カナダ面接で“あなたの弱点は何?”と聞かれることがよくあるのですが、質問にたいして十分に用意をしている方はあまり多くないかもしれませんね。
一般的にこの類いの質問は少し意地悪な質問の部類に入ると思います。だって、面接のためにあなたの弱い部分の回答を用意してくる方は希だからです。
ただし、わたし個人も同じような経験を何回かしてベストな回答を導き出しました。
物流業界では時間にルーズな方が多いカナダ(すべてで悪い意味ではない)でも時間にはとても正確である必要があります。(そうでないと、物流の動きが止まってしまいますからね。)
そのためにわたしは時間に正確すぎるという説明をします。
日本の電車は5分遅れると遅延証明書というものを発行してくれて、それを会社に持っていかないと遅刻扱いにあると言うことを伝えます。
そうすると、面接官は決まって“日本は時間に正確なはずだね!”みたいな顔になります。でも実際はわたし個人は遅刻しても仕事をキッチリしていればいいと思っているんですけどね(汗)。
話は戻りますが、今回のお題は“what are your weaknesses”あなたの弱点を教えてくださいに対する模範解答を説明していきます。
今回も2つのWEBSITES(indeedなどは下記にあります)からの引用とともに個人のアドバイスも入れています。弱点の質問を強みに変える面接術を説明していきます。
カナダ国内面接 50回以上 正規社員4社のカナダ経験豊富のベテランが説明します。
- (1)I focus too much on the details
- (2) I have trouble saying NO!
- (3) I have a difficult time letting go of a project
- (4) I get impatient when projects run beyond the deadline
- (5) I have a lack confidence
- (6) I have trouble asking for help
- (7) It has been difficult for me to work with certain personalities
- (8) It can be difficult for me to maintain a healthy work-life balance
- (9) I am too punctual
- (10) I am always being self critical
(1)I focus too much on the details
詳細にこだわりすぎてしまうと言った感じのニュアンスがあり、正確すぎるとも聞こえる弱点なります。
締め切りが近く時間がないときに詳細にこだわりすぎてしまうと時間に間に合わないですよね?書類などにミスがないかじっくり再確認をしてしまって時間を使ってしまうんです。
というような感じですね。このように話すことで丁寧な仕事をするという強みに聞こえるみたいです。
ただし、この手の弱点を話すときにはできるだけ、時間に間に合わなくなるとか、仕事が遅くなるとかを面接官に説明する事は避けるべきだと言いますね。
面接官にあなたが仕事に対して正確すぎる事を伝えて、後は面接官に何がマイナスになるのかをイメージさせた方がいいとの事です。
あなた自身が仕事が遅くなるとか、時間に間に合わないとか、言ってしまうとネガティブなイメージになってしまうと言います。
そのために、そのようなことは自分から話すのではなく相手に勝手に連想される事がいいようです。
(2) I have trouble saying NO!
NOという事ができないんです。
という回答になります。これは経営者からすると献身的で熱心に聞こえるとの事です。
確かにカナダでは個人の要求をまっすぐに上司やマネージメントに伝える方々が多いように思いますね。というか、直球すぎる感じもします。
そのためにNO言うことができないというのは会社のために頑張ってくれるのでは?と思われるのかもしれませんね。
会社の採用基準がなんであれ最終的にはどれだけ会社のために文句を言わないで尽くしてくれるか?という事を基準に採用することになると下記の引用したウェブサイトに書いていますね。
ただ、よく考えるとNOといえない方は日本人には多いように思います。
だからといって献身的だと限りませんが、これはあくまでも面接に受かるための答え方の話ですので、うまく使っていただければと思います。
当然、受かってしまえばNOを連発しても首にはならないですね。(汗)
(3) I have a difficult time letting go of a project
自分は仕事に妥協ができないんです!という答え方になります。
日本語で訳すと、プロジェクト(または仕事)をそのままいかし(妥協して終わらせる)てしまうという意味になります。つまり単純に仕事などを手抜きにできないという意味になります。
確かにどのような仕事でも時間をかければさらにいい状況に仕上げることができると思いますが、仕事にはほとんどのケースで締め切りとの戦いだと思います。
妥協できないと言うことに焦点をおいて、正確性を強調する回答方法になると思われます。
(4) I get impatient when projects run beyond the deadline
締め切りに間に合わない時に我慢できない!という回答方法になります。
これはまるで、前回の回答方法にある“I have a difficult time letting go of a project”と似ているように聞こえるかもしれません。
しかし前回は仕事の正確性にたいして、こちらは時間への正確性(締め切りを必ず守る)の回答になっています。
そのために、正確性が必要な仕事には前回の回答方法で、時間厳守の仕事にはこのような回答方法を使ってうまく回答するといいようです。
(5) I have a lack confidence
わたしはいつも自信がないんです。という回答方法になります。日本でも自分に自信が持てないという方がいますが、実はカナダでもたくさんいます。
このような回答方法は特にエントリーレベル(経験が全くないか、数年ていどの)のポジションによくありがちのようです。
まぁ、確かに経験がないかもしくは少ないのに自信がありすぎても面接官は困ってしまうかもしれませんね。
あなたの弱点は何ですか?と、聞かれているのですからこちらの回答方法は安全策と言えるのかもしれませんね。
(6) I have trouble asking for help
簡単に助けを求めることができないんです。
という感じの回答になります。個人的にはこの回答は全くダメで、ダメな例の典型なのでは?と思ってしまいました。
ですが、上部でも申し上げたとおりindeed(詳細は下記)から引用しているためにいろいろとさらに調べてみた結果
“簡単には助けをを求めず、まずは自分でいろいろとやってみる”という事みたいですね。つまり個人の独立性と、労働倫理などに焦点を置いているようです。
この回答ですが、回答の仕方によってはネガティブに聞こえてしまう回答例にも見えますので、検討の上でうまく使ってほしいと思います。
もしかすると、管理職に向いている回答案かもしれませんね。マネージメントになるとトラブルの処理をする事が多いですからね。誰にも助けを求められない事など日常茶飯事です。
(7) It has been difficult for me to work with certain personalities
特定の性格の人と仕事をするのは難しいんです。
という回答になります。当然、会社はひとりだけで働くものではありませんから面接官もどのような人であれすべてのタイプの人とうまくいくと思っていないと思われます。
ここで、過去いた短気な人や時間にルーズな人を例に挙げて、このような人がどれだけ会社の損失になるか?(例:チームワークなど乱す)を面接官に説明するといいとされていますね。
確かによく考えるとこれもいわゆる安全策のうちの1つになるかもしれませんね。人が多ければ馬が合わない人がいるのは当たり前ですもんね。
(8) It can be difficult for me to maintain a healthy work-life balance
ワークライフバランスが仕事のほうに偏ってしまうんです。
という回答方法になります。これは、仕事に熱中しすぎてしまいます。という感じのニュアンスになりますね。
他にも早く昇進したいからという理由で仕事人間であるという感じの回答案にできるみたいですね。
カナダでは仕事と日常生活のバランスが取れていないとよくないとされていますが、会社からすればバランスが取れてなくても仕事ができる人の方がいいですからね。
(9) I am too punctual
わたしは時間に正確すぎるから という回答ですね。わたし個人の十八番でもあります。上記で回答したので詳しくは書きません。
おそらく仕事にもよると思いますが、わたしの業界(カナダでは特に)では反応がすごくいいですね。おそらく、物流の仕事にはもってこいの回答方法になります。
ただし、too+形容詞の形を取っているので当然、文法的にネガティブな回答の一部として使えます。
(10) I am always being self critical
いつも自分の事を批判してしまうんです。という回答方法です、仕事にミスはつきものです。
というか、仕事をしているとミスは起きます。
それがあなたの責任ではなくも責任を感じてしまうという回答方法ですね。(自分のミスに責任を感じるのは当たり前ですので、何かにこじつけて他人のミスでも自分のせいにしてしまうと言う感じの回答が正解になります)
責任感が強いという感じのイメージを伝えることができる回答方法になるようです。
まとめ
ということであなたの弱点は何ですか?という質問に対しての模範解答をいくつか紹介してきました。
時間に正確すぎるからや、仕事の詳細にこだわりすぎてしまうと言う回答案がありましたね。
今回も当然、わたし個人の考えだけてはなく下記からも引用していますので、もしお時間があれば読んでみてください。
HomegroundsによるPixabayからの画像
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Robin HigginsによるPixabayからの画像
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