今回はカナダのフランス語圏で英語を学んだＴ．Kさんに記事を書いてもらいました。正直な話しで英語とフランス語が同時に勉強できる場所はあまり多くないともいます。
参考になればと思います。
利点を解説
何と言っても2ヶ国語を一度の留学で勉強できることが最大のメリットだと言えますが、そもそもこのような場所は日本人留学生が圧倒的に少ないのです。
そのために日本語を使う機会も減り、日本人同士でつるんでしまうことが必然的に不可能になります。
更にフランス語を選択すると、他の国の受講者のほとんどは英語が既に上級レベル、またはアメリカ人などそもそも英語ネイティブな人達なので、ひょっとすると英語を専攻するよりも英語の練習にもなる可能性があります。
先生はゼロからのスタートでも語学力を伸ばすプロなので、信じて勉強すればある日自分の上達が感じられて、次のレベルの教室に行くことができた達成感も得られます。
またフランス語も英語も元はラテン語なので、似通った単語が多く両方の語彙力向上も期待できます。
確かにバンクーバーやトロントの語学学校で2か国語の勉強はめずらしい部類に入りますね。場所 特有の利点でしょうね
欠点も解説
２ヶ国語を同時に学習するとなるとかなり頭が混乱します。
英語の教室でボンジュールと挨拶してしまい恥ずかしかったこともしばしばありました。両方がどっちつかずになってしまうケースもあり、受講するからには熱心に勉強する必要がありました。
かといって長期で受講すれば良いというものでもなく、英語もフランス語も単語や動詞の基本の変化などある程度は自分で勉強できる部分があるので、そこまでを授業に頼るのは正直お金がもったいないと思います。
最終的な成果の面でも、特別な留学体験がしてみたい、と思って２ヶ国語の語学留学に挑戦してみるのは良いかと思います。
どちらの言語の力も伸ばしてネイティブ並みに会話がしたいと思うのであればやはりその言語圏で徹底的に練習をした方が効率はいいでしょう。
実はわたし個人にもケベックの友達がいますが、普段は英語で話します。ただしたまにフランス語が出ます、その方は日本語も話すので”やっべぇー”みたいな感じになります。あるあるなのかもしれません。
当時の学費等も解説
私が通ったECモントリオールでは半年のバイリンガルコースを受講して約90万円の学費がかかりました。
額面での割引はなかったのですが、同額で通常より多いコマ数を受講するサービスを受けました。交通費は電車、バス乗り放題の定期券を購入しており学生割引で約5千円でした。
飛行機代はLCCを使用したため4月出発で片道約7万円、教科書は英語もフランス語も無料です。初級のうちは教科書に沿って、上級になると先生がIELTsの資料やオリジナルの資料を提供してくれました。
モントリオールでの家賃は月に約4万5千円で水道、インターネット込み、食費は月に2万円くらいでした。
家に洗濯機があり洗濯は無料、携帯は月3千円くらいのデータがかなり少ない会社を使用していましたが、基本Wi-Fiが使えるので額を超えてしまったことはありませんでした。
半年間で90万という事であれば、それほど高い学費ではないですね。2か国語を勉強したい方には持って来いだと思います。
Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像
コメント