カナダで永住権を申請しようとしたときには、2つの選択肢がありますよね?1つはエージェントに頼むというものです。もう一つは自分でやるというものですね。
わたし個人は永住権を申請するときに、移民コンサルタントを通しませんでした。これは手数料がその当時で$2000-$3000くらいのためです。
そもそも働きだして1年-2年でそんなお金はすぐに出てくるわけではないです。
ですので、わたし個人で(移民コンサルタントぬき)やったのですが、これは結果から言えばお金を節約したもののリスクがあったと思っています。
この記事を読んでいただくと、あなたが永住権を申請するときに個人でやのると、移民コサルタントに頼むのではどのような違いがあるのか理解できます。(永住権申請時2013年ごろです、そのために今の申請とは多少は異なります)
今回はわたし個人が永住権をしたEXPRESS ENTRYの話をします。(現在のEXPRESS ENTRYと多少ですが異なります)
手間がかかる
カナダで永住権を申請すると当たり前の話ですが、かなりの手間になります。具体的には集める書類にかなりの時間がかかります。
また1個人でその進行具合を把握する必要があるわけですが、わたし個人は移民コンサルタントとは違う職種のためにもちろんそのようなスキルもないために本当に大変でした。
具体的には犯罪歴証明証(過去10年間に半年間いじょう滞在したことがある国のものすべて)。また、あなたの英語のレベルが必要以上であると証明できるもの(例えばIELTSなど)。
また1年間以上(1820時間以上の労働(2013年、当時))技術職でカナダ国内で働く必要があるのですがその時に会社と契約した、雇用証明書。
たにもメディカルチエック(健康診断証(梅毒やHIVに感染してないかを調べられる)。この他にも本当に色々な書類が必要でした。(これを全部、カナダ政府が指定する方法で特定の場所に送らないといけません)
時間がかかる
上でかなりの手間がかかることは書きましたが、もちろんこれには時間も含まれます。たとえば、犯罪歴証明書を日本などから取り寄せる必要がありますが、第3者が変わりに取り寄せてくれたらどうでしょうか?楽ですよね?
また健康診断を受けることができる医療機関は政府指定の場所と決まっているのですが、トロント市内の指定医療機関がそれほど多くないために(少なくてもその当時は)その場所がかなり混んでおり、予約から健康診断のに2カ月間も待ちました。
その後に移民コンサルタントを使った知り合いによれば、ほんの10キロ離れた医療機関ではガラガラで予約から1週間で健康診断ができたのだそうです。(移民コンサルタントが健康診断の予約をしてくれたみたいです)かなり大きな違いですよね?
遅延するリスク
わたし個人の知り合いの方で(日本人の方ではありません)必要な書類の不備があったために永住権の受理が遅れた方がいました(結果的に永住権受理はしたのですが)。
もともと、カレッジの同級生で同じような時期に同じプログラムで卒業して、就労後に永住権を申請をしました(いまのようにポイント制ではありませんでしたが…)。なぜかその子だけ1年間も余計にかかりました。
後日に話をしたときに、彼女が働いていた会社で雇用関係の書類の不備があったために永住権の受理が遅れたのではないか?との事でした。
その当時は金融危機の真っ最中でカナダの雇用の状況も2019年ほどよくはなく、仕事を探すにも一苦労でした。
そのために、一部の永住権の申請の希望者がお金を払って経営者に架空の雇用契約を書いてもらう、それをカナダ移民局に職歴として出すという事で技術系移民として認められる言う詐欺が横行しました。
もしかすると、彼女はこの影響を受けてしまったのかもしれません。
下記はフォーラムですが、その当時には実際にいろいろな詐欺のケースがあったことが分かります。(もしかすると現在もあるのかもしれません)
申請が失敗するリスク
永住権の申請に失敗するケースはほとんどの場合で、カナダ移民局が突然、移民の条件を変えるというものです。
たとえば、2012年に美容師(カナダ政府の技術職プログラム)で1年間の就労を条件に永住権を申請できるので1年間の就労を目標に働き始めたとします。
ですが、2013年にカナダ政府は美容師での申請の条件の変更を決定しました。(あくまでも例です)
ここで問題です、2012年に美容師で永住権を狙って働き始めた人はどうなると思いますか?2012年の法律が適用されると思いますか?
この場合には2013年の新しいものが適用されます。この結果で受理されない人が出てきます。(ケースバイケースですが、実際にこのようなケースもありました。)
下記は実際に起こったケースです。職種は“food services supervisor”と言う職種です。 2013年の条件が2014年の変更を受けて、2013年から働いている人が同じ条件で申請できなくなってしまいました。
そのためにかなりの数が永住権の申請に漏れた人がいたみたいです。そうです、カナダ移民局はかなり残酷なわけです。
では上記のようなカナダの移民局のいみん法の変更を予想はできなかったのか?という質問になると思いますが、100%確実に予想するのは不可能と言われています。
ですが、移民コンサルタントの方々なら少なくても私たちよりは知識があり、実際にこの可能性を予測していた移民コンサルタントもいたようです。
つまり、少なくてもその可能性があれば前もっていろいろな準備ができたことになります。わたし個人は物流関連で永住権を取ったのですが、単純に運がよかっただけという事になります。
(あくまでも、2013-2014年当時の話です、いまの基準方法はスコア方式ですので基本的に状況がいまとは違うと思われます。)
オプションBがある
では上記のように突然にはしごを外された場合にはどのように対処すればいいのでしょうか?
実はカナダで永住権を申請するプログラムは1つではありません。カナダ政府の他にもカナダ州政府の永住権申請方法というものも存在しています。
またこちらの方は、どこか州によって、永住権の申請の条件が異なることになります。
たとえば、カナダ政府の永住権申請がだめだとしても、バンクーバー(BC州)やトロント(ON州)の永住権プログラムで可能かもしれません(ですが、2つの都市は州が違うために、当然、条件も違います。)。
つまり、1つの州がだめでも他の州で申請が可能だったりします。ただし、カナダには10州と3つのテリトリーがあります。
つまりこのような専門的な情報は移民コンサルタントが強いわけですね。個人で調べようと思えば、ある程度の英語力も必要です。
もし理解できたとしても、本当に理解できているかどうかは不安になりますよね?下記はPNP(州政府移民プログラムの民間の会社のサイトです(ですが、わたし個人がおすすめしている会社ではありません、あくまで情報提供が目的です)
カナダの永住権を申請をするときには必ず、移民コンサルタントにしてもらう事をおすすめします。永住権の申請条件は本当によく変わります。(毎年変わると思っていいと思います)
自分で永住権を申請してよかった事
お金
移民申請を個人でやったので、かなりお金だけは節約できた、たぶん$2000-$3000の消費税と、あといろいろな手数料があったみたい。
でも、正直な話ですくなくても200時間-300時間は永住権を申請するのに使っているよね、つまりやっていなければ、他の仕事で働いて$2000-$3000は稼げたという事になるね。
永住権しんせいの知識
これだけは、自力で本当に良かったと思う、一般の人にはない知識がたくさんついた。
例えばカナダの一般の永住権申請のプロセスや州政府の永住権の存在やその当時の条件などなど。(実は2014年くらいの永住権の申請と2020年の申請は100%全く違うという事ではないね、似ている所はかなりある)
まとめ
今回はカナダ永住権の自力申請を議論してきました、あなたに有益な記事あるとうれしいです。
Bruno /GermanyによるPixabayからの画像
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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