日本でも就労は外国人の場合には許可がないとできませんよね?これはカナダでも同じなのですが、どのような就労ビザがあるのか知っていますか?
実は就労ビザと言っても単純に1種類というわけでもないのです。そしてここで解説すべきはそれらの違いです。
この記事を通して、ワーキングホリデーなどで就労をする人にはカナダ政府から与えられた条件など再認識していただいて有意義にその就労ビザを使ってほしいです。
**2020年の5月現在ではCOVID-19の影響で多少異なります。**
学生就労ビザ
いま現在ではカナダで勉強する学生には公的に働く権利があるのですが、これには条件があります。具体的にカナダ政府が指定する公立の教育機関で正式(フルタイム)に勉強している事です。
(ただし、民間の語学学校のクラスは入らないがカレッジや大学の英語のクラスは適用)6か月間以上のプログラムである事)
ON-CAMPUS 就労ビザ:あなたが勉強している学校の建物の中にある仕事はSTUDYPERMITとSINがあればすることができます。週20時間まで(夏休みなどは除く)
OFF-CAMPUS 就労ビザ:上と同じ条件で基本的にはFULLTIMEの勉強をしている生徒さんだけです。また就労ビザは基本的にはいりませんが、学生という事でかなりしっかりした条件が付いています。
就労ビザ(一般)
ここ数年で就労ビザを取るのはかなり難しくなっています。基本的に一般の就労ビザは2種類あります。
(1)Employer-specific work permit
働ける雇用主が決まっている
働ける時間が決まっている
働ける住所が決まっている
(2)OPEN WORK PERMIT
どのような雇用主の下でも働ける
条件を比べてみると、どう考えても(1)の特定の雇用主の下でしか働けない就労ビザを申請する人が大多数だと思います。これもカナダの経済状況によって難易度が異なるように思います。
また雇用主が違反をすると下記に表示されるようになっており日系らしき会社の名前もあります。カナダ政府は本気ですね
どうやらカナダ政府は本気で取り締まっています。正直な話、数年前はこのくらい厳しかった記憶がありません...最近のカナダの経済状況も影響しているようです。
カナダの経営者は外国人を雇うには基本的にLMIAというプロセスを通さないといけません。
カナダ政府は市民権か永住権をもつカナダに住んでいる者に優先して仕事を与えたい思っています。
結果的にあなたの働きたい職種で雇用者が働きたいカナダ人や永住権所持者が見つけられないという事を証明できないと就労ビザがおりにくくなっているのです。
このプロセスですが時間もお金もかかると言われており大部分の雇用主がこれを出すのは否定的だと言われています。
ですので、ワーキングホリデーや短大などを卒業したあとの就労ビザで働くのが最近では確実性が高いと思われます。
わたし個人も3年間の就労ビザを大学の卒業後に取得してその後に移民申請をしました。
ワーキングホリデービザ
とりあえず、あなたが今現在で30歳以下であればこの就労ビザを申請する事おすすめします。何故なら一般の就労ビザよりもかなり簡単だからです。
このビザはカナダでは一生に一回だけ使えるビザになります。また1年間限定の就労ビザです(ただし、国によって期間や年齢が多少異なります)。
このワーホリビザですが他の就労ビザに比べるとかなり優遇されており雇用主を特定されないOPENでありしかもこのビザは半年までなら学校に行く事もできます。
海外に出ても帰国後に期間内なら問題なく働けるビザです。
取得することはそれほど難しくないのですが、プロセスが多少ですが複雑です。
まず、オンラインで一個人のファイルを作ることからはじめて、手数料を払いながら必要な書類をカナダ政府に送っていくのですが、近年は指紋認証など少しですが複雑になってきています。
このプロセスですが、そのうち詳しく書かせていただきたいと思います。
英語圏での仕事の記事はこちら
ポストグラデュエートワークパミット(卒業後ビザ)
一般的にワーホリなどでカナダが好きなり、一生いたいと考えたときにおすすめの就労ビザはこの就労ビザになります。
なんとMAXで3年間もらえるもので、永住権を申請するに一番しやすい就労ビザと言っても過言ではないと思います。
カナダ国内で学歴があるために仕事も見つけやすく、永住権も申請しやすい数年間もすでにカナダに滞在している事などが要因だと思います。
わたし個人もこの就労ビザから永住権を申請しました、永住権の申請はかなりタフですので、その記事も需要があれば詳しくやりたいと思っています。
この卒業後の就労ビザですがカナダ政府もこのビザからの永住権の申請を奨励しているようで、下記のウェブサイトに行くと永住権の申請の仕方というページに行けます。
ただし、このビザは人生で一回しか申請できません、つまり三年間の間に永住権を申請しない/できないとなるとそこでこのビザでの申請はできなくなります。
COOP就労ビザ
このCO-UP就労ビザですが、就労経験がプログラムの中に組み込まれているものが対象になります。
ただし、この就労はプログラム上はカリキュラムの一部であるので、仕事も勉強しているプログラムに関係があるものしかできないことになっています。
また州によって支払われる給料などに違いがあるりますので気を付けてください。
近年ではオンラインで申請することが可能になっています。
コーマンロー就労
これはあまり知られていないかもしれませんが、もしあなたがカナダの公立で勉強した場合にはあなたの配偶者にも就労ビザがでます。(OPEN)しかも、この場合にはどこでも働けるビザです。
ただし、配偶者と認められるまでにはいくつか条件があって
(1)同じ住所に住んでいる
(2)同じ銀行の口座を使っている
などなどの条件がありますので気を付けてください。またこのビザが出るまでには数カ月間ていどはかかると言われています。
まとめ
カナダで働くビザには色々なものがあるという事が分かっていただけたと思います。
一般的な就労ビザの取得は難しい事、ワーキングホリデーや卒業後就労ビザなどは一生に一回しか発行されないようになっている事。
また学生でも条件によっては働く事が可能である事も説明しました。この記事が皆さんのためになればと思います。
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