カナダにワーキングホリデーで来たけど、ビザの残りがなくなった。
もっとカナダにいたいけど、現在ではカレッジに行くほど資金もないし2ndビザの抽選にも外れて泣く泣く日本に帰ります、という方も割と多いのではないでしょうか?
事実、いまのカナダの現状では1個人の努力で就労ビザ(正規留学などは除く)は取得できません。働く会社のビザのサポートやカナダ政府の許可が必要不可欠になります。
このように難易度は高めでかなりの少数派ですが、雇用者から就労ビザが出るケースがあります。この場合にはJOB TITTLEによってはそのまま永住権の申請ができたケースもありました。
この記事ではワーキングホリデーから就労ビザをGETできた人たちと、そうではなかった人達とでは何が違ったのか?と言う事を経営者(サービス、飲食、製造)の観点から勉強できます。
日本のわび錆を理解している事
経営者の3人中の2人の方が、日系の会社のために日本の“わび錆”を理解している事という条件を出してきました。(従業員に日本人が多い、お客さんのほとんどが日本人)
正直な話、わたし個人はカナダに15年もいるのでこの辺は一般の日本人の方と比べれば弱い部分です。(なんとなく言っている事はわかりますが…)
この事が何を意味しているのかという事は深く追求しなくても仕事に必要なスキルだという事は理解できます。
実際に、カナダの日系の会社ではカナダ国内での就労経験よりも日本で就労経験をより重視する会社もあります。(会社によりけりですが..)
ある程度 仕事ができる事
今回、話を聞いた3人中3人の方が仕事ができるという事を条件に挙げています。
ただし、一般的なレベルであれば抜群にパフォーマンスがいいというレベルである必要はないと言います。
準管理職レベルで会社に貢献できる
会社から就労ビザをもらった方々ですが、3人ともすべて肩書は係長とか課長くらいの中間管理職の扱いで、就労ビザをサポートされています。(でも、書類上の正式な肩書は管理職ではないケースがかなりあるようです(汗))
まぁ、単純にいうと“我々で就労ビザを出してあげるのだから、肩書はまだしも、仕事は管理職と同じような事はしてねという事みたいなんですね”
ワーホリなどで、サポートされる会社に一定期間は働いている
3つの会社のすべての経営者が、ワーキングホリデービザなどで事前に彼らの会社で一定期間 程度は働いてないと就労ビザを出すことはないという事で一致しています。
これにはもちろん、仕事のパフォーマンスなども含む本人の人間性などを確認するための期間という事みたいですね。
サービス残業に耐性がある(日本スタイル)
日本人方ならこれは問題ないと言ってしまうと失礼になるかもしれませんが、ある程度の残業にブーブー言っているようでは難しいという事を言っておりました。
基本的には就労ビザを出すという事は他の短期の就労ビザの人とは違うのだから、そこのところは“よろしくお願いいたしますね”という事だよね?キミも日本人なんだからわかるでしょ?
と言っておられました。もちろん、経営者の方々が言っている事はわかります。(個人的には少し怖かったですね)
給料でお互いが妥協できる(会社と従業員)
ここの部分は少しぼやかさないといけないのですが、ぶっちゃけるともらわないといけない給料が少ないという事があります。色々な小技を使うようですよ。
サービス残業が多いとか、チップで調整するとか、中には賃金が正式な書類よりすくないとかまた最悪なケースでは実質で●低賃金を下回るケースもありました。やはり、簡単ではないですね。
ですが、忘れてほしくないのは永住権を申請できるチャンスがあるのならまったく意味がないという事ではありません。
少なくても、2020年のカナダでは他のメジャーな方法として学校(その後に就労ビザGET)に行ったり、結婚したりしないと永住権は取得できません。(出会いがよいという運の要素は必要になってきます)
運がいい事
これを言ってしまうと元も子もなくなるという感じがしますが、よく聞く話でちょうどいいタイミングで管理職などに空きが出て、就労ビザが下りたというケースがありました。
また翌年にカナダのほかの都市に新しいオフィスを出す予定で適任者を探していた、など運がいい事が必要条件になる事は否めないケースがあるようです。
実は就労ビザが出やすい業種はある程度 決まっているようです。まず、飲食は聞いている話だと出やすいようです。
またアパレルなどは就労ビザが出たという話を聞いたことがありません。(わかりません、わたし個人が知らないだけかもしれません)
逆に運が悪く新型コロナの影響で出るはずの就労ビザが出なくなった人もいました。こればっかりは本当に運という事になります。
もう!運には頼れない!そんな人にお勧めの方法は?ズバリ!カレッジ留学です。
英語力が高い
いくら日系の会社だからと言っても、英語を全く使わない仕事なんてカナダには存在しません。ですので、英語力が高いという事は仕事ができるという事の必須の条件になるようです。
部下が日本人以外というケースもあるようですので、そのような場合にはやはりある程度の英語力は中間管理職として必要という事になるようですね
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永住権を取る予定で数年間は働いてくれる予定の方
一部の経営者の方は永住権を取得後予定の方に限定するという方もいました。確かにこれならば長期の投資として従業員にお金をかけるという事は理にかなったことだと思いました。
ワークパミットの仕事で永住権を申請できる?
2023年にこの記事に追記で書いていますが、いくつかの会社は永住権を申請できることを餌にワーホリなどの短期の就労者を酷い環境(過度の残業)で就労させて”結局ワークパミットなどは出さないなという悪質なケースも目立っていますのでお気を付けください。
そもそも、”就労ビザで1年間働けば”永住権を申請できるわけではありません(一部:無条件で申請できるプログラムもありますが、ほんの一部です)”ので気を付けてください
まとめ
今回はカナダで実際に会社を運営している経営者や管理職の方々に話を聞きました。
その結果、高い英語力やわび錆を理解している事、準管理職の素質があるという項目などがあると言う事がわかりました。
Mariana AnatoneagによるPixabayからの画像
mohamed HassanによるPixabayからの画像
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