ニューブランズウィック州に住んでいい/不便に感じたこと

カナダの滞在場所

今回はカナダの極東である、”ニューブランズウィック州に住んでいいと感じたこと”と言う記事の執筆をお願いしました。

正直な話しで、それどこ?という方が多いのは仕方ない事だと思います。

カナダ留学と言えばバンクーバー、トロント、モントリオールでほとんどの学生さんが留学すると言われていますから。

ただしそれでも、この州に住む利点/欠点などを知っておくことは非常にいい事だと思っています。ではでは行ってみましょう!!

①日本人に合うことはほぼない

私はNB州に住み始めて9ヶ月になりますが、日本人に遭遇したのは1回だけで、スーパーで買い物しているときに見かけた(日本語で話しているのが聞こえた)程度です。

そもそもアジア人が少なく、移民をたくさん受け入れている州ですがまだまだ現地人が多い州です。

バンクーバーではどこに行っても日本人を見かけますし、日本語のメニューもあるほどですので、日本語のない環境で留学を考えている方にはNB州はおすすめです。

②自然が豊か

NB州はバンクーバーのあるBC州のように山はなく、北海道のような広大な平野が続いているといった地形です。

フレデリクトン、セイントジョンズ、モンクトンがNB州の主要3都市で、それぞれの街のいたるところにトレッキングコース、自然公園などが整備されていています。

BC州のように登山はできないかもしれませんが、自然を身近に感じながら生活できますので、田舎暮らしや大自然が好きな人には魅力的です。

私はよく夏〜秋の夕方に家の近くのハイキングコースを1時間程度歩くようにしていて、野生のリスやシカに遭遇して楽しんでいました。

③大都市に比べ移民しやすい 

NB州を含む大西洋側の州独自の移民プログラムがあり、就労ビザを得て永住権をとるために、他の都市から人が流れてきている傾向にあります。

バンクーバーやトロントの大きい街の場合、就労ビザをサポートしてくれる雇用主を探すのは難易度が高いですし、人も多いので競争率も上がります。

私の職場では、トロントで学校を卒業したが移民が難しいのでNB州で就職した、という人が何人もいました。

その点NB州では比較的簡単にビザサポートをしてくれる職場を探しやすいので、インド、アフリカ、フィリピンなどから永住目的で移民してくる人が多くいます

そのため、街の発展が急速に進んでいて、新しいコンドミニアム、ショッピングモール、公共施設の建設ラッシュ中です。

④都会のように窮屈に感じない

田舎なので道路が広く、渋滞はほとんどありませし、高速道路は日本と異なり無料です。

そもそも人口が少ないので(NB州77万人、BC州507万人)どこに行っても混んでいるということはほとんどありません

バンクーバーでは人が多くてバスに乗れない、スカイトレインで乗れるまで順番待ちがあるなど、ラッシュの時間帯は不便なこともあります。

NB州では基本車での移動か、学校や職場の徒歩圏内に住むことが一般的なので、通勤通学時のストレスはほぼありません。

⑤フランス語を学べる

NB州はカナダ全土の州で唯一、英語だけでなくフランス語話者対応の病院、学校、企業などがあり公用語としてフランス語が使われている州です。

地域によって英語圏、フランス語圏に別れており、私がスーパーで買物をしている時はほぼフランス語しか聞こえません。

店員さんもまず「ボンジュール」と挨拶してきます。英語メインでフランス語も学びたい、と考えている方にはオンタリオ州のオタワ同様、NB州もうってつけです。

ニューブランズウィック州に住んで不便と感じたこと

①公共交通機関が発達していない

路線によっては、バスは1時間に1〜2本程度でルートはかなり限られています。バンクーバーのように便利なスカイトレインはありませんし、車での移動が基本になります。

私は日本の運転免許を持っていたのでカナダで書き換えをし、現地で車を買いました。

車だと15分の距離が徒歩だと1時間半もかかるような街ですので、NB州に住む際は運転免許がないと不便かもしれません。

②冬は雪が多く、かなり寒い

11月後半から急に寒くなり、雪が降り始めます。ひどい日には吹雪になり除雪されるまで外に出られないこともあります。

市の職員が除雪車で随時除雪して道を整備してくれますが、家の目の前やエントランスなどは自分たちで雪かきが必要で、かなり重労働です。

外はマイナス15度程度まで下がり、風があるので体感温度はもっと低いです。

私は車で買い物に行っているので、冬の間は1週間程度の食品の買いだめをしてなるべく雪道の運転を避けて過ごしています。



③アジアからの食材、品物が手に入りにくい

アジア系のショップは街に3軒ほどありますが、バンクーバーに比べるとかなり限られていますし高いです。

たとえばバンクーバーだと4ドルで買える日本の醤油がNB州では7.5ドル程度と、約倍近くの値段がしますし、日本をはじめとしたアジアのものは現地ではほとんど手に入りません。

スーパーでアジアコーナーがありますが、インスタントヌードルやちょっとした調味料がメインの事が多いです。

Sushiコーナーもありますが寿司のご飯が硬すぎで、現地の人に本物の寿司を知ってほしいと何度も思わされるようなクオリティです。

④日本食レストランの質が低い、かつ高い

この間テイクアウトのオーダーをしたのですが1人前の寿司12勘が1500円程度で、他の店では寿司ロール2種類注文で2500円程度とかなり高い。

そのわりにはバンクーバーほど美味しいとおもいませんでした(あくまで個人の感想です)。

サーモンは美味しいですが、他の魚は新鮮さに欠ける印象です。バンクーバーではお手頃価格でおいしくて新鮮な中国系、ベトナム系の寿司屋がたくさんあるので、NB州では日本食レストランの利用率が下がりました。

⑤家探しが一苦労

不動産会社の物件がネット上にすべて乗っているわけではなく、NB州の場合、現地で看板を見て電話をするシステムが主流だったりします。

もしくは人づてやフェイスブック、Kijijiといった投稿サイトから見つける必要があります。英語に不慣れな場合ハードルが高いかもしれません。

その点、バンクーバーでは日本語サイトから物件を見つけたり、留学会社が家探しを手伝ってくれたりすることがほとんどですので、ある程度英語ができて自立している方はNB州に挑戦してみてもいいかもしれません。

この州のおすすめの観光地も紹介しています。あわせお読みください

まとめ

という事でNB州で実際に生活している人から、利点と欠点を聞いてきましが、どうでしたでしょうか?
やはり利点としては英語は伸びやすいというのは理解できますね、同時に日本食などを買える場所も少ないとの事でここも理解できますね。
他にも注目に値するのが移民しやすいという箇所ですね。実は移民の難易度は州によって変わります。
このNB州では少なくても他の週に比べると移民がしやすいようです。

今回もいい記事でした、ありがとうございました。

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