突然ですが、日本の都道府県は全部でいくつありますか?そうですね、全部で47都道府県ですね。
日本は上の北海道から下の沖縄まで、約2000キロで国土のわりにこれほど北から南に離れている国はめずらしいかもしれません。
日本でもそうですが、都道府県によって、変わることがあると思います。たとえば、最低賃金はその筆頭ですね。ではカナダでは州によって何が違うのでしょうか?
実は日本 以上に色々な事が異なります。
この記事ではカナダの州別によって何が違うのか?という事を紹介します。それによって、カナダ国内で州をまたぐときなどに参考にしてください。
成人年齢がちがう
はい、とつぜん強烈な基準の違いが来ましたね。そうですね、成人年齢が違うという事は州によって、お酒やタバコなどの趣向品に関わらず、カジノ入場年齢なども違うことになりますね。
飲酒
日本では20歳からOKの飲酒ですが、これもカナダでは州によって19歳か、18歳か?でことなります。
具体的に18歳でお酒が飲める歳としているのは、アルバータ州、マニトバ州とケベック州ですね。
他はすべて、19歳と言うことになります。カナダではもともと、人種的にお酒が強い方々も多いのでそのために早いのかもしれませんね..(憶測ですが..)
タバコ
日本で喫煙ができる年齢と言えば20歳ですよね。じつはアメリカ合衆国のタバコが買える年齢は21歳だったんですね..
まさか、日本よりも高い年齢だとは..話は戻りますが、カナダのケースはアルバータ、マニトバ、サスカチューンならびにケベック州が18歳みたいです。
他は19歳でタバコが吸える年齢に達するみたいです。
ギャンブル
カナダにはパチンコはないですが、日本にはないカジノがありますね。このカジノを含め、カナダには競馬などもありますが,どちらも合法的にカジノ出入りできる年齢は18歳か19歳になります。
具体的に、アルバータ、マニトバ、ケベック州が18歳で他の州が19歳みたいですね。
カナダにはどんなギャンブルがあるの?たまには息抜きも必要?
マジョリティ(刑事罰について)
カナダでは成人の事をAge of Majority といいます。
簡単に訳すると、他の多数との仲間入りと言うことになりますので、一般的に言う成人と考えていいと思います。
ですが、刑事罰については12歳までは刑事罰の対象にはならないようです。また、14歳から刑の内容によっては成人と同じように懲役刑を求刑できるようです。
ただし、17歳までは“Youth Criminal Justice Act”という物に守られているようですね。また、成人の定義が18歳か?19歳か?に分かれていますので、こちらもややこしいです。
こちらに関しては参考程度によろしくお願いいたします、また詳しくは専門家にお尋ねください。
交通法
はい、カナダでは車に乗れる年齢も州によって異なります。
ただし、日本よりもだいぶ早いですね。特に、カナダのアルバータ州ですが14歳から可能になってます。
この運転には条件付き(同伴者が必要)ということですが、それでも14歳はかなり若いですね。ちなみにこのアルバータでも運転する排気量の違いで必須となる年齢も違うみたいです。
また他の州ですが、一部の乗り物を抜かしては軒並み16歳となっています。はい、日本よりも早いですね。
時差の違い
日本でも最東端と最西端だと日没が1時間程度違うみたいですね。
この程度なら同じ時間を使うほうが利点が多いのかもしれません。
カナダでは国土が世界2位と大きく、国内で同じ時間帯を使っているとバンクーバーなどはまだ日が上がっていないのに、ノバスコシア州などでは、お昼の時間になっているという事が起こりえます。
具他的に、日本との時差ですがブリティッシュコロンビア州は(バンクーバー)は17時間差で、その隣のアルバータ州とサスカチューン州は16時間、さらに隣のマニトバ州が15時間差になります。
またオンタリオ州やケベック州(トロントやオタワ、ケベック)などは14時間差でノバスコシア州は13時間です。また最東端であるセイントジョーンズは12時間30分の時差があります。
また夏時間にはさらに1時間ほど時間が変わります。うーーん、さすがに地域によって時差に差がありますね。
義務教育
年齢が異なる
日本の義務教育と言えば、15歳まで(中学生卒業まで)という事は皆さんご存知だと思いますが、カナダではこれもあなたがどこの州に居るのかによってかなり異なるんですね。
ほとんどの州で16歳までになっています、つまりこれは日本で言う高校(単純には比べられませんが)までという事になりますね。
また、オンタリオ州、マニトバ州、NB州などは18歳までとなっています。
1年間の授業の日数が異なる
カナダでは州によって、学校に通う日数も多少ですが異なるようです。たとえば、ケベック州ですね。この州が180日間で他の州は190日間となっているようです。
また状況に応じて、他の州でもこれよりも少ない日数になる事があるようですね。
言語(フランス語、英語)
カナダの公用語と言えば、英語とフランス語ですが、すべての州でこの2つの言語が一般的に使われているという事ではないんですね。
事実、フランス語はケベック州で主に使われていて、英語は他の州になります。ちなみにケベック州では77%の方がフランス語を第一言語として喋るとしています。
また、他の州に比べると明らかにフランス語の比率が高いのがニューブリスク州で32%の方がフランス語をしゃべると言いますね。
また、他の州ですが主に英語です。
所得税や税金 関連
消費税
日本の消費税は10%ですよね?北海道にいようが、沖縄に居ようが関係はないのですが、カナダの場合には大きく関係があります。
具体的に、あなたがいる州で10%も差が出てしまいます。1番低いのが5%のアルバータ州で、一番高いのがNB州やノバスコシア州で15%にもなります。
つまりこれは10%程度の差が出るという事なりますね、かなりの額になると思います。カナダって本当に不思議ですね。
税金(累進課税や一律)
また、カナダでは所得税もどこの州で働いているのか?によってかなり違います。カナダでは所得税に関して国税と州税の2つに分かれます。
国税は一律なのですが、州税が州政府によって税率が異なるわけです。
そのために、州によってはお金を稼ぐのに裕福層が有利なケースや中間層が有利なケースまた低所得者層が有利なケースなど様々です。
詳しくはこちらに書いてあります。(特に(バンクーバー)BC州と、(トロント)オンタリオ州
労働基準法
日本の祝日は日本全国どこに住んでいても同じだと思います。カナダのケースでは、祝日などもあなたがどこに住んでいるのか?よって異なります。
具体的に、バンクーバーとトロントの祝日はことなります。また祝日にはたらく労働基準法もことなります。
たとえば、残業代ですね。週に40時間以上、働いた場合には2倍にする必要があるとか、44時間以上まで一律とか様々ですね。
また、最低賃金にも違いがあります。さらに、特定の職種はこの最低賃金いかの賃金にする事が認められているのですが、それも州によって異なります。
詳しくは下記にまとめています。(バンクーバーVSトロント)
まとめ
カナダは州によって何が違うという事で進めてきましたが、色々な事が分かりましたね。
税率が違う事や成人年齢がちがう、または言語なども違うという事でまるで他の国という事も言えるかもしれませんね。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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