突然ですが、日本が世界のほとんどの国を抑えて移住してみたい国の2位/101か国中になった事は知っていましたか?
とは言ってもこれはアメリカのスタートアップ会社であるレミトリー(金融の会社?)の調べになります。
数学的に統計の取り方などが間違っていると、結果も異なる事はあるのですが、それでもこの結果は本当にうれしいですよね?
私が住んでいるカナダですがなんと“世界で1位になっています”これはカナダに15年間住んでいる私も本当にうれしいです。
この記事では世界で最も住みたいと思われている国であるカナダを中心にその理由を調べてみました。(今回は日本を分析の対象から外しています)
原文は一番下にあります。
カナダはなぜ世界中の人から移住したいと思われているのでしょうか?それは下記の項目から人気があったようです。
カナダが世界から支持された理由
治安と安全性 (カナダ)
一般的にはせかいの先進国と言われているG7の中ではカナダはトップの治安+安全性の良さです。
ちなみに下記のランク付けは自然災害のリスクも含んだものになります。そのために日本は思ったよりも下になりました。
これには賛否両論あると思いますが、個人的にはこれはフェアなのかな、と思いましたね。自然災害は避けようがありませんからね。事実、治安はよくても災害で亡くなる人がたくさんいるのが日本です。
失業率の低さ(カナダ)
この英文のレポートの結果では失業率の低さでカナダは高得点を取ったようですね。
確かにアジア全体はさらに低い傾向があるようですが、カナダは世界的に見ても失業率が低い部類に入ります。意外にも、欧州では失業率が低い国と高い国に分けられるようですね。
永住権取得の容易さ(カナダ)
みなさんも知っていると思いますが、過去の60年間でカナダは世界で6番目に移民を多く受け入れている国という事になるようですね。
またカナダの移民受け入れはおもにカナダの人口の2%から3%(毎年の受け入れ人数)くらいの率で推移しているようです。
カナダはアメリカ、イギリスなどとは違い移住することが容易です。事実、2020年の現在ではカレッジでの2年間の学位取得(準学士)で3年間の就労ビザが出ます。
これは近年、移民が厳しくなってきたアメリカやイギリスはもちろんですが日本よりも条件が甘いのです。
アメリカは4年制大学での卒業が必要でさらに勉強した学科と関連する仕事に限られます。さらに就職できる会社が決まっている事と、さらにこれに加えてビザの発行数に限度がある事となっており難易度が高いという事が分かります。
日本人には人気がある、イギリスですがこちらも4年制大学の卒業が条件になります。また、卒業しても2年間の就労ビザまでが対象となっています。
カナダですが、アメリカ、イギリスとは違い2年間の準学士号でも就労ビザが出ます。さらに勉強した学科と関連する職種である必要はありません。またここから、永住権も狙えます。
さらに2021年はカナダ移民局による永住条件の緩和【2020年に新型コロナにより移民数が減ったため】が議論になっています。そうですね、世界的に見ても移民に寛容なんですね。
フレンドリーな人々(カナダ)
これがどのように調べられたのか?という事は正直によくわかりませんでしたが、下記のウェブサイトによると世界で10番目にフレンドリーな国という事になるようですね。
確かに、他の国に比べると人種差別などの問題が少ないのがカナダの特徴です。特にカナダの大きな都市(バンクーバーやトロントなど)でフレンドリーという事で間違いないと思います(個人の経験則)。
ただ、人種差別が全くないという事ではなく、こちらの方はこれからの課題という事で解決する必要がある項目です。
自然の多さ(カナダ)
はい、正直に話すとカナダは必要以上に自然が多いですね。よく言えば自然が多い、悪く言えばすごく田舎の都市のが多いという事ですね。
正直な話、カナダの5大都市以外は自然の方が多すぎて遊ぶ場所がないという事もちょくちょく聞きます。これはカナダ人がそう思うという事なんで日本人の我々はさらにそう考えることができるだろうという事ですね。
事実、カナダで5番目に大きな都市に数年間ほど滞在していましたが、食や遊びなどに難があった事は否めません。
カナダ永住権の利点とは?
ドイツは欧州の他の国から支持
ヘルスケアシステム(医療)
ドイツの医療システムですが、他の国と比べるとかなり良いという事ですね。
実際に調べてみたましたがドイツは2段式で日本で言う国保のようなものはあるらしいのですが、すべてをカバーする仕組みにはなっていないようですね。ただし、これでも世界的にみるとかなり良い方なんだとか。
これはカナダと似ているのかもしれません。(そもそも日本の医療保険は世界的に見ても抜群にいいようです)
カナダも全国民対象の保険がありますが、歯科が対象外だったり、大部分の薬に保険は適用されないとか、かなり難点があったりします。
犯罪率の低さ
はい、ドイツも間違いなく世界ではトップレベルの治安の良さになりますね。日本、カナダに比べると少し劣るものの、アメリカやイギリスなどと比べると上位をキープする傾向があるようです。
交通の便
ドイツの交通機関と言えば日本のように高速鉄道やリニアモーターカーなどが有名ですね。日本とは違い、地下鉄などは週末は24時間運転でWIFIもほとんどの駅でつながるという事ですので、このクオリティは高いですね。
さらに運賃なども日本(日本の運賃は世界的に見てもかなり高い方みたいですね)と比べると安くなるようですね。
ドイツはゾーン制を採用しているという事なんで、カナダで言うバンクーバーと似ているシステムになるのかもしれませんね。
環境の良さ(きれい空気など)
これは日本も1980年代くらいまでは公害の酷さで世界的に有名だったようですが、近年では環境の良さで有名みたいですね。
事実、アジア周辺諸国でも環境の良さはトップレベルとなっていますね。おそらく、ドイツは今の日本と同じような環境なのでしょうか?
そもそも、環境のリスクを考えて原発などを作ることを違法としているという事です。ただし、原発に依存しないとなるとコストの面でかなりの額になるという事は知っている方々もいるのではないでしょうか?
このために日本はもちろんの事、カナダでもいまだに原発に頼っているという事実があるんですね。
経済の好調さ
近年のドイツの経済の好調であるという事に疑問を抱く人はいないと思います。事実、ベルリンの壁の崩壊あたりの1980年代から2000年くらいまで、ドイツと言えば経済の不調が有名だったといいます。
おそらく、これは東ドイツとの融合の副作用であるとされています。ただし、2009年くらいから経済が好調になり今に至るという事みたいですね。
このような経済状態が、他の欧州諸国からの人気を集めている要因と言えるみたいですね。
南米は主にスペイン支持
言語(南米は言語が同じスペインが人気)
あなたが他国に移住するうえで重要な事に言語があると思いませんか?日本以外で日本語を公用語にする国は現在はありませんが、もしあるとすれば移住の対象になることは間違いないですよね?
文化
このような事が南米諸国には当てはまっているようです。事実、南米ではブラジルを除くほぼすべての国がスペイン語を話します。またこれらの国は文化的にもスペインに近いために移住の対象になっているようです。
ニュージーランドが支持された理由
物価(コスパ)
日本も最近では値段の割にはクオリティが高い生活が送れるという話を聞いたことがあると思います。日本にある100円ショップなどはこの話に非常によくマッチしています。
他の先進国では100円で買えないような物が日本では簡単に購入できるみたいです。このような話はどうやらニュージーランドにも当てはまるようです。
ゆるい生活
“ゆるい生活(リラックスできる)”という事でニュージーランドが選ばれていますが、どのような基準でそうなっているのか?という事までは調べる事ができませんでした。
ただし、ニュージーランドと言えば、もともと英国の一部で英語圏という事でカナダに似ていると考えています。仕事などが緩い(残業などが少ない)というのはこれの筆頭に挙げられるのではないでしょうか?
中東諸国から人気のカタール
仕事(給料が高い)
近年、カタールは中東の盟主のサウジアラビアなどからの外交問題があったために嫌われているかと思いましたが、サウジアラビアを含む中東諸国から圧倒的な人気があるのがカタールでした。そもそも、カタールは非常に小さな国で秋田県ほどの大きさと言います。
ですが、この国は天然ガスの産地で1人あたりの経済規模(GDP)は中東ではもちろんですが、世界的に見ても屈指の裕福である事はあまり知られていません。
そのために1人当たりのGDPは世界第9位となっています。
税金の低さ
カタールは天然資源のおかげで財政的に豊かで法人税率が10%と、極めて少ないですね。これは日本を含む先進国と比べると半分以下になるそうです。
そうなると所得税や投資などにかかる税金も当然、低いという事になるんだと思います。この結果、アラブでは人気があるようですね。
アフリカがカナダを支持
多様性(アフリカからカナダに支持)
こちらは簡単に想像ができました。国に移住をしたい場合には、その国に同じ国の人がいると安心ですよね?
さらに多様性に富んだ文化であれば迫害などを受けるリスクも減ることになりますし、その国に適用できる可能性も高くなります。カナダへの移住が人気なのは容易く想像できますね。
雇用関係(アフリカからカナダへの支持)
また、アフリカからの支持として雇用関係というものがありました。実はアフリカ諸国はフランス語圏も多く、アフリカの移民の方でカナダで公的な仕事をしている方もたくさんいます。
おそらく、このような状況を利点と考える方も多いという事なんだと思います。
まとめ
という事で“日本が世界で2番目に移住したい”という記事を英語の原文で主にカナダを分析してきましたが、本当に色々な事が分かりましたね。
カナダは治安、失業率、永住権の難易度などが他の国と比べると容易という事などが世界トップになった理由でした。ちなみに原文は下記です
Alexey HulsovによるPixabayからの画像
コメント