この記事ではカナダで資格を取り専門職として働いた人の経験をまとめた記事になります。これから働きたい人やどのような仕事内容なのか気になっている方はぜひ、参考にしてください。面接の時の質問も紹介しています!
その1、カナダでの職業保育士の仕事(バンクーバーにて)
その仕事についての賃金と英語力
基本時給+資格を持っていると補助金がプラスされ、研修期間が終了すると医療保険のサポートがあるようですね。
日常会話レベルが必要になりますがビジネス英語の知識は必要ないようです。しかし子供が体調不良になった時などは迅速に家族へ伝える必要があるので子供がかかりやすい病気は知っておく必要がありそうですね。
その仕事についての職務内容
子供の健康と安全の確保が基本的で一番大切な仕事だそうです。その為に事故が起きないように注意深く見守る必要があったようですね。
アクティビティーではそれぞれの発達段階の子供が成長できるよう意識して提供する必要があったようです。その他には、トイレ掃除や皿洗いなどの掃除は毎日行う必要があるそうですね。
その仕事に関して向いている人、向いていない人
子供が好きな人にはおすすめできるようです。残業もゼロで日本の保育士よりも労働条件がいいので日本で経験がある人には向いているかもしれませんね。
カナダでも保育士は人手不足なので永住権も取りやすい分野みたいですね。しかし移民が多い業界なので、移民の弱い立場を利用しようとする雇用主もある程度いるようです。
その仕事についての面接対策
過去のチャイルドケアに関する経験は必ず聞かれるようです。デイケアによって教育方針や哲学もかなり異なるようです。
個人の育児教育についての考え方を問うような質問やどんなアクティビティを子供に提供するのかという質問があったようです。なので、今までの経験と自分の考えをまとめておく必要がありそうですね。
その2、カナダECE(EARLY CHILDHOOD EDUCATION)の仕事を経験
その仕事についての賃金と英語力
資格を持っていると時給+政府からの補助金が支給されるようです。ホリデーシーズンでは保護者からプレゼントをもらうことも多いようですね。
子供が相手でも多くの人数の前で話すのできちんとした英語でのコミュニケーション力に加え保護者への連絡帳や子供の観察記録などの書き物も多くライティング力も必要みたいですね。
その仕事についての職務内容
子供が遊んでいる時は目を離さず観察しておく必要があるようです。ご飯を提供する時は国際的に豊かな土地柄もありそれぞれ食べれる物が違うので、どの子供が何を食べるのかしっかり把握する必要があるようですね。
保護者との連絡はアプリを使い日中の様子を写真に撮り、短い文章を添えて保護者にお知らせしていたようです。
その仕事に関して向いている人、向いていない人
子供が大好きなことはもちろん、イライラしない気が長い人に向いているかもしれませんね。州の法律で一日最低2時間の外遊びが義務づけられているので、体を動かすのが好きな人にもおすすめです。
保育士は女性が大半なのでそれぞれのやり方でぶつかることもあり、人間関係に悩まされることもあるようですね。
その仕事についての面接対策
自分自身の性格や今までの経験、これからの目標などを質問されたようです。職場ではスタッフ同士チームワークを上手よく働く必要があるようなのでチームワークについての考え方も聞かれたようですね。
さらに子供同士で何か問題を起こした時にどういった対処方法をするのか具体的な例を用いての質問もあったようです。
その3、カナダでの勤務経験ケアエイド(ナーシングホーム)・有給インターン
その仕事についての賃金と英語力
時給は$15.5で3ヶ月ごとの皆勤賞で$100のギフト券が貰えたようです。
スタッフの英語力はさまざまでIELTSバンド5の英語力でも採用されている人もおり、正確な英語が使えるかよりも適切にコミュニケーションがとれるかが求められていたようです。電子カルテの入力もあるのでライティングも必要だそうです。
その仕事についての職務内容
入居者への食事介助、ハウスキーピングや日替わりでアクティビティがあり、必要に応じて入居者が楽しめるよう介助をしていたようです。
マネージャーから許可が降りトレーニングをおこなったケアエイドのみ入居者への投薬を担当でき看護師経験があったので就職後2週間でトレーニングを受けその業務を担当したそうです。
その仕事に関して向いている人、向いていない人
医療や介護経験のない人でも挑戦できるようですが、人のお世話をする仕事なので細部まで気を配れる能力や他者とのコミュニケーション能力に問題ない人が向いているようです。
しかし救急車を呼ばないといけない場面や入居者の体調が悪い時の対応もあり臨機応変に動く必要があるので苦手な人は向いていないかもしれませんね。
その仕事についての面接対策
今までにどのような患者さんを担当してきたのか、どんなケアを提供してきたのかなど、これまでの経験ついて答える内容が多かったようです。
これまでの勤務経験で同僚や患者さんと対立するような場面があったのかも質問されたようです。もしそのような経験があればどのように対処したのか伝えられるといいかもしれませんね。
その4、カナダの看護師免許と日本の看護師の免許は何が違う/同じ?資格保有者に聞いてみた結果
似ている点
カナダと日本ともに4年間の大学での学習と試験合格により看護資格を取得できます。日本は最短3年で免許を取得できますがカナダでは4年間の通学が必要です。
病院では2交代か3交代のシフトが一般的で2交代では12時間毎に勤務交代があります。夜勤専従で働くことも可能です。
看護診断を用いた評価や記録方法も似ており、新人看護師はカナダでも8週間のプリセプターシップ制度での教育を受けますがその間のシフトはプリセプターと全て同じになり丁寧な指導が行われます。
看護師の免許も正看護師、准看護師、専門/認定看護師などに分かれていますがカナダの正看護師は保健師の分野も含みます。助産師は別の教育課程を受ける必要があります。
異なる点
日本では看護師免許を取得すれば一生有効ですが、カナダでは毎年免許を更新する必要があり、5年以内に一定の実務経験がなければ再教育プログラムを受講する必要があります。
そしてカナダの病院勤務の看護師は医師に代わり必要な薬剤のオーダーができます、そのため学生の頃から採血データや患者情報から患者に必要な薬剤を提案するように教育を受けています。
給料は基本的に時給制で、特に人手不足地域では時給が上昇します。残業をした場合は時給の2倍を払わないといけないので終業時間とともに帰宅できサービス残業はありません。
患者さんは多国籍文化の背景を持っている為食事の自由度も高く治療に影響しなければ好きな食事が許容されます。
日本で看護師の免許を持っている者からの視点での感想
日本の看護師免許は一度取得すれば更新の必要がないので毎年更新が必要なカナダは少し面倒ですが、子育てや転職などで長期間看護職から離れていた人のフォローアップ制度が整っているので、潜在看護師の割合が低くなるかもしれないですね。
日本では前残業も含めサービス残業がありますが、定時帰宅が根付いているカナダはとても働きやすく、もし残業する場合は手当がしっかりしているので残業へのストレスが軽減されるかもしれません。
薬剤を医師の代わりにオーダーできる制度は円滑な業務を行うために必要かもしれませんが、日本での看護師経験がある人からすればかなり責任のある役割で慣れるまではとても大変な業務になるのかもしれませんね。
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