カナダに1か月間でも滞在してれば、知っている方も多いかもしれませんが、ティムホートンズと言えばカフェでカナダ人のほとんどの方が知っていると思います。
現に”日本に住んでいるカナダ人(カナダ育ち)にティムホートンズを知っているか聞いてみた?” という感じの動画で20人に聞いて、18人の方が知っていると答えています。
このお店は日本で言う、ドトールみたいな感じのカフェなのですが、本当にカナダのどこでもあると言ってもいいようなレベルのお店です。またカナダ産のカフェです。
そのために、重要な事にワーキングホリデーなどでの就労にもってこいなんですね。
日本食レストランも合格したけど…でも…という事なら、ぜひティムホートンズでの仕事にも履歴書を送ってチャレンジしていただきたいですね。
英語力がなぁと思う人もキッチンなら、多少は英語力が低くても合格できるようです。仕事をしているうちに英語力はあがります。
では、では、いってみましょう
追記
2024年のオンタリオ州/ブリティッシュコロンビア州の最低賃金は16.55CAD(Ontario)/16.75CAD(British Columbia )となっています。そのために、この記事で書かれる賃金は本来の金額よりも低く紹介されています。実際にはこの金額から30%程度は上がっていますのであらかじめご了承ください。また、2022年以前までは酒類を使う職種に関しては最低賃金以下である$12.55CADが適用さてしましたが、こちらも2024年の現在ですべて変更さていますのでこのブログで紹介されている額は実際には1. 5倍くらいになっているケースもあります。例:$2000CAD→$3000CAD
オンタリオ州
また下記からもその最低賃金ですが2024年10月には$17.65に上がることが予想されており、その額が少なく見積もっても2025年までは継続します。またブリティッシュコロンビア州もどうように16.75CADから17.4CADに最低賃金を引き上げる計画になっています。
Ontario: $16.55 (next raise date: October 1, 2024, estimate: $17.65)
ネイティブとの会話経験 ゼロから渡航3日で始めた初バイト
私はカナダのTim Hortonsで人生初の海外でのバイトを経験しました。Tim Hortons は、カナダ国内の有名店で、日本のミスタードーナツのようなところです。
一緒に働いた人たちはフィリピン・韓国・日本・ブラジル・台湾など国籍もでした。TOEIC600〜650点ほどあると面接などで苦労することがあまりないので理想的かと思います。
ワーキングホリデービザを使って約1年間滞在していましたが、私は語学学校には行かずに現地についてすぐ働き始めました。
英語が通じるか不安ではありましたが、運よくバイト先がすぐに見つかり、周囲の助けを借りながら働き始めることができました。
私の働いていた店舗では、働くスタッフの仲が良く、休みの日には一緒に旅行に出かけたりもしていました。
人によっては、旅行から帰ってきてまっすぐ店舗に来て夜勤に入るような人もいました。マネージャーはフィリピン人で、陽気で明るくとても話しやすい方でした。
また、マネジメント能力も高く、スタッフが時間通りに終業できるように時間のマネジメントや仕事のやり方を的確に指導してくれるので、安心して勤務をすることができました。
仕事が終わったらすぐに帰れましたし、長く働いた時には働いた分だけしっかり給料も支払われました。
あくまでも仕事は仕事・プライベートはプライベートの時間ときっちりしているカナダ人らしい働き方を経験することができました。
また賃金ですが、$12(チップ込み)でした。
同僚が、韓国、ブラジル、台湾でマネージャーがフィリピンと、本当に多国籍ですね。うらやましいですね。
5つの業務を紹介
1つ目の業務
1つ目は早番で出た時には、入り口の鍵を開けて、お店のオープン準備をすること。ティムホートンズは早い時間に開くことが多いので、結構 起きるのがきつかったですね。
2つ目の業務
2つ目は全種類のドーナツを毎朝全て作ります。メインはドーナツ・ベーグル・マフィン・クロワッサンです。
冷凍庫にドーナツなどのダンボールが入っており、そこから必要な個数を持ち出して毎朝必要な分だけ焼いていきます。
成型まで終わった冷凍のドーナツが工場から届くので、ベイカーは焼くところからスタートします。朝のうちにどんどん焼いて、焼きあがった順にチョコレートや砂糖でデコレーションをしていきます。
季節ごとのメニューがある他、スポーツチームとタイアップしているドーナツもあり、試合の有無によって作るドーナツも異なります。
地元のチームのロゴの入ったドーナツが売り出されており、作っては、どんどん売れていくのを見ると、地元の人たちの熱烈な思いを感じる瞬間でもありました。
あのドーナツは、店舗で作っているんですね…知りませんでした..
3つ目の業務
3つ目は、サイドメニューの卵や肉パテ・チキンクリスプやフライドポテトなどもお客さんの増減に合わせてベイカーが焼いて準備をします。
私のいた店舗は、オフィス街にあったので、午前中が忙しさのピークでした。オーブンは2台あるのですが、基本的には午前中は常にフル稼働でサイドメニューを焼き続けていました。
また、ドーナツやサイドメニューはそれぞれ焼き上がり時間や使うモードが違うので、ベイカーが焼き上がりの時間も調整しながら仕事を進めていきます。
使えるオーブンは2つしかないのでパズルのように、どのタイミングで何を焼いて、焼きあがったら次に何を焼くかなどを常に頭の中で考えていました。
ドーナツの人気や減り具合、焼き上がるまでの時間を逆算して、など臨機応変に動く必要はありましたが、何をどのくらい焼くかなどは、1ヶ月ほどで把握することができました。
午後からは、閉店時間にドーナツなどが売り切れるように数の調整をマネージャーと随時行いながら焼き上げていきます。
意思の疎通が初めは不安でしたが、英語に不慣れな人は今までにもいたようなので、わからない時に聞くとわかりやすく教えてもらえたので特に大きな苦労はありませんでした。
カナダ人の性格なのか、穏やかな人が多く、怒られることもなく、いい意味でゆるかったので、とても働きやすかったです。
なるほど、絶妙な焼き加減がサンドイッチなどのおいしさを生み出すんですね。わたし個人もやってみたかったです。
4つ目の業務
4つ目は、手の空いた時には従業員スペースのモップがけや掃き掃除、お手洗いの点検などを行います。1日に1〜2回、暇になる時間があったので合間を見ながら掃除をしていました。
スタッフのいるフロアを一通りモップがけをするのですが、日本ほどの几帳面さを求められることもなく、あまり負担にはなりませんでした。
就業中や終業間際には、店内で使っているものやドーナツ作りに使った調理器具などの洗い物も行ないます。
基本的になベイカーの作業スペースで使ったものは、砂糖が主だったので高温のお湯で洗っていました。
5つ目の業務
5つ目は終業時にはお店のバックヤードのゴミを集めて、裏口にあるゴミ回収スペースに出すことです大きなビニール袋にゴミをまとめて集めて、規定の出口からゴミを出しておくだけです。
仕事をしていてよかったと思ったことは、コーヒーを毎回飲めたことと休憩時間には売り物を基本的には何でも食べることができたことです。
食費が節約できることはとてもありがたかったです。また、毎朝焼きたてのクロワッサンを食べることができて、パンが好きな私としてはとても幸せな時間でした。
万が一足りなくなっても焼くのは自分なので、時々、時間を見計らって自分で食べる用にパンなどを多めに焼くこともありました。
そして、休憩時間に他のスタッフとゆっくり話せることが楽しかったです。
家庭の話や、普段の日常の話、現地の人の生活の様子を生で聞くことができることは貴重でしたし、とても嬉しかったのを覚えています。
また、仕事については基本的には一人で調理工程を行うので、誰かとペースを合わせることはほとんどなく自分のペースで働けることも魅力的でした。
仕事を覚えて、自分でどんどん進めていきたい人にはぴったりだと思います。
よくなかったことは、早朝のシフトから午後のシフトまで日によってシフトがバラバラにはいるので体調管理や生活リズムが整えにくいことは大変でした。
早い日だと住んでる場所によっては4時には起きて仕事に向かう必要があったので、朝起きるのが苦手な人には大変かもしれません。
やはり、飲食だと賄が無料かほとんど無料のケースが多いですよね。やはりティムホートンズもそうなんですね。
面接で何を聞かれた???
面接で確認されたことは主に2つです。就業可能な時間帯といつから就業を開始できるか、です。
当時の就業条件は週休2日・賃金は15カナダドル/時間
2024年のオンタリオ州の最低賃金は$16.55になっています
ベイカーの就業時間は日によってまちまちでしたが朝の5時30分〜9時までの間にスタートで6〜8時間の勤務でした。
””ティムホートンズのドーナツはこのように作ります!!””
HAさんでティムホーントンズの就労経験、ありがとうございました。本当に貴重な記事でした。
Edward LichによるPixabayからの画像
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