カナダ・就職にて契約社員での就労は正規社員とは何が違う?知ってほしい事8選

カナダ仕事

日本経済 新聞の報道によると、2019年の(コロナ前の)年でも、非 正規社員の方が全体の40%と言われています。

この傾向は2000年代くらいから、契約社員のかずは上昇しているようです、ただし、2014年くらいからは正社員の数も同じように増えてきて改善が見てとれるようになってきているようです。

データ | 一般社団法人日本人材派遣協会
日本人材派遣協会(JASSA)の「データ」のページでは、派遣社員の割合や職種別・性別派遣社員、派遣会社数と市場規模など各種データを掲載しています。

話は変わり、カナダの就職 状況の話でこちらも契約社員は存在します。ただし、日本とはだいぶ状況は変わるようです。

この記事ではカナダの就職では、正規と契約社員は何が違うの?という事に焦点を置いた記事になります。

ぜひ参考にしてください。公平性のためにカナダのいくつかの記事からも情報を拾っています,またそれらの記事は下記にありますので、クレジットチェックのために確認する方はそこから確認してください。

正規社員よりも給料が多い

いきなりビックリするかもしれませんが、非正規の方が給料が高いケースが多いです。

これはカナダで一般的に言われている事みたいです。(とはいっても、私の知り合いも非正規の方が給料は高かったですね)

契約社員の場合には保険などやベネフィットを適用しないケースが出てくるために、その分、給料が多くなるというのが一般的な説明ですね。これは日本とは違いますよね。

一定 期間で辞められるという利点(考え方による)

日本のように景気が悪いという事であれば、仕事が保証されないという事は難点になるかもしれません。

しかし、景気がいい国で仕事をするという事になれば、1年間ごとに違う会社で働くことができるチャンスともとらえる事できます。

10年くらい前のアルバータ州はいい例です。石油の高騰で、州レベルでバブルになっていました。

当時のケースでは、雇用状況は極めてよく、アルバータ州の失業率が歴史的に低い水準まで下がった事がありました。

病欠休暇の日数(オンタリオ州ではパーソナルデイズといいます)

カナダでは労働基準法の法律が州によって変わります。つまりこれは、州によって、有給休暇などの日数が変わる可能性があるという事ですね。

ですので、今回はわたし個人が住んでおり日常的に知っているオンタリオ州の労働 基準法の情報を提供します。

まず、カナダのどこ州でも病欠と言うシステムがあります。これは、日本でも同じだと思います。親族の病気や、個人のケースでも使うことができます。

ただし、すくなくてもオンタリオ州ではこの病欠が正規と非正規では日数が異なると言われています。

ただし法律的には正規/非正規、ともに1年間で最低3日間です。しかし、わたし個人の経験などでは、正規社員の場合には日数がこれ以上にあるケースがほとんどでした(ただし、これも会社によって異なる)

また契約社員のケースでは、法律で定められている最低の日数だけを保証されるというケースが多いようです。(つまり3日間という事ですね)

Annual vacations and general holidays for employees working for federally regulated employers - Canada.ca
Provides information on federally regulated employees' entitlement to annual vacation and general holidays.

雇用 期間の終了(失業保険の申請が可能 条件あり)

契約社員の名前のごとく、雇用 契約に期間がある事が一般的です。一部の仕事は無期限と言う形もありますが、あまり聞かないパターンです。

そのために、はじめから期限が決まっているケース、または期限が来ると一定 期間ごとに更新をしていくという形になるようです。

**一定 期間働いて、契約が更新されない場合には失業保険を申請する事が可能になっていますので、覚えておいてください。(ただし、条件あり)

ちなみに無期限という事であれば、会社からあなたへ2週間前の告知が必要です。(オンタリオ州)

健康 保険(健康保険や福利厚生などが保証されていない)がない

すべての会社の契約社員がプライベートの保険などを適用外という事ではないですが、やはり非正規社員として、会社で働くと健康 保険などの対象外になる可能性があります。

カナダの保険制度は日本(国民皆保険)ほど、よくありません。具体的に言うと、すべてが*20%*ていど負担の日本と比べると、カナダの薬などは100%負担(全額実費)という物がほとんどです

そのために、会社の健康保険などを使うパターンがほとんどです。この場合には無料と言うケースはないにしろ、日本と同じように少額の支払いなどになる事が多いです。(会社の保険によります)

ただし、カナダでは日本よりは劣りますが、世界的に見れば健康保険のせいどが充実しています。また、就労ビザを持っていれば条件付きで州政府の保険に入る事が可能です。

バケーションがない(1年間以内の場合)

少なくても、カナダでは雇用形態に限らず1年間、働いた暁には10営業日の休暇を取得できると言う法律があります。

日本でも同じような、システムだと思いますが、日本とカナダの大きな違いにカナダでは全日の消化が一般的です

このバケーションですが、たとえ、契約社員でも365日以上働いた場合にケースでは休暇を取得する権利が発生します。

一般的な1年間の雇用契約だと、上記の規定に就労日数がギリギリ届かない仕組みになります。ですので、もし雇用 期間が15か月間という事であればもちろん、法的に休暇の取得は可能です。

Annual vacations and general holidays for employees working for federally regulated employers - Canada.ca
Provides information on federally regulated employees' entitlement to annual vacation and general holidays.
https://collections.ola.org/mon/7000/10316541.pdf

基本的にはボーナスなどがない(ある可能性も)

少なくてもカナダでは契約社員の場合にはボーナスがないケースが多いようです。

ただし、これも会社によりけりで、契約社員ならびにパートタイムなどを含むすべての方が対象のケースもあります。

アクセスが限られている(部屋や情報など)

これはわたし個人の経験なのですが、会社は正社員だけにアクセス可能な情報や倉庫があったりします。

具体的に、一部のファイルには発行した、電子キーの番号が必要だったり、倉庫に入るにはアクセスキーが必要だったりします。

このような実態をみると、働く意欲が失せるという方もいるのではないでしょうか?雇用形態が違うから当たり前という方もいると思いますが..感じが悪いですよね。

今回の記事では個人の経験と、ともに下記の記事も参考にしております。

Pros & Cons of Contracting vs. Permanent Employment
There are many pros and cons of contracting versus permanent employment that employers should consider when hiring for a...

Contract Employee and Contract Worker Laws
Various legal elements are generally considered before hiring a contract worker including the determination of work scop...

まとめ

という事でカナダの正規社員と、契約社員を比べてきました。非正規社員の方が給料が高いことや、健康 保険などがない可能性がある事でしたね。

BeatriceBBによるPixabayからの画像

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