していた時に車上荒らしの被害にあった方がいます。その方はわたしの以前働いていた会社に出向社員としてカナダに来た方でした。
車内に高級ブランドのバックやGPSなどを車外からでも見えるような状態で放置していたと言う事で、その結果車の窓を強引に割られてしまい金目の物は全て盗まれてしまったということです。わたしも日本では想像もしなかったことですが、カナダでは車上荒らしの被害にあう方が多いようです。
この犯罪への対策ですが、基本的に車内には金目の物は置かないようにするという事を徹底する必要があります。または、それが難しい場合には車外からから見えない場所へGPSやバックなどの金品を隠すなどの対策をするといいと思います。
わたし個人は車の窓に外側からでは見えないようにスモークを貼っています。こちらも防犯対策ですね。車上荒らしは金目の物を隠せば対処できそうですが、昨今のトロントはもっと厄介な犯罪が増えてきています。下に続きます。
カージャック(強奪事件)と言われる犯罪が増えている現実
それはカージャックと言われてる犯罪ですね。一般的に泥棒も車を盗むときに運転手がいない時を狙って車を盗むものです。それはそうですよね、運転手がいれば抵抗を受けて下手をすれば捕まってしまう可能性もありますから盗む方もかなりリスクがあります。
ですが、2024年春のカナダでは鋭利な刃物や銃などを使って脅して強引に車を強奪する事件が昨年の同じ時期に比べると2倍になっていると下記の記事に書いてあります。いくら車を守れても、命を守れないなら意味がありませんから銃などを突きつけられた場合には絶対に抵抗しないでほしいとカナダの警察は言っています。実際にカージャック事件でなくなった方がいます。
このような事態を避けるために車の鍵は車のフロントドアにいつも入れておくようにしてほしいとカナダの警察は助言しています。
盗難防止アイテムの使用を検討する
車の盗難防止対策グッツの記事はこれから詳しく書く予定ですので、この記事ではどのようなタイプのアイテムがあるのかを大まかに紹介していきます。
アラーム
モールなどの大きな駐車場にいるときにまれに大きな音がするアラームが1台の車から鳴り響いてる時がありませんか?それがこのアラームですね。車が何かの異常を感知したら大音量で鳴り響くというアイテムです。
ハンドルロックを使用する(スマートキーから来る電波サギに対策する)
昨今の車は鍵としてスマートキーを使う車が多いですよね?スマートキーと言えば、実際に鍵を車の鍵穴に入れるタイプではなく、電波を飛ばして鍵の開閉をするものですね。
でも、実はこれが盗難の原因の1つになってきているという記事をカナダに限らず日本でもちょくちょく目にします。スマートキーが発信する電波を特殊な機械を使って受信してそれをコピーして盗難する車に発信すると、車はロック解除の信号と誤認して車が開いてエンジンがかかってしまうと言う方法みたいです。
これを日本語でリレーアタック(または英語で tech-savvy thieves)というようです。 このような新手の方法に対抗するには昔からの盗難対策しかありません。そうですね、そのために昨今では車のハンドルに物理的にハンドルロックを使って鍵を掛けてしまう方法が注目を集めてきています。
スマートキーについて(ポートブロッカー第者からのアクセスを遮断する金属製の缶など)
そもそも、スマートキーの電波を悪用して盗難するリレーアタックに対しても防犯対策をすればいいのではないか?という質問も上がると思います。実はスマートキーは微弱の電波をつねに発信していると言われていますね。
常時、そのような電波を発信しているということであればそのような場所の近くまで行って電波を拾って車に飛ばせば、簡単に盗難できてしまうことになります。
そのために入り口からちかい家の玄関などにスマートキーなどを置いておくと外から電波を盗まれる可能性があると言いますね。そのために、スマートキーは金属製の缶の中に入れておいたり、冷蔵庫の中に入れておくというお勧めの方法があるようです。また、そのようなアイテムが販売されているようです。
GSPトラッキングシステムの活用
他にも車にGPSを装備しておくという方法もあるみたいです。車にGPSを装備しておけば万が一車が盗難被害にあっても、警察などに連絡をして追跡できる事になりますから、おすすめの防犯対策の1つだと思います。
VINを見えないようにしておくこと
カナダで中古車を買うときに絶対にしておきたいことの1つに購入前に絶対にVIN番号を調べておくというを徹底してほしいという記事を過去に書いたことがあります。詳しくは下記の記事に書いてありますが、このVIN番号英語で(Vehicle identification number)は人間で言う”医療診断書”みたいな書類です。
この番号から”どこの国で生産されたのか、メーカーや車種などの情報は当然ですが以前に事故に遭った場合にも、またそれによって廃車になったような車もこの番号で調べることできます。と言う事は1回でも盗難にあっていればそれもこの番号で調べることができます。
カナダのいくつかの記事を読んでみると、このVIN番号を車外から見えないように隠しておくと盗難対策になると情報が多かったです。と言うのはもし、車を盗む人間からすれば一度でも盗難被害にあった車を再度、盗みたくないと思います。
そうですねつまりこの番号を意図的に隠す事で、”もしかしたらこの車は盗難車なんじゃないか?”と思わす事が可能みたいです。
盗まれやすい車はどれ?知っておきたい盗難車の傾向とは?
ここまで色々と盗難を防ぐ方法などを紹介してきましたが、そもそも盗まれやすい車があるの?と言う事を考える必要があると思います。一般的に考えると高い車=盗難被害が多いと言いのではないか?というイメージなるかもしれませんが、下記の情報から必ずしもそうとは限らないことが分かってきます。
具体的に日系の車は被害にあいやすいということです。確かに上位のいくつかはHonda-CR-Vやレクサスなどの高級車ですが少し調べていくとHONDAのシビックやトヨタのカローラなどの大衆車もたくさん出てきます。つまり日系車は泥棒に人気みたいです
これには色々な理由があるようで中古車になっても人気がある車が多いようで、泥棒も人気があって価格が落ちにくい中古車を狙うケースが多いみたいです。そのために、これらの車は保険代も高額になりやすいという傾向があります。
そのために、あなたがカナダで車を購入する際には盗難の被害にあう可能性も考えて購入してください。なぜならば、購入してから盗難対策で色々な物を買う必要があったり高い保険料が必要だったりする可能性があるからです。
まとめ
と言う事でカナダ(おもに)トロントでの車の盗難対策に関しての記事を紹介しましたね。昨今ではカナダで車の盗難被害が多くなってきていることや、その傾向がカージャックという強奪事件に発展して凶悪犯罪になってきていること、また防犯対策アイテムの紹介もしてきましたね。
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写真は上記から引用しています。
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