カナダでの長期の就職を考えている方々に知ってほしい事があります。日本でも色々な福利厚生があると思いますが、カナダでももちろん同じような事があります。
この記事を読んでいただくと、カナダではEMPOLYEE”S BENEFITと呼ばれる日本の福利厚生にあたるものにどのような物があるのかを理解できます。
仕事を探すにあたり、1つの基準に含めていただけるといいと思います。あくまでもわたし個人の経験から記事を書いていますので、参考程度に読んでください。
有給休暇
日本にも法律で決まっているこの有給休暇ですが、もちろんカナダでも有給化は法律化されています(ただし、州によって条件が微妙に違う可能性があります)。
カナダのオンタリオ州では少なくても1年間働いた暁には2週間(10日間の有給休暇)の休みが付きます。
ただし、この有給休暇ですがあなたのスキルレベルによっては交渉可能です。日本では賃金の交渉などはあまり聞かないですよね?
ですが、カナダでは会社とあなたが賃金などの交渉をするという事は基本的な事です。また管理職なってくると有給休暇も含めて交渉できるケースがあるようです。
カナダの有給休暇は法律によって決まっています、詳しくは下記に。
健康保険
日本では基本的に国民皆保険がありますので、それほど重要ではないかもしれません。
しかしカナダではかなり重要です。
何故かというと、カナダでは病気や症状によって保険が適用されないケースが多々あります。
また薬は病によりますが、大概のケースでほぼ100%(一部除く)自己負担です。これは日本の国民皆保険とは大きく違うところですね。
ですので、日本とは違いすべての病気が国の負担【1割ー3割の個人負担】という事ではないという事です。ここは理解しておきましょう。
歯医者(デンタル)
日本の国民皆保険ではもちろん、国保の対象の歯医者ですがカナダでは対象にはなっていません。
そのために、自費で歯医者に行くと歯を綺麗にするだけで$200近くかかったりします。
これが、民間の保険を使えれば虫歯などや親知らずの抜歯($2000までとか、限度があることが多いです)などにも適用可能なケースが多いです。(そのために無料)
また保険のレベルによっては歯の矯正も一部は補填してくれるケースがあるようです。ですので、良く調べてみましょう。
パーソナルデェイズ(病欠など)
カナダのオンタリオでは病欠(短期)に使える無給/有給(使えるものを)をパーソナルデェィズといいます。なんか、ロックバンドみたいな名前ですね。
このパーソナルデェィズですが、実は会社によって、どれくらいの期間が有給か?無給か?と言うのが違ってきます。これは、会社の規模にもよって法律が異なるからです。
ですので、パーソナルデェイズが最低10日間(無給/有給を含む)は法律で決まっていますが、その比率がどのくらいなのか?という事は会社によって違うので良く調べてみてください。
ディスアビリティ
会社で働いていると、短期の病気/怪我になったりするという事があると思います。
たとえば、骨を折ったとか、手術が必要な局面に遭遇したとかのケースですね。このような場合には以下のケースになります。
短期療養【3か月間程度】
短期で休養が必要なケースです。このケースではたしか国の病欠給付も対象だったともいますが、会社によっては民間の保険に加入しているケースもあります。
その場合には国が管理している物よりもベネフィットがいいようです。
長期療養
また、一部の従業員は不慮の事故などで目が見えなくなったとか体が不自由になったなどのケースには長期の保険があります。
これは保険の内容にもよりますが、わたしの過去の会社ではその当時の給料の50%が生涯にわたり払われるというものでした。
ビジョンケア(眼科)
はい、日本でも眼科と言えば当然、保険の対象ですよね?カナダではほとんどのケースで違います。実費です、ですので民間の会社の保険を使うことが多いですね。
一般的な保険では、眼科の検査が2年間に一回くらいで、眼鏡がその保険で作れたりしますね。またコンタクトレンズも対象だったりします。ぜひ調べてみてください。
RRSPマッチ(カナダ版の国民年金)
カナダの年金システムは、国民年金のようなものがあり、その上にRRSP(レジスター・リタイヤメント・セービング・プラン)というものです。
この年金ですが、カナダだと個人で積み立てをするのが一般的です。毎月の給料から1%-2%くらい、投信などに投資をして将来に備えるというものなんです。
このRRSPマッチですが会社から従業員に数%程度ですが無料で投資するということがあります。
それがRRSPマッチというものです。(ただし、ほとんどのケースで5%までとか、3%までとか決まっています)
教育推進プログラム
職業によっては資格が必要な物がありますが、それの年会費などはもちろん無料ではないです。
その費用などを会社が払うかどうか?という事は決まっていません。
そのために、国の資格がかならず必要な職業でもない職種にもこのようなプログラムを適用する会社があります。中には大学院などの高額な学費を受け持つ会社もあると聞きます、素晴らしいですね。
ちなみにカナダではカレッジ留学がおススメその理由とは?
ストック・オプション
わたし個人が勤務している物流の会社などでは一般的ではありませんが、カナダでも数少ない会社では扱っているようです。
これは給料の代わりにその会社の株式の一部を付与するというものです。
IT関係や、金融業には割と多い選択肢だと言いますね。わたし個人の業種で見つけたのは1社(アメリカを代表する物流会社)だけSTOCK OPTIONの選択肢がありました。
あるとうれしい系
カジュアルドレス
一般的なオフィスの会社などはワイシャツなどの使用を条件にしていることが多いですが、物流の業界も近年ではカジュアル服での勤務が認めれてきました。(ただし、クライアントなどが訪問時にはフォーマルにする必要があります)
わたし個人はこのカジュアルがすごく好きです(楽ですよね?それよりもその響きがいいですね)。
フレックス時間
まだ、物流業界には一般的ではないですが、あなたが働く時間をあなたが決められるシステムです。これ業界によると思いますが、あればうれしいですね。
ヘルスケア(その他)
必要な保険などの他にも、マッサージやカイロプラティカルやジムのプライベート授業などにも保険が適用できる場合があります。
もちろん、これらでは使える費用が決まっているのですが会社によって年間に$500とか$1000とかいろいろありますね。
オン・サイトパーキング(駐車場)
広大な土地があるカナダではあまり意味がないかもしれませんが、会社が駅の近くですと駐車場が有料だという事が多いです。そのようなケースにはあるとうれしいですね。
福利厚生と給料で考えること←おすすめ
とここまで書いてきましたが、みなさんが就職するときに考慮してほしい事と言えば福利厚生と給料ならに労働環境ですね。”例えば給料が同じでも”リモートワークと現地で働くケースでは” 労働時間が全くことなりますよね?
リモートワークのケースでは、職場に行く必要はありません。と言うことは通勤時間が0ですよね?←と言うことはガソリン代や、車の保険の代金などが節約できます。このような利点や欠点も考慮して仕事を探すといいと思います。
まとめ
と言った感じでカナダの福利厚生であるベネフィットを解説してきました。必要性が高い、保険などからフレックスなどのあるとうれしいものまでやってきました。ぜひ参考にしてください。
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