仕事:製造工場でのパッキング作業(ニュージーランド)
今回の記事はニュージーランドの留学経験者であるしまさんの パッキングの仕事経験です.工場の仕事はカナダでも意外によくある仕事の一つです。
1.賃金とチップ
賃金は6年くらい前で 時給がNZ$14.80 でしたが今現在ニュージーランドでの最低賃金は時 給NZ$18.90 です.
この時給からのスタートになると思います。また15分以上の休憩に ついては休憩時間分を差し引かれます。
6年くらい前の時給が$14.8だと、その当時の最低賃金が今のトロントやバンクーバーよりも高いという事ですね。素晴らしいですね。
ニュージーランドでは基本的にチップの習慣はありません。
2.必要だと思った英語のレベル
TOEIC ではおそらく400点以上あればで大丈夫ではないでしょうか。商品の検品や最後の仕 上げについては実際のやり方を手本を見せながら説明てくれるのでビジュアル的に理解が出 来ます。
あとは簡単な指示を理解できれば問題はないと思いますが分からない事や機械が停 止したり不備のある製品が連続して出てきている場合は状況などについての説明が必要な程 度です。
なるほど、TOEICで400点だと英検で2級程度あれば十分なはずですね。あと説明に必要な英語力ですね。参考になります。
3.Duties について
私の働いていた工場では製品やパーツを作り出す機械(mold) が手動または自動運転され手 動の場合は一人に1台の機械を任され自動運転されるものは2台担当することもありまし た。
私は一日6時間のパートタイムで働いていましたので機械を担当したり他のスタッフが 交代で休憩をとるので、そのカバーに入ったりしていました。
主な仕事内容については次の通りです。
▶機械で型をとって出来上がったパーツを製品として完成させる作業
機械に製品のパーツをはめ込み出来上がった製品2種類を接着剤でくっつけて乾いたら余 分な部分を専用のツールを使って切り取り製品を仕上げる。
▶出来上がった商品の検品と仕上げ
色・形がサンプルと同じであるかをチェック。
● 端っこや角などが尖っていたり飛び出ていたりするものは本体部分を傷つけないよ うに、または削りすぎないようにカッターナイフや専用のツールを使って取り除き 滑らかにする。
● 1時間ごとに生産される個数を記録する。 ● 不良品をその都度記録する。 ● 仕上げの際にあまりにも取り除く部分が多い場合は機械の設定を変える必要がある ため責任者に報告する。
▶出来上がった製品の梱包 ● 製品の仕上がりと同時に梱包まで行う場合
・大きな製品の場合は出来上がって検品・仕上げのあと、メーカーのシールを貼った り所定のビニール袋に入れるなどして、そのまま指示通りに箱へ詰める。
・箱に指定の数の製品が入ったらテープで梱包し製品の内容と個数を明記する。
● 製品を冷却した後に梱包する場合
・冷却が必要な製品は検品・仕上げ後に水に浸して一晩かけて乾燥されるので梱包の 準備が出来上がっているのものから順番に指定の個数を袋詰めにする。
・シーリング用の機械を使ってビニール袋に封をしたあと箱詰めにしていく。 ・指定の数の製品を詰めたらテープで梱包し製品の内容と個数を明記する。
▶他のスタッフが交代で休憩を取るので、その人の代わりに機械を担当する。
▶何らかの理由でメーカーから返却された製品の再検 ・再度、検品し必要な場合は指示に従って再度仕上げをやり直す。 ・仕上げが終わったものは再度責任者に検品してもらいOKが出れば梱包作業を開始す る。 ・袋詰めにして梱包されているものは袋から出して指定の個数で間違いがなかったかを確 認して再度、袋に詰めたあと梱包する。
▶梱包に使用する紙(個々の製品の間に挟む紙)を所定の長さでカットしてストックしてお く。
▶空になった梱包用の段ボール箱が山積みにされている場合があるので製品のストック用に 再利用出来るように箱を崩して所定の場所へ戻しておく。
▶仕上げを必要としない製品を作る機械を担当した場合:
機械が自動運転になっている ・色・形がサンプルと変わりないかを確認する。 ・1時間ごとの生産数を記録する。 ・不良品があった場合はその都度、記録する。 ・他の機械との掛け持ちをする場合が多いので製品が機械の中に閉じ込められた状態にな らないように確認する。 ・指定の内容量以内に収まるように計量し箱に製品名と内容量を明記する。
▶機械を担当しない場合は冷却されていた製品の梱包作業だけに従事するため、必要の際は 他のスタッフのヘルプや梱包に必要な紙、ビニール袋、箱、接着剤などが不足しないよう に補充る。
色々と工程が多い仕事ですね。覚えるまでにある程度の時間がかかりそうですね。
4. 仕事をしていて良かった事
スタッフが多国籍だったのでアクセントの強い英語に慣れたり彼らの文化について 知る事が出来たのは楽しかったです。
正確さが重要視される仕事だったので、きちんとした仕事をすれば時給は上がりフ ルタイムのスタッフより高い時給をもらう事も可能でした。
移民の方のアクセントに慣れると英語力は上がっていきますよね。わたし個人にも経験があるのでわかります。
5.仕事をしていて良くなかったこと ●
プラスチック製品の製造だったので原料の強烈な匂いがしたりフォークリフトが常 に行き来していたので空気がきれいではなかった事が気になりました。(工場は シャッターを全開にしているので換気はされています)
これもよく聞く話の一つですね。
6.どんな人に勧められるか?
● 単純作業が嫌いではない人 ● 数字に正確な人 ● 細部に目が行き届く人 ● 指示通りに作業が出来る人
ですので、上記の条件から勧められる人が限られてくるのが特徴ですね。
7.面接で聞かれる事 ●
簡単な自己紹介 ● 応募理由 ● この仕事に自分が向いてる理由 ● この仕事において大切だと思う事
面接の質問は典型的な質問だったようですね。NZの仕事経験、ありがとうございました。
などです。
ニックネーム:しま ビザの種類 :永住権
Angelo GiordanoによるPixabayからの画像
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