みなさん、突然ですが有給休暇は好きですか?ほとんどの方がYES of course!と答えるのではないでしょうか?
それはそうですよね、だって働かなくても給料がもらえる訳ですからね。しかし、この休暇にも当然、オンタリオ州の法律(動労基準法)が適用されます。
今回は、オンタリオ州で働いているけど(働く予定だけど)休暇の法律についてよくわからないというあなたに向けた記事です。是非参考にしてください。
休暇についての給料は休暇分とバケーションペイの2つに分かれている
休暇について
まず、オンタリオ州の法律ではあなたが仕事を休める休暇(有給休暇)と、バケーションペイに(休暇用の給料)に別れています。はい、正規雇用であれば365日経過後に2つともらえます。
しかし、雇用形態によっては一部のみをもらえるにとどまります。例えばオンタリオ州では会社によってフルタイムの勤務時間がことなります。
ちなみにわたしの業界だと35時間から40時間が多いですね。
また、有給の休暇はあなたが同じ会社にどのくらい継続して働いたのか?と言うことで年間で有給の休暇の日数が異なります。詳しくは下記です。
有給休暇について
(1) 2年目から5年間までの就労は1年につき2週間の有給休暇がもえらる。
(2) 5年間以上勤務のケースでは3週間の有給休暇
(3) *また10年以上になると4週間の休暇がもらえる事もあります。
*すべてのケースではありません(*会社による)が基本的には有給休暇に該当します。
パートタイムのケースだと、日数は減るもののそれでも365日間の就労を完了した場合には該当するとされています。
例えば、あなたが週1でしか働いていなかった場合でも1年間継続して勤務すれば有給の休暇を取得することが可能になります。
ワーキングホリデーも可能?
では、ワーキングホリデーの方も該当する方も多いのでは?と言うことになると実はこれは日数が足りないケースがほとんどです。
なぜなら、ワーキングホリデーのビザは短期の就労ビザで最大で1年間です。365日間を働くのは難しいんですね。
ですが、何かのケースでワーキングホリデー+就労ビザの場合には当然、該当します。
一般のルール(休暇の件に限らず)が適用されない職種がある
通常の仕事なら、上記に記したオンタリオ州の労働基準法が適用されるのですが、これはすべての職種で該当するわけではありません。
医療従事者系の仕事
例えば、看護系の仕事ですね。この仕事の場合にはすべての人が休みだと行って休んでしますと病院などが回らなくなってしまいます。
例えば、緊急時にはオンタリオ州が考える最大の残業時間8日間で48時間以上を超えて就労することが可能になっています。
近年でこれが適用されたのが、新型コロナの件ですね。医療従事者が極めて足りなくなった時期だったそうです。
観光業
他にも観光業ですね。この職種と言えばカナダに限らず日本でも祝日や連休などがかき入れ時です。
そのために、一般の労働基準法を適用させるとこの業界ではうまく回せません。そのために、祝日の定義に色々と変更があるようです。
運送業
他にも運送業ですね、この仕事も“俺は休みたいときに休むぞ!”となると医療品など本当に必要な物を運ぶことができなくなってしまいます。こうなれば、大きな問題ですよね?
そのために、クロスカントリードライバーと言われる、国境をまたぐ運転手に対して法律が一般の物と異なるようです。
バケーションペイについて
有給の休暇ですから、一般的な給料はもらえるわけです、これに加えて休暇用に使うお金ももらえるのがオンタリオ州になります。
これが、あなたがもらう賃金の4%となっていますから年間に5万ドルの給料の場合には$2000になります。そこそこの額ですね。
またこの額も会社によって異なります。あなたが何年くらい勤務しているのか?などでどうやらカナダのどこの州で働いているのか?にも関係するようです。
4%は最低ラインでここを下回ると違法になります。(一部例外あり)
その他の休暇(一部を紹介します)
パーソナルデイズ(有給病欠)
こちらはカナダ版の有給病欠と言ってもいいと思います。また正式には最低日数が決まっていないためにこちらは本当に会社次第と言うことになります。
下記によると、2日間は有給病欠休暇になるようです。また、他の8日間も無休であれば問題なく使えます。
そのために10日間のうちの2日間は有給で他は無休が最低ラインになると思われます。
ちなみにわたし個人の今の会社は4日間でその前の会社が9日間でした、本当に会社によって日数が違います。
ここでは単純に2日間だけの有給ですが、実は何によって休暇を申請するのか?によってさらに有給の休暇が増える可能性があります。
新型コロナの有給休暇
新型コロナの有給休暇になり、証明ができると有給休暇(こちらは国が支払いをすることになっていたと思います)になります。
ただし、こちらの休暇はすでに2022年の7月で撤廃になっていまので、あらかじめご了承ください。
産休(父・母ともに)
英語だと、Maternity leaveと言いますね、カナダでは父親が産休に入ることも可能です。また英語でpaternity leave eと言います。
下記から引用しますと、最長で17週間の有給休暇を取得することが可能です。また、その間の給料については普段働いている給料の50%(最低)ていどを受け取ることができるようです。
オンタリオ州の法律で最低でも
無給だが休暇はもらるもの
忌引休暇 bereavement leave
こちらはあまり起こってほしくない休暇ですが、日本で言う忌引休暇となります。またこの休暇にはこの休暇を適用できる定義が会社ごとに決まっているケースが多いです。
例えば、あなたの3等親までは該当するとなるとあなたの両親どちらかの不幸には該当することになります。また、無給というのは法律で定められている物で会社によっては有給になります。
審判休暇 adjudication leave
日本でも裁判員制度がありますよね?これはカナダでもあるんですね、しかしここでは法律的には無給になります。
**ただし、これには一個人の裁判などのケースでも該当します。XXXを訴えた、訴えられたケースです。
また、どうやら交通違反での裁判所の出頭(オンタリオ州ではあるあるです)なども含まれるようです。
まとめ
と言うことで今回は休暇について焦点を当ててきましたね、有給休暇の詳細から始まって病欠休暇やたの無給の休暇も説明してきました。
**あくまでもこれらは最低ラインであり、これ以上の日数になることは多々ありますので、ご了承ください。**
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