カナダで生活をしていると一回くらいは思ったことがあると思います。”カナダ国内の日本食は高すぎる!ということですね。でも、この金額って妥当なんです。
このように話をするとええっ!!日本と比べて3倍くらいの金額が妥当っておかしいと思うかもしれませんが、カナダで日本製を購入する場合には関税や人件費さらに日本からカナダに運ぶための輸送料が必要です。←これだけでもかなりの額になるんですね。
2023年の末時点では、運送費も高騰しているようです。
日本からカナダに荷物を運ぶ方法と言えば大きく分けて2つしかありません。海上輸送と航空輸送の2つになります。(トラックと鉄道輸送も後で紹介しますが、こちらは基本的にカナダ国内です)
”こちらの2つですが、かなり違います。”これらには別々の特色があるんですね。この記事では日本からカナダに荷物を送りたいでもどっちにするか迷っているという方々に向けた記事になります。
航空輸送(利点)
まず、航空輸送の方から説明しますが誰もが納得するこの方法の利点は何といってもその時間です。
例えば、日本とからカナダと言えば北米の地域で世界地図から見ても、地理的に日本からは遠い国になります。
しかし、この距離でも数日で日本からカナダに到着します。←ただし、大概の場合には荷物が飛行機から積み下ろし(到着後に数日かかることも)をされて、関税などを通過してから予定の場所に送り届けられます。
カナダへ到着するまでの時間が早い
そのためカナダ国内に到着しても最終目的地に着くのはさらに数日ほどはかかります(ケースバイケース)。しかし、それでも後で説明する海上輸送に比べると”圧倒的に早い”のが特徴になっています。
時は金なりという言葉がありますが、とにかく時間が惜しいというとケースでは航空便ということにないります。ただし、当然利点だけではありません。
国をまたぐ必要がない
他にも航空輸送の利点と言えば、陸路などで国をまたぐ必要がないということが言えます。
例えば、日本から機械部品をメキシコの工場に送って、そこから完成させた日本製のカメラをカナダへ送りたいというケースを想定してください。
このケースでは、メキシコから航空輸送で直接カナダへ送るか、トラックを使って陸路でメキシコ←アメリカ←カナダという感じで国をまたぐ方法がありますが、通関手続きなどが少ないのは明らかに航空輸送です。
アメリカから言わせてもらえば、上空を通過するだけでアメリカには入ってこないわけだからトラック貨物とは違って、貨物を検査する必要はないわけです。輸入者から考えても文字通り貨物の通過だけです。
ただし、2001年の同時多発テロ以降は通過だけでも規制がなどが厳しくなったと言います。
航空輸送(欠点)
さてここまで色々と航空輸送の利点を解説してきましたが、当然、欠点もあります。
コストが高い
先ほど利点を説明してきましたが、当然ではありますが欠点も存在します。代表的なコストですね。海上輸送と比べると数倍たかいということも珍しい事ではありません。
そのために、あなたが貨物を日本からカナダへ運びたいというケースでは、緊急性、コスト、どのような商品なのか?の3つをよく調べておくといいと思います。
規制がある
他にも欠点と言えば、海上輸送と比べて航空便の方が規制(こちらもケースバイケースですが)が多いです。例えば、特定のバッテリーなどは条件を満たさないと飛行機に積むことができなかったりします。
海上輸送(利点)
コストが安い
ここまで航空輸送の利点や欠点を紹介してきましたが次は海上輸送に移ります。まず、ここで協調しておきたいのは”利益を出すためには海上輸送ほど利点がある方法はありません。
航空輸送に比べるとその差は雲泥の差で運び方によってはコストが10分の1以下になることもあります。ただし、運ぶ物によってはそれほど安くはならない商品もあります。
例えば、温度調節が必要な貨物ですね。”日本から送られてくる食品やお酒などは温度調節必要ですよね?このような貨物は基本的に追加料金になることが多いので航空便などのコストと比べる必要があります。
海上輸送(欠点)
こちらも当然、欠点も存在します。それは時間です。例えば、あなたが超人気のアパレルの会社のマネージャーだとして、今すぐに売らないと客が他店に流れてしまうと言うケースでは航空便を使えば数日で到着するために問題なく売れます。
しかし、これが海運のケースだと遅いと2ヶ月間以上掛かってしまう可能性もあります。夏真っ盛りの7月に着たい服を9月まで待てる人は多くないと思います。他にも日本からトロントなどへの輸送の場合には欠点があります。
鉄道輸送手段を使う必要がある(場所によるが…)
鉄道輸送が必要になるケース
航空便のケースでは空港←空港へと直接に貨物を運ぶことが可能ですよね?例えば、成田空港からトロントのピアソン空港に送って、到着しだい空港に取り行けばいいのです。
しかし、日本の港からカナダに向かってくる船便の場合はどうでしょうか?下記の地図を見ていただくとカナダ西部のバンクーバーから東部のトロントまでにはかなり距離があります。こちらのケースでは鉄道輸送を使う方法が一般的です。
ただし、バンクーバーやハリファックスなどの港の近くが最終目的地と言うことであれば問題はありません。ブリティッシュコロンビア州に住んでいるけど港は遠いというかたも結構多いのではないでしょうか?
この距離は4000キロを超えます、ちなみに日本で言うと東京から沖縄間の往復になります(結構ありますね)。つまり、船便の場合にはこちらのコストもしっかりと計算に入れる必要があります。
TheCanadian RouteMap – The Canadian (train) – Wikipedia
陸上輸送(トラック輸送)
最後にこちらも重要な地上輸送を紹介します。一般的なロジスティックだと、トラックで荷物を運ぶイメージがあると思います。
カナダからアメリカへの荷物を運ぶ時はこの方法がよく使われています。なぜなら陸路続きの国々だとトラック輸送に利点があるんですね。
このように話をするとカナダからアメリカに出国するときだけにトラックなどを使う必要があると思うかもしれませんが、”貨物などが多い”場合には下記のような大型のトラックを使う必要があるわけです。
どのような貨物にどのような方法を使うのか?はとても重要で全て輸入業者などの判断に任せられます。ただしその記事に関してはまた次の機会にしたいと思います。
まとめ
と言うことで大まかに4つの方法を議論してきましたね。航空便のケースでは、コストが高いものの時間が掛からないこと、他にも海上輸送のケースではコストを抑えられるものの時間が掛かってしまうと言うことを書いてきましたね。
他にも鉄道輸送や陸上輸送の事も書いてきました。ぜひ、参考にしくてださい。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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